森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

ところかわれば経験(脳)がかわる

2008年07月28日 23時04分31秒 | 過去ログ
土曜日は朝5時におき、
6時の電車で伊丹空港へ。
伊丹空港から2時間の空路を経て那覇空港まで。
沖縄は4年前の講演以来2度目だ。

沖縄リハビリテーション福祉学院の同窓会での講演での上陸。
前回の台風上陸前で結構ハラハラした記憶がよみがえった。
世間は夏休みであり、
家族連ればかりの機内、空港は少々気が重い。

今回の主催の屋富祖先生に感謝。
少し講演まで時間が空いたので、
観光をさせてもらった。
沖縄2度目といえども、
観光は始めてである。



首里城に入り、
その後、ソーキそばを食べた。



沖縄のとうがらしに驚き、
講演会場へ。
「汗まみれ」から脳が不快になる。

講演は脳の機能と構造をゆっくりしたペースで話し、
そのあと、可塑的変化の条件について話した。
ここまでは比較的理解して頂いたようだ。
土曜日最後のタームは運動学習機構について話し、
「リハビリテーションのための脳・神経科学入門」では書いていない、
新たな方向性、
現在考えている、これからのテーマも含め、話した。
近い将来、単著として示したい。
最終的には「身体」に戻る。
「運動学習」を自己組織化から考える。

講義を6時におえ、
ホテルに荷物を入れ、
そのまま懇親会場へ。
沖縄の道のりは、
なんか、違う。
なにかとは説明できないが、
自分の内的なものには存在していない差異がそこにある。
坂から眺める風景、
それらもどことなく情緒あふれるノスタルジックさを感じる。

沖縄の皆さんとしばしの懇談を行う。
皆さん若い。
そういうとなんだか年をとった感があるが、
一人べらべらしゃべっていたので、
まだ馬力は存在しているのだろう。

しかし、前日も2時ぐらいまでのみ、
早朝に起き、移動したため、
睡魔には負け、
22時には退散させてもらった。
珍しく夜に弱かった。
若干、飲むことに関しては後ろ髪ひかれたが、
何とか帰ろうと思った。

翌日は9時より13時までの講演。
2日間で8時間の講演は久しぶりに長い。

しかし、時間が相当短く感じるのは、
ライブ感があったの+自分の脳の思考能力が増え、
ボキャブラリーが格段に増えているのだと実感した。

前日の難しかった運動学習をさらに述べ、
認知的な介入の理論と実際、
そして日常生活における行為とは何か、
ということを切に話した。

多少、外国の理学療法についても脱線しながら話をして、
イギリス、北欧、フランス、イタリアでは、
ROM訓練や歩行訓練を見たことがないことについて話すと驚いていた。
今でもイギリスのPTになぜ歩行訓練をしないのかと聞いたら、
それは看護師の仕事だ、と耳に焼き付いている。
自分たちはそれまでの準備を作るのだと。

ところ変われば内容も変わる。
それをまねせずに、
イギリスでもフランスでも日本でも、
共通していることは何かを考えたい。
生物としての「動くことは感じること」は共通しているのだろう。
身体の意味について考えたい。

13時に講演を終え、
急ぎ那覇空港へ。

14時の伊丹発に無事に乗り、
2時間のフライト(プチ外国な感じ)を経て、
内地へ。

この内地という響きも独特だ。

沖縄の北と南の存在を学習した2日間であった。

運営の皆さんに感謝いたします。

帰り着いてお土産をあけると「琉球ガラス」であった。




これで泡盛、焼酎を飲もう。

いいものをいただいた。


今日は4回生の実習帰還後の症例セミナーを行った。
担当の5名の発表を聞き、
明日の試験を印刷し、

そして、急遽「よさこい」を踊ることになった4回生と昨年のよさこいのビデオを見て、自分のバンドのビデオを観た。

高知から野市まで練習のため「列車」と「タクシー」を乗り継いでいったらしい。

脱帽である。


本番は「happy」が帯やに垂れ流されるでしょう。





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