欧米のように9月中旬が仕事始めではないが、
今年度は9月末が外国であったために、
なんだか昨日よりスタートな感じがした。
午前中は時差と格闘しながら、
懸案だった「リハビリ関連の国際誌」のリバイスを完了させた。
5月にReviewが返ってきたから、
時間が忙殺されていたために、
5ヶ月もかかったが、実質修正には2~3日だったのかもしれない。
逃げていただけなのかもしれない。
本日、オンラインでRe-submitした。
昨日は午後からは調子が良くなり、
4回生のゼミ、3回生のゼミを4時間ほど行い、
大学院の後期最初の授業を21時まで行った。
4回ゼミはまずまず順調だ。
久しぶりに運動分析の発表が多く、うれしい。
私の研究のそもそもは姿勢制御・運動制御であり、
重心動揺や床反力、筋電図の解析ができてくると、
逆に我に返り新鮮な感じがしてうれしい。
越智、太場岡や、古くは高田、池田、弘瀬らと筋電図研究をした履歴が懐かしい。
越智の部分荷重と筋電図の論文は良くできていると思う。
大学院のM1の者にはシンプルにデータをとることの重要性を説いた。
複雑な思考、単純な方法・結果。
アインシュタインのE=mc2は単純だが科学としては美しさを持っている。
部屋の美しさ。
それは整理された導線。
網目がきれいな神経回路網はきっと美しい。
ごちゃごちゃの網目だと、もつれてしかたない。
しかしである。
単純な思考で、単純な方法だと、
回路網とはならず、田舎の高速道路なようなものだ。
ごちゃごちゃから、刈り込み、そして最終的にはきれいな回路網を作るように、
あと1年半、前向きに進んでもらいたい。
赤ちゃんのシナプス刈り込み現象のように。
はたまた、小脳の長期抑圧現象のように。
明日より、神奈川~福岡~熊本のロードに出ます。
下半期は結構講演スケジュールがタイトであり、
自分の書きたいものがかけるどうかが不安だが、
経験にもとづく知恵をいかして、
なんとか、創造的な仕事を何作品か手をつけたいものだ。
家のミュシャの版画を掲載する。
ヨーロッパ留学から帰り、
アールヌーボー化した自らの脳が思わず衝動的に手をとらせた1作品である。
先ほど、11月の韓国行きのチケットを予約した。
田舎から東京に出るのより安価なのに驚く。