Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

手ぶらで帰れる古書即売会はやっぱり楽。

2006-01-23 07:25:32 | 古書
昨年に引き続き、丸善名古屋栄店で「丙戌 新春丸善特選古書フェア」が19日から25日までの日程で始まった。

送られてきた目録に目は通したものの、良さそうな本は見つからなかった。
このため、今回は会場での本探しがメイン。

いつもの名古屋古書会館と違い、気軽に行けるのは有り難い。
BGMも流れず、静かな4階ギャラリーが会場となっている。

会場に着くと、いつもの習慣でぐるっと一周する。
結構面白い本が見つかるが、えてしてそういった本はこちらの予算と釣り合わない。
眺めるだけで我慢する。
名古屋港水族館10周年記念誌「名古屋港水族館のあゆみ」などは面白かったのだが。

その中に「名古屋市電整備史」や「桃花台線建設誌」が出ていたが、前者は二万円近く、後者は一万五千円近くの値がついていた。
前者の相場はこんな物かと思わなくもないが、後者の上がり様に驚いた。
自分が買った10年以上前の値段は桁一つ違っていたので。

今回手にしたのは「立山黒部貫光二十年史」。
黒部ダム完成後、「立山黒部アルペンルート」が整備され、観光に供されるようになっているが、その途中の立山トンネルバス(現在はトロリーバス)、立山ロープウェイ及び黒部ケーブルカーを運行している会社の社史。
「黒部ダム」以降、観光ルートとしての整備がどのように進められたか関心があったので買うことにした。
値段も手頃だったこともあるが。

この他、古い「RAILFAN」が格安で多数出ていたので、面白そうな物を選んでレジへ。
丸善名古屋栄店の古書即売会で有り難いのは宅配便で送ってくれること。
持って帰れない量ではないが、一度「不精」を覚えるとやっぱり宅配便を頼んでしまう。

今回は珍しく期間中に二回ほど足を運んだが、「栄」という開催場所の良さが幸いしたのか結構な賑わっていた。
「年二回」という開催ペースが定着しそうで、個人的には嬉しかったりする。

そして、家へ帰れば阪神電気鉄道から「阪神電気鉄道百年史」が届いていた。
900ページを超える大作だけに、時間をかけてゆっくり読んでいこうと思っている。

(今回買った本)
「立山貫光二十年史」立山黒部貫光株式会社
「機関車の切手」荒井誠一 丸ノ内出版
「RAILFAN '80. 1」鉄道友の会
「同   '82.11」同
「同   '83.11」同
「同   '91.12臨時号」
「国産トラックの歴史」中沖満+GP企画センター グランプリ出版
「WRC スバルの戦い」飯島俊行 同上
「しんかいの奇妙ないきもの」 太田秀 株式会社G.B.

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「桃花台線建設誌」 (kyu3)
2006-01-30 04:08:08
こんにちは。



>「桃花台線建設誌」が出ていたが、・・・一万五千円近くの値がついていた。



「古本」とは言え、結構高い値段がつくものなんですね。



あと、こちらの記事に、2つのトラックバックを、させてもらいました。31日(火)には、終わってしまう、THE MALL 春日井の古本即売会の記事と、「桃花台線建設誌」の記事です。
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