杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

橋渡し

2012年05月04日 | 日記
ある男が合コンをセッティングした。

初めは、良き男と良か女を見合わせる
筈だったのだが、

女が1対1では恥ずかしいと言うので
急遽、4人の男女で合コンと相成った。

この時代に、
何んと、しおらしくて慎ましやかな
女の子がいるものだ。

男は、其のことに感動して、人を見る目
の高き事を噛み締めて、自画自賛していた。

男には苦い経験があった、
出いりしている場所に感じの良い事務員
がいた、

頼まれている縁談話が有ったものだから、
経営者の親族に打ち明けて協力を仰いだ、

相手の女性には、
それとなく身近な話題から話しかけて、
少しでも情報を得ようと考えたからである。
ところが男の思惑と別の展開になって行く、

相手の女性が、嫌なおじさん、もしかして
セクハラと警戒しだしたのである、
当然彼女への良縁の紹介は止めることにした。

それ以降、女の子に接する時は必要以上に
気を配るようになったのである。

そんな経緯があったものだから、
男女の縁結びは、しばし休憩としていたが、
生来の世話好きが頭をもたげて来た。

何時出向いても、感じの良い笑顔を見せて
くれる娘がいた、
片方、出会う度に年寄りに優しく声をかけて
くれる青年がいた、
男の、年寄りの、義侠心が首をもたげて来た。

そして、ふたりの橋渡しを思いついて、
まず、お茶会をして、ふたりに感じるものが
あれば、その時はそっと眺めておこうと思った。

そう云う事なのである・・・?
しかし、彼女は2人きりでは恥ずかしいと言う、
今の世に、微笑ましい愛の形ではないか。

公私共に多忙、それなのに貧乏人の男には、
人に見えないボランティアの奉仕作業があった。
若かりし頃の罪滅ぼしと社会への恩返しである。

いいって事よ! 彼独特の言い回しで謙遜する、
ひとりでも多くの人が幸せ行きの切符を手にして
欲しい、自分の事は後回し、それが彼の信念。

あの世とやらで、現世の分を取り戻しますから、
どうぞ皆さん、お先にどうぞ ・・・!
こんな男が1人ぐらい居ても良いんじゃないの。

世知辛い世の中に、一服のタバコを吸いながら
涼を取る男 ・・・ 風流だね !

笑顔の広がる人の世で有りますように !
亡き人に、幸せだよと伝えたい !?

人間とは、善と悪を併せ持った生き物、
神様以外に仲裁役のいない不幸。
人間の不幸は、歴史に学ぶ事を知らない事。

あの坂本龍馬は、神様から、この世に送られた
仲裁役だったような気がしてならない。

一段落したら、土佐の高知へ行こうかな。 ・・・。。。

                            合掌





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