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大脳皮質間の連結から考える臨床的思考

2011年07月19日 14時17分29秒 | 脳講座

丹治 順:運動と脳.共立出版より

4野(一次運動野:M1)には体性感覚野からの入力を受けていますが,それは高次感覚野の1野,2野からです(上図).
その領域は3野で一次的に感覚処理(体部位再現)された後,外部環境との関係性によって,身体と外部の関係性を知覚するところです.
ここは,注意の機能によって,感覚情報を強めたり(促通),弱めたり(抑制)するところです(下図).
知覚される状態はここを指します.


岩村吉晃:タッチ.医学書院より

すなわち,感覚刺激のみによって4野に神経連結するのではなく,注意によって高次処理された情報が4野と連結します.

よって,先日示したold M1やnew M1に置き換えて考えてみると,
固有感覚刺激,皮膚感覚刺激でなく,
それらの情報処理に基づいた機能回復になります.

物理的刺激による介入も,患者自らの注意の影響を大いにうけるわけです.
その考察が国際的な論文にもありません.
なぜなら,対象者を選択しているからです(除外基準から).

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