森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

サプライズって良いことだ

2008年07月24日 08時50分48秒 | 過去ログ
月曜は祝日だが、授業日であるので、
出勤する。
教育学部の科目はレポートとしたが、
理学療法学科はもちろん試験を課さないといけないので、
「リハ概論」「発達系PT」「神経系PT」の試験を作成する。
今回はできるだけ広い知識を持つことを優先する。

翌日は、3科目の授業を行い、
翌週の試験に対する概説を行う。
前期の授業がフィニッシュとなり、
少し一息つく。
こうも暑いと、思考能力を奪う。
8月まで講演を入れたことに後悔し、
今後は7月中盤から9月中盤にはできるだけいれないよう、
心がけたい。
心が、いや身体から、思考を奪うのである。
講演は「ライブ」であり、
「身体」のグルーブが必要であり、
通常の業務とは違う。

昨日はAMに植草学園大学の村上先生、
そして兵庫医療大学の香川先生が、
実験装置の見学などで来学する。
村上氏とはもう学生時代からのつきあいなので、
20年足らずといったところか。
香川氏とももう10年以上となるか。

大学教育と専門教育の狭間で揺れ動いているようだ。
あまり気にせず、自分らしさを追求すればいい。
他人の意見も、それはバイアス。
何が本質がどうかは、誰もわからない。
世界中の教育者は、
自らの信念によって、教育している。
人が人を教育するということは、
生き方を教育することであり、
マニュアルを教育することではない。
論文だろうか、誰が言おうが、
関係ない。
秩序をおかさない程度、
つまり、ルールさえ守ればそれでよいと思う。
40人学生がいれば、
すべての心にうつ必要はない。
5人でもいい。
学科の教員がシステムで機能するということは、
違った意見を学生に投げかけ、
それを選択させればいい。
一緒にしようと思うから、
ストレスになるんだ。
みんな違った経験をして、
脳に記憶を蓄えている。
自省のない人たちは、
過去の自分が受けた教育で、
物事を考えてしまう。
自らを省みることを
繰り返すことによって、
脳の記憶は更新され続ける。

「私の経験」
それを常に更新し続ける。
そんな人間は、いつも輝いている。

「これはこうだ」と決めつけてしまえば、
その人間の顔は「ナチス」的表情になる。
人間の幸せって(Happy?)・・

これはこうである、という教育をするに人間もいれば、
そうでない、という人間もいていい。
人間を観察するということに、
通り一辺倒な方法でアプローチすると、
それこそが「宗教的」アプローチになる。


もし、1つの方法論しかなければ、
それは未来のない仕事になる。
選択できることこそ、
QOLである。
患者のQOLは自らが自らの行動を選択できるということである。
幸福は身体で感じることだ。
動くことを感じる、
これこそが生命の営みであり、
喜びであるはずである。

幸せを感じる。
肌で感じる。


ただし、ルールは守らないといけない。
「社会的認知」の視点からも。


大学教育とは「未来を創造する(社会をよくする)」教育でなければならない。
それこそが高度教育である。
教授と学生が、「一緒に考えよう」とする教育。
つまり、わかっている事実とわかっていない事実を正直に教育者が教え、
学生に未来をたくす教育だ。

知らないことを知ったかぶりしたり、
その本質を知らないのに否定したりすれば、
それは、自分のコピーを作る教育になる。
コピーはコピーでしかない。
つまり、20年後も30年後も、
まったく変わらない世界がそこにはある。
それでよければそれでよい。
しかし、PT学会に1600発表もあるように、
それではよくないから研究しているのであろう。
何のために研究するのか?
もう一度考え直したほうがよいのではないかと、今日思う。


とにかく、リハビリテーションを行い、
肌で「よかった」と思っていただくことこそ、道である。
「まだまだ」と思う対象者には、
もっと会社サービスでもよいから続けられる人にやさしい業界を作らないといけない。
「病院(診療報酬体系)」で行うだけでは無理がある。

自分を復権するために、
生涯幸せを感じ取るために、
サービス展開はもっとできると思う。


2人には教育者としてでなく、研究者として「とにかく論文を書く」
それが大学教員の仕事でもあるので、
それを圧倒的な勢いで続けることをサジェストした。
「あ~だこ~だ」はその領域で全国的に認知された上で、
示す。



午後は大学院研究にご協力いただいた高田カトリック幼稚園へ。
幼稚園なので、夏休み期間中、大変静かだ。
なんか、幸せな優雅な時間・空間が流れていた。
リフレッシュというバカンス期間はいいことだ。
日本人は働きすぎですね。
休みを取ることがなんか申し訳ない、という思想が、
創造性をダメにするかもしれない。
脳には隙間が必要だ。
隙間がない人は新たな事業・研究・教育・臨床を創造できない。
余裕があるということはすばらしい。
そういう空間に自分の身をおくと、
休みをとろうと思う。

脱力することも大事!
脱力することも指令が必要!
意識的に「何も考えないようにしよう」としない限り、
何か考えてしまう。
脳の指令が必要。

子どもの身体イメージの発達、
共感覚の発達プロセス調査の結果を提示し、
いろんな視点から幼稚園教諭の8名ほどの先生とディスカッションした。
若い先生が多くてびっくりした。

「驚く」ことは意識にのぼり、
実に脳を活性化させる。


リバイス原稿を今週中に仕上げると決意したが、
どうも8月にずれこみそうだ。

それもよしとしよう。




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