天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

近鉄特急での忘年会

2014-01-04 | 日記
鉄道好きの旧友と2人で忘年会を行いました。
ただ居酒屋で鉄話しをするのもありきたりなので、年内で期限が切れる株主優待券を利用し、近鉄特急の車内で飲み食いすることにしました。

リニューアルされた大阪難波駅の構内に新たに誕生した立ち飲み屋さんで生ビールを2杯飲み、お弁当と大量の酒・つまみを買いこんで18:10発の鳥羽行き特急に乗車します。



近鉄特急はかつて、規則正しく順番通りに指定席券が発券されていましたので、車両の前半分が満席で後ろ半分が全部空席といった現象で走ることが多かったですが、現在では一部の券売機で席を指定することが可能になっており、発券状況によってはゆったりとした空間を予約することが出来ます。

やってきた列車は1~4号車がスナックカー、後ろ4両が名張駅止りのACEでした。我々が乗車するのはスナックカーです。



お弁当は大阪難波駅構内で購入しましたが、神戸の「淡路屋」さんのものでした。淡路屋さんのお弁当はほかにも「ひっぱりタコ飯」が売られていました。京都駅でも売られていましたので、最近幅を効かせているようです。



名張駅で開放作業を見学します。スナックカーでまったりと忘年会を、と思っていましたが、行き交う列車や車庫を眺めたり、こうして作業を見学したりと、なかなか忙しいものです。
きびきびとした発声と手際良い作業が印象的でした。



ホームライナーの様相であるこの列車も、名張を過ぎると結構落ち付いてきました。
車掌さんに記念撮影をお願いすると快く応じていただけました。ありがたいです。
今年あった鉄道ニュースやお互いの近況報告、思い出話しと酒の肴には事欠きません。まして乗車しているのはスナックカー、たまらない夜が過ぎていきます。
2時間の乗車で鳥羽に到着します。1号車に乗車していましたが、鶴橋から通しで乗られていた方も10名ほどいらっしゃいました。



三重県まできたのですから、海産物で日本酒を一杯いきたいところですが、お互い翌朝も仕事がありますので、速やかに改札を出て特急券を買い直し、9分の折り返しで大阪上本町行き特急に乗り込みます。賢島始発の特急で、8号車寄りがサニーカー、1号車寄りがAceの8連でした。発券されたのは1号車Aceで、サニーカーに乗りたい気持ちもありましたが、大人しく指定された座席に着席しました。



スナックカーとは異なり、インバーターモーターの音が「居酒屋・近鉄特急」のBGMに加わります。
飲み物もビールからチューハイ、ハイボールに変わり、2次会の様相です。
車内は閑散としていましたが、駅に停車するごとにポツポツと席が埋まって行きました。賢島・鳥羽から大阪方面への最終特急だけのことはあります。
少し眠気が襲ってきた頃、乗り換え駅の大和八木に到着しました。



ここから橿原神宮駅までは一般車です。
それでも、マニア2人の旅行ですから、僅か5分の乗車であっても中間運転台に陣取り、満喫しました。
橿原神宮前からは大阪阿倍野橋行きの最終特急に乗車します。リニューアルされた「さくらライナー」でした。
全車が禁煙になり、喫煙コーナーが設けられ、DXカーも新たに設定されています。
300円奮発してDXシートに乗車しました。1人ひとりの椅子が独立しているのでゆったりと座れますし、ゆりかご式で大変乗り心地良いシートです。
また、木目調の壁面や高級感漂う床も、落ち着いた空間を演出しています。



楽しい時間はあっという間に過ぎ、23時前に阿倍野橋へ到着しました。
約5時間の近鉄特急の旅でしたが、飽きる事は全くなく、むしろ乗り足りないくらいでした。
車内ですから温かい食品は食べられませんが、こんな忘年会もたまには良いものです。

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