Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

名鉄旧美濃駅へ行ってみた。

2005-03-26 22:42:29 | 鉄道(岐阜の路面電車と周辺情報)
今日、新車が来た。
いまどき珍しくも何ともないカーナビもようやく装備した。
恥ずかしながらカーナビを今の今まで触ったことがなかったので、どれだけの精度を持っているか確かめたくなって早速新車を駆って美濃市へ行くことにした。

カーナビの精度は素晴らしく、道に迷うことなく関市へ入った。
まさに「カーナビ様」である。その有難味に拝みそうになる。
美濃町線を横切って更に車を走らせると、見覚えのある「下有知」とか「松森」といった地名を見て、6年前の1999年3月に廃止された新関・美濃間の廃線跡が近くにあるのだなぁと思う。あれからまだ6年しか経過していない筈だが、何だか10年以上昔の出来事のような気がした。
電車を待つ時間が惜しくて歩道を歩いたことを思い出す。

目的地である名鉄旧美濃駅に着いた。
廃止されてから一度来た筈だが、いつ来たか思い出せない。
駅舎自体はよく手入れされており、現役時代を彷彿とさせる。
ホームに留置されている601と512の2両も保存状態は良い。
しかしながら、車内の座席が撤去されている点は惜しい。601には何処から持ってきたかわからないリクライニングシートが数脚設置されていた。
ホームは途中で切断され、かつての駅事務室はチョロQの専門店になっていた。そんな所に時間の流れを見る。
改札口から関方面を見ると、かつて線路があった構内は空き地になっていた。

名鉄旧美濃駅を出て、少し歩けば長良川鉄道美濃市駅に着く。
そこで美濃市・名鉄新関間の連絡乗車券を一枚買う。
連絡乗車券を買えるのも今日を含めて6日間しかない。

一応目的は達したので、ハンドルを握って帰路につく。
名鉄旧美濃駅のスペースはまだ余裕がある。
そこに行き先が決まっていない570形、590形及び870形を保存できればいいなと思いながら。

570形が美濃町線を走ったのは自分が生まれる前だから覚えている訳がない。
それでも、この3形式が美濃町線を走った事は事実だ。
駅舎も現役時代の姿を止めているし、車両の保存も行き届いている。おまけに車両を保存する空間もある。これだけの好条件を備えているだけに、旧美濃駅構内を空き地のまま放置しておく手はない。
ここに岐阜を走った路面電車の保存施設でも出来ると、とても楽しいのだが・・・。
今の段階では夢想の域を出るものではないけれど。

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