大物買った後は、こんなもの。

先週末は二つの古書即売会が重なった。
一つは丸善栄店で開催されている「第52回丸善特選古書展示即売会」。
こちらは7月5日まで。
そして、もう一つは毎回おなじみ、名古屋古書会館で開催される「オールデイズクラブ」。
こちらは6月30日から昨日まで開催されていた。

今回は後者の方へ行くことにした。
今にも雨が降り出しそうな日曜日。
10時半ごろ、会場に着いた。
入り口の均一本コーナーに人影はない。
ざっと眺めてみても手を出しそうになる本もない。

何だか空しいものを抱えて二階の本会場へ。
こちらには数人の人が本選び中。
それでも二桁いたかどうか。
事前に送られた目録を見ても、手を出したい本はなし。
それでは会場を一巡してみるとどうだろう、前回
のような掘り出し物を見つけた・・・となれば話としてまとまりもいいが、現実は甘くない。
結局、二冊手にしただけだった。

帰り道、いつものように鶴舞の古書店を流す。
かつて「BOOK-INN」が入居していた店は改装を終えたのだろう、居酒屋になっていた。
通りかかったのは昼前。
もちろんシャッターは下りている。
下りているシャッターの再塗装はまだ終わっていないようで「BOOK-INN」の文字が半分残されているのが消えてしまった店の名残になっていた。

(即売会で買った本)
「日本海の商船　北前船とそのふる里」 北前船の里資料館
「ああ、人生グランド・ツーリング」 徳大寺有恒　二玄社

(古書店で買った本)
「『チビクロさんぽ』の出版は是か非か－心理学者・学生による電子討論の記録」 市川伸一編　北大路書房
「平成不況10年史」吉田和男 PHP新書
「最後のロシア皇帝」 植田　樹 ちくま新書
「間違いだらけのクルマ選び'96」徳大寺有恒 草思社
「間違いだらけのクルマ選び'98」同上
「Rail Magazine'85. 4」企画室ネコ
「Rail Magazine'85.12」同上

それにしても「間違いだらけのクルマ選び」シリーズが意外と集まらない。
集まるときは格安で入手できるのだが。
まだ80年代はおろか、90年代すら揃わない。
やはり「季節モノ」を集めるのは難しい。