森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

そろそろ,エンジンをかけて

2006年08月17日 23時54分45秒 | 過去ログ
帰省し,よさこいに裏方として参加。
いい経験になりました。
踊る側から,援助する側へ,企画者がいかに創造豊かであるべきかを感じられた。
そして,相当な心的シミュレーションが必要だということ。
そして,あるゆとりを持つことに重要性。

想像力。
余裕がないと生まれない。
アインシュタインの言葉が耳にささやかれる。

宮田塾ブランドが生まれましたね。
大衆に好かれるファッション性を維持していきたいですね。

ショーでなく,祭りを感じられる場所であり続けることが大事でしょう。
今日は全国大会の放送が奈良でもありますたが・・・・・ 「粋」な感じは「高知」そして,なんとか「東京(江戸)」かな。

エアロビクスやジャズダンスと勘違いがいっぱいいる。




さて,一昨日,今日は本学の再試験作成や,他学の試験作成に時間を要す。
共同研究者のいくつかの原稿に目を通し,赤を入れる。
「メタ認知」!!!!!!!!!!!


PCを見る目も,頸も痛い。
しばらくぶりのPC。
メールを見るだけでも3時間ほどかかる。


明日は試験監督&,そろそろ書き始めます。
8/31締め切り分が,原稿用紙35枚が3つですね。

なんか,夏休みの日記の宿題みたいですね。
下調べ,書きはじめまでに時間がかかる。
まだ,なんにも浮かんでいません。
まだ,一字も書いていません。
編集者の方,すみません。
なんとか・・・します。


「書きはじめ」・・・ 逃避旅行に出たいものだ。


好きな原稿を書けない自分。

好きな原稿を書ける自分。

どっちが幸せかは決まっている。


早くその世界に行きたい。


「灰色」な世界から,「晴天」な世界へ。


本当の豊かさは物質でなく,心の豊かさである。


「こころ」の豊かさに向けて,人生の折り返しを。



前進していきます。



リハビリテーションのための認知神経科学入門(協同医書出版社)のあとがきを少し抜粋します。

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第二部は、「心」や「意識」といった現代脳科学のトピックである心脳問題、心身問題について触れてみた。これをまとめる最中に、そうした目に見えない世界を知ろうとすることが、リハビリテーション専門家にとっていかに重要かを考えさせられた。また、「脳」が強調される今日、人間にとって改めて「身体」の必要性を考えることができた。人間の本質は「目に見えない」ところにあるのだと思う。肝心なことは目にみえない(Le Petit Prince(星の王子さま); Antoine de Saint-Exup’ery)。心の目というもの。それを持っているのが人間なのだろう。
今日のリハビリテーション医療の世界は、目に見えるものが、あたかも根拠あるものと称され、その実践が優先されるようになってきた。それは効果(結果)を残すという命題に立ち、旧来の、そして未だ科学的でない治療を、包括的(足し算)に実施し、運動刺激のエビデンスを求めるという手段である。確かに、専門職である以上、効果を残していくということは必要である。これには疑いの余地はない。しかし、その手段を繰り返すことのみでいいのだろうか。これこそ、「行動主義」の復活であると思う。運動という刺激を与え、行動を変えるといった「行動主義」である。一見、Evidence-based Medicineはきれいな世界に見えるが、裏を返せば、人間をヒトとみなした機械論的かつ物質(結果)至上主義な世界であるようにも思える。今のEvidence-based Medicineの手段が「絶対」ではない。
科学がHypothesis-guided researchであるならば、応用科学であるリハビリテーションも今の科学で証明されつつある問題を、臨床の場で仮説だて、それを検証し続けることが本来の科学に立脚した根拠ある治療だと思う。なぜなら、それが現在進行形だからである。人間は止まってはいないし、時間的にも空間的にも同じ意識であるなんてありえるはずがない。
今振り返ってみれば、私自身、セラピストを志していたそもそもの動機は、リハビリテーション医療は人に優しいものであり、その世界に自分の身を置いてみたいというものだった。外部観察者による「できる世界」のみを重視する世界では、少々息苦しい。豊かな世界ではない。本当の幸せは物質でなく、心の豊かさである(L’Oiseau Bleu(青い鳥); Maurice Maeterlinck)。



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