Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

散歩がてら歩いていると・・・。

2007-05-04 19:40:27 | 古書
ゴールデンウィーク。
商売する側にとってはかきいれ時であるこの時期、古書の世界も例外ではない。
今日から三日間の日程で古書即売会「オールデイズクラブ」がいつも通り名古屋古書会館で開催される。
今回の即売会は目録が事前に送られてきたものの、今ひとつ食指が動かなかった。
同じ時期に京都で開催されている古書即売会に注文した結果の方が気になって仕方なかったというのもある。
結論から言えば探していた本を無事に入手することができたのだが。

それにしても、今日は暑い。
中央線の車窓から見える温度計を見ると28度を示していた。
午後一番で会場入り。
ゴールデンウィークということもあってか、初日にしては来場者は多いのだろう。
一階の均一コーナーは静かに本の選別に励む人の姿がいつもに増して多く見られた。
均一コーナーは後回しにして階段を上る。

二階の本会場は一階にも増して来場者は多かった。
ざっと数えてみると20人を超えていた。
やはりゴールデンウィーク半ばということで、手近な場所に来る人は多いようだ。
会場内を回る。
今回は「郷土史」がテーマということで、郷土史関係の史料・書籍が並ぶ。
幾つか気になる物もあったが残念ながら値段が予算と折り合わず断念。
結局、三冊手にして会場を後にした。

会場を出て空を見上げると、一面の青空。
散歩がてら名古屋駅まで歩いてみるか、と妙な気を起こす。
最近上前津の古書店に顔を出していないこともある。

で、いきなりショッキングな掲示を見てしまった。

地下鉄上前津駅近くの古書店「ブックウェーブ」が今月6日を最後に閉店するという。
閉店セールということで、今日から千円以上買い物をした場合は50%オフ。
開店した頃は結構利用していたが、最近はとんとご無沙汰していた。
久しぶりに来てみれば閉店告知。
何ともやるせない気持ちに襲われる。
最後の買い物、という訳で一冊購入して店を後にする。
鶴舞の方でドミノ倒し的に続いた古書店の閉店ラッシュ。
いよいよ上前津の方へ来たのかなとも思うが、今後が気になるところだ。

その後は大須商店街を抜けて名古屋駅まで歩いた。
寄り道をしていたため約二時間かかったが、いい運動になった。
たまにはこうした散歩がてらの古書店巡りも悪くない。
閉店告知さえなければ。

(古書即売会で買った本)
「どんな路線?なぜ生まれた?日本鉄道地図」インターナショナル・ワークス編・著 幻冬舎
「歴代首相の経済政策 全データ」草野厚 角川oneテーマ21
「図書館の歴史」寺田光孝・藤野幸雄共著 日外アソシエーツ

(古書店で買った本)
「関東のEL」岩堀春夫 ないねん出版
「列島縦断 毎日が乗り物酔い」杉崎行恭 小学館
「ほんまにオレはアホやろか」水木しげる 新潮社文庫
「われらをめぐる海」レイチェル・カースン著 日下実男訳 ハヤカワ文庫
「アタシはバイクで旅に出る」国井律子 えい文庫

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