Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

今年最後の古書即売会へ行く。

2006-12-23 21:01:21 | 古書
名古屋古書会館での古書即売会も金曜日から始まった「倉庫会」で今年はおしまい。
という訳で、名古屋での古書の買い納めを兼ねて相も変わらず名古屋古書会館へ足を運んでみた。

開催地に着いたのは午後1時過ぎ。
入り口の均一コーナーは相変わらず人が多い。
それに対して本会場の方は人が少ない・・・というのがいつものパターンだが、今回は「今年最後の即売会」というのが効いているのだろうか、10人以上の人が本探しに熱中していた。
自分もその中に入る。

中には「鉄道ピクトリアル」の増刊号を山と積み上げている所もあったが、全て入手済みなのでスルー。
宝の山なのだが、これに注目している人はあまりいなかった。
今回の即売会でPRの文句にもなっていた「剣道」の本だが、あまり気になる場所にはなかったように思う。
それよりも、入り口付近に設けられた特価本の方が気になって仕方がなかった。
結局古書6点と記念切符1点を手にして会場を出た。
今年最後の即売会に相応しい買い物だった。
その中でも「まちづくりの知恵と作法」は拾い物だった。

発行は1994年と10年以上も前だが、そこに踊る言葉が重い。
「ブルドーザーでコミュニティをこわした跡に巨大ビルを作ってもまちは元気にならない」、「地域文化を大事にしよう」、「路地、よこみちといった小さな空間を大事にしよう」等々。
こういったアプローチが不動産サイドからなされていた事に驚くと同時に、結構わかりやすい本なので楽しみながら勉強できるかもしれない。

会場を後にして古書店を流す。
今年はここのアーケード通りから二つの古書店が姿を消した。
もはや線としての「古書店街」は成立しなくなった点で今年は特記すべき年になったが、全く寂しい限りだ。

立ち寄った古書店の方では探していた「ニューモデル速報」の山を見つけて大歓喜。
買えるだけ買って帰路についた。

こうして名古屋古書会館での今年の即売会は全て終わった。
考えてみれば、ここで開催された即売会全てに顔を出したことになる。
「買う本がない、探している本が見つからない」などとブツブツ言いながらも、我ながらよくやったと思う。
来年は1月5日から7日までの「オールデイズクラブ」から古書即売会が始まる。
そこでどんな本を見つけ出すのか、楽しみだ。

(即売会で買った本)
「毎日グラフ 日本の鉄道 新幹線」毎日新聞社
「まちづくりの知恵と作法」三井不動産S&E研究所/北山想像研究所・編 日本経済新聞社
「船とワインと地中海と クイーン・エリザベス2世号乗船記」井上宗和 TBSブリタニカ
「ドキュメント死刑執行」村野薫 洋泉社
「読んで旅する世界の名建築」五十嵐太郎 光文社新書
「カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙」野本陽代、R.ウィリアムズ 岩波新書

(即売会で買った切符)
「東海道新幹線 開業20周年記念入場券」

(古書店で買った本)
「鉄道ピクトリアル 1956年10月号」鉄道図書刊行会
「セリカGT-FOURのすべて ニューモデル速報 第47弾」三栄書房
「新型MR2のすべて ニューモデル速報 第78弾」同上
「SERAのすべて ニューモデル速報 第82弾」同上
「アルシオーネSVXのすべて ニューモデル速報 第108弾」同上
「ユーノス800のすべて ニューモデル速報 第137弾」同上
「航空機名鑑 1939~45] KOEI
「航空情報別冊 グロリアス・ウイングス」酣燈社
「航空情報別冊 グロリアス・ウイングス2」酣燈社

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