概して腰痛もちであるが、
その中でも年に1度は腰痛が激しくなる。
慢性痛は今勉強しているが、
こればかりは自己では催眠をする以外方法はないと
いささか西洋医学にいる人間には到底思えない気持ちになる。
軟性コルセットを装着し、
なんとか大学に向かう。
大学前の高塚地区公園は秋の気配であり、
おもむろに公園内に入り、
葉の色の変化を楽しんだ。
しかし、すごしやすいとはいうものの、
温暖化なのであろう。
冷たさは感じない。
小学生のころには、
冬には南国高知でも毎日氷が張っていたが、
今は氷がはっている現象を見ることは少なくなった。
学校に向かう水溜りの氷を足で割っていた自分が懐かしい。
それも記憶であり、
一人称の意識経験であり、
クオリアというべきものでもある、
午前中は久しぶりに時間があり、
研究計画書なるものをそれこそ久しぶりに打ち始める。
院生や共同研究者、学部生の計画書を修正することは毎日だが、
いざ自分が打ち始めると、
久しぶりに、筆が進まない。
時間をもてあますかのように、
週末の鹿児島県士会の講演資料を担当者の先生に送信する。
しかしながら、週末は実に7時間の講演である。
マニュアルセラピーでもない、
それほど実技もないもので7時間はつらい。
ましてや、この腰では、前途多難、いや不安である。
声や喉も守らないといけない。
翌週は栃木県士会で2時間足らずであるが、
その翌週は山口県士会でこれまた7時間ぐらいだったと記憶している。
どこも規則があるようだ。
こんなときこそ、規制緩和が良いが、
それはこっちのエゴであり、
求められるうちが花であり、
その講演ライブもなんとかあきさせないようにがんばりたいと思う。
腰の治療をしたいものだ。。。
午後は学部ゼミ生(B4)の研究報告会。
初瀬川の言語が運動制御に影響を及ぼす研究は仮説通り。
田津原の運動イメージによる運動学習および脳賦活も仮説通り+新たな展開。
新熊の言語が運動イメージに及ぼす影響もほぼ仮説通りで新たな展開が加わりそう。
中辻の触覚情報と姿勢バランスの研究は仮説通り+一部棄却も想定内。
久保の関連の有無の物品同士に対する視覚的注意に関する研究は、運動イメージの観点から面白い展開に。
中山、尾川、大森、大村の4名は100mダッシュのように進んでもらいたい。
最後の立ち上がり角度である。
当日の発表が運動実行(筋収縮)であれば、
今は大脳皮質がそのために活動しているときであり、
MRCPとしての立ち上がりを求める。
19時40分より大学院の授業を行う。
授業といっても今後のスケジュールの確認であり、
そろそろギアをセカンドからサードへ入れるぐらいであろうか。
11月から3月までがサードで、
4月からギアをトップにいれないといけない。
マニュアルの車だったころが懐かしい。
それもミッドシップの初代MR2時代が。
この車はヨーロッパ留学前にのっていたために、
留学する直前に在学生(当時の2年生)にタダで譲った。
太っ腹な若い先生だったと自分でも思う。
何も考えていない先生だったかもしれないが。
21時に授業を終え、
腰が満身創痍になりながら、
院生の熊谷さんのユーノスにのり、
これまたあまりの車高の低さから、
もう腰から高周波の悲鳴が聞こえてきた。
ついにかさを老人のように杖にして、
歩く自分からは、
オーラのかけらもなかった。
それでもブログは打っているのであるから、
精神は比較的安定しているのであろう。