森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

脳は成長しているようで成長していない場合もある

2009年02月13日 23時52分52秒 | 過去ログ
昨日は研究室の椅子に座る時間がなく、充実した日々というべきか、
そういう類の日をすごした。

昨日より、1部の学生に対して国家試験対策をはじめる。
大学に来て国家試験対策はしなかったのだが、
このご時勢、放置するのは教育的によくないと判断し、
はじめた。
時期が遅いとは思うが、
やらないよりやるほうがよいと判断した。

が、過剰に追い込むことは個人のレベルや個人のスタイルが違うために、
朝の9時から10時半まで限定とした。
そのそもの目標は、その後の昼間の時間を有効に使わすためと、
知能のピークを9時にむかえるという記憶の再生の戦略のためである。

高知時代の国家試験対策で使用したHD内の資料を根掘り葉掘り見て、
使用可能なものを抜粋している。
専門学校時代は毎週セミナーに入って、
さらにグループで競争させたり、
手をかえ、品をかえ、やった記憶がある。
もう6年も前のことである。
月日がたつのは早い。

9時からということは自分の出勤をその準備のために8時にしたため、
いつも10時~18時の勤務体系が8時となる。
夜は院生などでエンドレスになるが、
その分、朝を10時にしていたため、寒さを感じず通勤できていたが、
8時となると寒さを感じる。

昨日は10時過ぎまで国家試験対策を行い、
その後、冬木学園教育推進委員会の会議に出席する。
高等学校の校長、副校長などがみられ、
高大連携システムや、
付属幼稚園と高校、大学の教育連携をどのように進めるか、
今後のビジョンについて話し合う。
途中退席させていただき、
そのまま高濱君、川崎君の修士論文の審査へ。
副査の今北先生と口頭試問を行う。
緊張度がピークのようだが、良い経験だと思う。
臨床現場ではこのような緊張はないのかもしれない。

その後、10分の休みの間に、
身体には悪いがカップラーメンを口に流しこみ、
大学院の入学選抜判定会議に出席する。
本日、発表があったと思う。
おかげさまで、修士課程は定員が大いに満たされ、
私学大学院としては潤っていると思う。
次年度も私の研究室には修士の院生が12名入学する。
博士後期課程も新設し、こちらのほうは3月にもう一度後期試験がある。
来年度も大所帯の研究室になる。
できれば、同僚に指導を援助してもらいたいと次年度は思っている。
なぜなら、やはり視点が多いほうが物事をより論理的にみることができると、
この審査を通じて感じているからである。

判定会議を終え、そのまま会議をはしごするために、
他の会議室に向かい、理学療法学科会議に出席する。
次年度の体制の確認などがされた。

会議を終え、
研究室に戻り、3名の修士論文をもち、ゼミ室へ。
16時半より、大植君、そしてその後、藤本君の修士論文の審査が行われた。
副査の東山先生からのいくつかの質問に関しても、
ある程度的確に答えていたと思う。
その後、17時半以降に東山研究室の山陰さんの審査を行った。

この1日で5名の修士論文の審査を行い、結構に頭脳・精神が疲れた。

その後、少し気分転換で福本先生らと織賀に向かい、
ワインと焼酎をやる。
35度の焼酎が上手い。
フランスのカベルネ種よりもそう感じた。

本日は、ある程度二日酔いになりながらも、
8時に大学に向かい、
9時より国家試験セミナーを行う。
本日は義肢装具を主に問題を解いた。
PTBとKBMで意見がわかれ、
昔の記憶していた視覚イメージと今の参考書の視覚結果に不一致が生じた。

その後、学部生たちと研究の話などを行い、
チョコレートをいただき(礼)、
17時より信迫君の修士論文の審査、17時30分より中野君の審査に入った。
副査の庄本先生よりあたたかいお言葉をいただき、
本人たちもある程度満足したのではないだろうか。
僕からの指摘も含めて、
さらに完成度の高い論文へと進めてもらいたい。
国内だけでなく、国外への視野も向けてもらいたい。
日本から発信していくことが今後求められる。
いつまでも輸入に頼っていたら、
リハビリテーションの発展途上国になってしまう。


その後、中野奥さん・娘、信迫奥さんからもチョコレートをいただいた。
中野奥さん(ちよえちゃん)は昨年の学部ゼミ生。
卒業してもくれるとはうれしい限りである。

信迫ニセイはまん丸・真四角だった。
大きく育っている。
パパも真正面から臨床と研究に向き合っているよ。
二人ともよき父親として、よき臨床家、研究者として自分に対してマゾとなり進めてください。
二足のわらじならず、三足、四足であり、時間が崩壊するときもあると思うが、
その経験はきっと意味をもつ。
時間を作ることも能力。

我ながら、それは自分自身優れていると思う。
いつも「寝てないでしょう?」と聞かれるが、
毎日結構寝ている。
明日ですむものはすべて明日に回すし、
手を抜くものは相当に抜く。
何に力を注いで、何に注がないか(ゼロではない)、
ワーキングメモリを駆動させる、この醍醐味にいつも喜びを感じている。
しかし、時にそれが崩壊したとき、
「逃亡者」を妄想してしまう場合もある。


いずれにせよ、昨日、今日で修士論文の審査を7本終えた。
先日の2本をいれ、9本終わった。
次週、4本終えれば、その報告書作成に骨をおられそうだ。
いずれにしても1期生であるため、その作業も手探りであるが、
それはそれで歴史の1ページをめくる感があり、
こっちのモチベーションも持続可能だ。


終了式。その後のパーティーにはみんな出席してください。


久しぶりに若者を感じるでしょう。

たまにはいいものです。


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