森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

日記:立ち上がり

2010年09月04日 09時59分34秒 | 日記
昨日は,ニューロリハビリテーションセミナー応用編の資料を確認し,みんなで印刷に回す.
前回同様,相当のページ数になりました.
夜を徹してみんなががんばってくれたおかげです.
目標を高くすると,それに向かい邁進する.
そして.時期を決めると,あるところで妥協する.
この邁進することと妥協することで,
間が生まれ,次はもう少し良くしたい.
あるいはレイアウトにこだわりたい,
あるいは,この情報を入れたい,という欲求に代わる.
2~3年継続すれば,資料はアップデートされ,
必要なものは追加され,そうでないものは消去されていく,
こうした長い時間をかければ,熟成していくと思います.

熟成には継続と時間が必要です.
おおよそ,継続ができず,途中でやめてしまいますが,
それがないのが,本物なのでしょう.

図鑑のような本を作りたいものです.
辞書でもない図鑑.
子どものときによく見た図鑑のような本が専門書にあってもいいのではないでしょうか.
昆虫図鑑や,怪獣図鑑のように.

その合間を縫って,「脳を学ぶ(3)」音楽家 との対談に向けて,
音楽にかんする情報を集め始めました.

何をするにしても,立ち上がりは,わけがわからず,
どこから手をつけていいかわかりません.
しかし,それでも手をつけ,それが意味のない情報であっても,
それをすることで,意味ある情報にたどりつくのです.
何から手をつけていいかわかりません,とか,何から勉強すればよいですか?
というたぐいの質問は,自分の弱さをさらけだすものであり,
それを見つけるプロセスの苦悶が脳のなかに蓄えられ,
地になり,知になるのだと思います.

今まさに,どうしていいかとおもいつつ,
なんとかなる,という楽観な自分がいます.
それはなんとかする,のだし,なんとでもなる,だし,なにごともできる,という信念の裏付けだと思います.



何をするにも,最初の立ち上がりは,ダラダラ.と緩やかな上昇です.
それが時に,指数関数やベキ関数式のように急激にカーブを描いていくのです.
しかし,どこかで妥協するため(さまざまな影響により),
いつもまにか停滞し,ロジスティッウ関数のようになってしまうのです.

そうなれば,じっくり構え,位相がおこるために,
またもがき続け,スランプを脱し,上のステージにあがるのです.
そうやって成長は繰り返すのです.
脳の学習システムはそうなっています.



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