森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

<私>の時間の回復

2007年03月07日 22時44分04秒 | 過去ログ
昨日、今日と来客や、いろんな会社から電話はあれども、研究室の椅子に座ることが出来ている。
適度に4年生の実習に関連する仕事、適度に大学院や新年度の業務、そして大いに論文を書き進め、適度に本や論文を読み、そして、適度~大いに教員とお話をする。学生のこと、教育のこと、研究のこと、臨床のこと、他学大学院の研究水準、そして、くだらないこと。

そうそう、この時間の感覚。
これが自分にとっての<普通>だし、自分にとっての<生活>なんだとかみ締めれば、それが喜びに変わり、一気に原稿用紙25枚にいった。
まだまだ、全盛期のスピードにはもどっていないが、明日、50枚に到達させ、別の原稿にとりかかる準備をしたい。

金曜日には東京、土曜には静岡、そして日曜のAMに学会講演をして、その足で高知入り、スタジオにPM8時より11時まで入り、打ち合わせ、翌日はリハに突入する予定。

火曜にとんぼ返りし、3年生の評価実習の検討会に。
その後、会議が多いが、何とか2週間で新著の目安をつけたいと思っている。

来年度は大幅に科目担当が変わるので心配だが、準備はほどほどに自ら、そして学生と対話しながら授業を創作していきたい。

しかし、リハビリテーション概論とやらをやらないといけないので、1年生一発目に発火させないといけない。

4月からロードが始まると思うと、このまま3月が続いてほしいと思うが、その前に卒業式という大きな節目のイベントが待っている。
高知のときは、毎年大泣き(半泣きのときも)だったが、組織が大きいとそれもないんだろうな、それはちょっとさびしい。

学生の氏名を金八先生のように担任がよみあげる仕事もないし、厳かにホールのすわり心地のいいシートに座っておこう。

その前に学生たちは卒業旅行ですね。

フランス・パリのグループ、アメリカ・ロサンゼルスのグループ、インドネシア・バリのグループ、そして冷えひえの北海道など・・・ バブルだね。

旅行といえば、妻夫木くんのANAのコマーシャルで、高知の電車どおりの路面で電車、そして、五台山の牧野植物園が出ていたね。

昨日、牧野富太郎博士の研究のひとつを読んで、がんばろうと思ったところだ。
寺田寅彦の仕事を読み、我に鞭打つ。
寺田寅彦は私の高校の大先輩である。
濱口雄幸もそうだった、よく校長先生がおっしゃっていたのが記憶にある。
横山隆一ややなせたかしもそうらしい。


坂本龍馬、板垣退助、吉田茂、中江兆民、幸徳秋水も政治的、思想的にそれぞれ時代を作った人たちだが、牧野博士や寺田博士のように実直に寡黙に研究を推し進める毎日を過ごしてみたい。