天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

阪神 甲子園

2012-04-18 | 日記
阪神甲子園球場へ野球観戦に行ってきました。

高校生の頃は年間40試合以上も見に行った程の「虎党」でしたが、一時期足が遠のいていました。
去年からは月に2回ほど観戦するようになったのですが、4人で行く機会が多く、帰路はタクシーで大阪市内の繁華街まで出るようになりました。それでも4人で割ると1000円ちょっとなので、阪神+地下鉄に乗ることを考えれば割に合います。
ただ、鉄道ファンとしては甲子園駅の列車捌きを見られなくなったのは残念でした。

今回の観戦は、飲まないと決めて車で行きました。
オマリーが言うように、甲子園球場に駐車場はありません。
周辺のパーキングもいっぱいでしょうから、今津駅の近くのコインパーキングに停めました。

いつもは飲んで飲んでの観戦なので、今回は改装してから一度も食べることが無かった「B-1グランプリタイアップメニュー」をシコタマ食べました。
黄色いサフランライスと黒色ルーのコントラストが毒々しい「虎カレー」や「手羽餃子」など、お腹一杯に食べることが出来ました。



球場は小雨ということもあり、空席が目立ちますが、能見の切れあるピッチングや金本のタイムリー、藤川のスリリングな抑えで見ごたえある試合でした。



試合が終わり、六甲颪を歌って阪神甲子園駅に向かいます。観客数そのものが少ないので、改札まではスムーズに行くことが出来ました。
さすがに大阪方面は詰まっていますが、神戸方面はホームまですんなり行くことが出来ました。
ホームに上がると、電気を消した車両が本線の3番線に停まっています。
恐らく、神戸方の引き上げ線が空いたらそこに入線し、阪神名物「二丁ハンドル(神戸方・梅田方両方の運転台に運転手を乗車させ、折り返し時間を短縮させる)」があるかどうかわかりませんが、折り返して梅田行き臨時特急になるのではないかと思っていました。



直通特急は山陽車。クロスシートはこのような時に、やはり乗降時間が掛かっています。
窮屈そうに発車していきました。
次に来る普通で今津へ向かおうと思っていたその時、3番線に停車中の列車の電気が点灯し、ドアが開いて「臨時急行・三宮」行きに仕立てられました。今津へは普通が先着しますが、こんなのが走るんだと驚いてこちらに乗ることにします。



先発の普通は西宮まで先着、こちらの臨時急行を西宮で退避するようです。
臨時急行の一番前に乗りましたが、立ち客が数名いる程度の乗車率でした。
それでも、後続の特急を救済している意味は大きいのでしょう。

私が高校生の時、もう20年近く前ですが、梅田行きに関しては、特急→臨時特急→甲子園始発の準急→普通のサイクルで発車していたように記憶しています。まだ特急は甲子園駅を「臨時停車」していました。二丁ハンドルだったかどうかは覚えていませんが、引き上げ線が既にあったのでひょっとすると違ったのかもしれません。
その時、神戸方面への臨時列車があった記憶はありません。阪神タイガースの暗黒時代で、平日の甲子園球場はライトスタンドもガラガラでした。休日や巨人戦はチケットが手に入らず行かなかったので、私が知らないだけだと思います。



臨時急行は静かな車内で、すぐに今津駅に到着しました。
昔の梅田行き特急の車内は、試合に勝てば梅田まで六甲颪やヒッティングマーチの大合唱でした。一般のお客さんが気の毒なくらい騒々しい車内でした。
梅田駅の地下でも30分ほど騒いでいましたが、今はどうなんでしょう。それだけ、勝つことが「珍しい」時代だったということでしょうか。
甲子園駅はホーム幅が狭く、整列乗車の目印になる「乗車目標」がありません。ドアの位置がわからないのですから整列することが出来ず、乗客は分散することになります。イベント開催日はその方がいいのでしょうが、日頃から利用する人にとっては迷惑なことだと思います。転落事故や接触事故の危険性も高く、いよいよ改修工事がスタートしました。梅田行き1番線の降車ホームを無くし、1・2番ホームを広くするようです。
もしその際に折り返し線が延長されれば、現在尼崎止まりの阪神なんば線列車を甲子園まで延長運転することも可能になり、臨時列車の運転体系も大きく変わるかもしれません。そのような変化も楽しみの一つです。

グルメ・野球・鉄道と、いろいろ満喫した甲子園観戦でした。

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