8月23日、ウクライナの英雄アンドリー・シェフチェンコが暗礁に乗り上げていた自身の移籍問題が解決したことについて「まるでチャンピオンズリーグで優勝したような気分だ。色々と複雑で大変だったけど、今はすべてが解決してとてもうれしい」と語りました。
シェフチェンコは今期、所属するチェルシーからの移籍を望んでいましたが、完全にパフォーマンスが落ちたシェフチェンコを欲しがるクラブはなかなか現れませんでした。
古巣のACミランもチェルシーとの交渉に臨みましたが、高額な移籍金がネックになり交渉は決裂という報道が流れ始めた。
そんな中、今週末にミランが交渉成功を宣言しました。
この交渉成功についてミランのガリアーニ副会長は、「1日を徹して電話をかけまくった末に、チェルシーとの合意に達した。シェフチェンコは明日ミラン入りし、25日にメディカルチェックを受け、それから契約書にサインする」と語りました。
さらに「この3時間でアンドリーからは48回ほど連絡を受けた。彼はミランから出て行ったことで間違いを犯した。この2年間で、彼はミランこそが本来の居場所であることに気付いたと思うよ」とも語りました。
ミランはこの移籍期間中にロナウジーニョとシェフチェンコという、3年ぐらい前ならどのクラブも喉から手が出るほど欲しがる2人を獲得しました。この2人がかつてのようなパフォーマンスをみせればミランはスクデットを獲得できるかもしれません。
しかしタレントばかり揃えても、容易に勝てないことはチェルシーや銀河系軍団時代末期のレアルを見れば明らか、インテルやローマ、ユベントスにもスクデットを獲得するチャンスは十分にあります。