Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

そこは戦場だった-鉄道忘れ物・部品即売会-

2004-11-07 19:24:42 | 鉄道(岐阜の路面電車と周辺情報)
名鉄市ノ坪駅構内で開催される鉄道部品と忘れ物の即売会へ行ってみる。
目当ては行先板。
通常の系統板1枚でも入手、あわよくばパノラマカー用の系統板と合わせて2種類は手に入れたいと思う。

JRのサボはちょくちょく買う機会に恵まれているが、地元名鉄はというと、なかなかその機会がない。そんな事もあってかねてから系統板が欲しいな、と思っていた。
去年日比谷公園で開催された「鉄道の日」イベントで通常の系統板を目にする機会があったが、1枚2万円以上と全く手が出る価格ではなかったため、あっさり退散した。それが唯一の機会だった。地元の即売会も開催されているが、日程が合わないといった理由でついぞ行くことがなかった。

あれから色々調べてみると、地元の即売会では東京よりは系統板が安く売られているという。
それに開催場所が市ノ坪。検車場が併設されている駅であり、車両の展示もある。それに来年3月の廃止は確実となっている。ここで行う最後の即売会でもあるため、今回は行くことにした。

で、当日。
8:30頃に市ノ坪に着いた。既に駅周辺には人があふれている。待合スペースに整理券発行用の名簿があったので名前を記入する。記入した時点で3桁を超えていたので、本当に買えるのかと不安になる。一時間半前にやってきて3桁だから、一体最初の人は何時に来たんだろう?

開場まで時間があるので、留置してある車両を撮って時間を潰す。
整理券の配布が9:00から始まる。係員の指示に従い列を作り、整理券を受け取る。
9:30から整理券配布者を対象に系統板等の内覧が始まる。中に入って見ると、あるわあるわ系統板が。値段が2000円~25000円と幅が大きいなと思う。安いのは割れていたり欠けていたりそれなりの状態だ。何とかこの中から買えないかなと思いつつ、ゆっくりと進む行列に従い、一周する。

内覧を終えて外へ出ると、タイガーロープの周りに人が集まっていた。今にもはちきれそうな勢いだ。

そして、開場時間の10時の時報が鳴り、会場と通路を仕切っていたタイガーロープが下ろされる。
その瞬間、一斉に人が駆け出す。まるで火砕流のような勢いだ。

押し合い引き合い人がひしめく。怒号が飛ばないのが不思議に思えてくる。そんな中でも何とか方向幕などを買って整理券の列へ戻る。
僅か30分足らずで凄い勢いで品物が売れていく。その様子を唖然と見ながら順番が回ってくるのを待つ。

果たして、順番はやってきた。まだ残っているのかなー、と一抹の不安を抱きながら系統板の販売会場へ入る。
600V区間の系統板は殆ど売れていた。残っているのは値段が合わず(2枚セットで3万円など)、とても手が出ない。1500V区間の方はまだ残っているので、いくらか選択の余地はありそうだ。
とはいえ、残っている系統板は僅かだ。
それでもこちらの目論み通り、通常の系統板とパノラマカー用の系統板それぞれ一枚ずつが買えたので意気揚々と販売会場を後にする。

グッズ類は買えたので、もうお腹一杯。
今度は留置されている車両を撮る。お目当ては白帯が入った606だ。
岐阜市内線の旧塗装に変更された593、606、514の三並び。豪華な並びを見ることが出来た。

買い物も写真撮影も済んだのでもう一度会場を回る。
チョロQ2種類を買えば2000系のカタログを付けるというので、手を伸ばしそうになったがチョロQに興味がないので見送った。その数分後完売していた。
時計を見ると、11時前。開場してから1時間も経っていないのに、めぼしいグッズ類が売れてしまっているように思えた。

午後のオークションまで会場に留まるつもりはないし、目的は達したので会場を後にする。
とにかく気力と体力を使い果たしたイベントだった。

<今日買ったグッズ類>
系統板(表 栄生、裏 豊明)7000円
系統板(表 須ヶ口 裏 新岐阜)5000円(パノラマカー用)
プレート(特急)1000円
方向幕1コマ(新岐阜駅前)500円
方向幕1コマ(津島経由新一宮)500円
鉄道マラソン看板 500円

こうやって見ると、板ばかり。どうりで帰りの荷物が嵩張った訳である。
まぁ板も方向幕も今後貴重になる駅名ばかりだから、満足すべき買い物だった。

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