天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

キハ85「ひだ」 キハ8500「北アルプス」

2012-09-10 | 車両【国鉄・JR】
KATOのキハ85系は、長らくよく遊んでいるモデルで、数年前に増結先頭車を1両増備したのを機に床下の再塗装と室内の塗装、幌アダプターの取り付けとジャンパー付きカプラーへの交換を行いました。

実車にも数回、乗る機会がありましたが、渓谷に沿って走る雄大な高山本線は、何度乗っても楽しいものですし、デビューから間もなく四半世紀が経つとは思えない車内設備や走行性能は、さすがJR東海初の特急型車両だと感心させられます。

高山本線でカメラを構えたことも何度かありましたが、JR西日本の急行「たかやま」や臨時急行も走っていて、賑やかな路線でした。その中でも名鉄のキハ8500は異色の存在で、夢中になってシャッターを切ったものです。
その後、ついに「ひだ」と「北アルプス」の併結が行われるようになり、当初は繁忙期に5両+5両の10両で高山本線に轟音を響かせ中がら走行していました。私がこの編成を実際に見た時は5両+3両でしたが、コントラストがあるようで統一感のあるこの編成は、模型として残したい編成の一つでした。



マイクロエースから名鉄キハ8500系が発売となり、5両セットを購入しました。
しかし、5両+5両の編成はあまり印象に残っていないので、モーター付きで2両を売却し、モーター無しの3両にしました。
意外に高値で売却することが出来たのに驚きましたが、同時に発売された会津鉄道時代のキハ8500系が4両セットしかなく、実車が2両で運転されていたので、それを求める方にとっては手ごろだったという理由かもしれません。



中間に入る運転台付きのキハ85系100番台と、キハ8500系を連結することになりますが、キハ85系100番台はKATOのキハ82系カプラーを取り付けてあり、キハ8500系もこのカプラーを取り付けました。
TNカプラーであればほぼ無加工で取り付けることが出来たのですが、そうすると併結相手のキハ85系100番台のカプラーを交換しなければならず、さらに、「ひだ」としてキハ85系だけで走行する場合に、その100番台の併結相手となるもう一方の100番台のカプラーも交換しなくてはならないので、キハ8500系の1両を加工するだけにして作業を少なくしました。
車体側はプラバンでカサを整え、カプラーをゴム系接着剤で固定し、瞬間接着剤をごく小量流し込んで固定しています。

中間連結器は、マイクロエースのカプラーアダプターを使用して、灰色に塗装したKATOカプラーを取り付けますが、長さが足りないのでパテと瞬間接着剤で柄を伸ばして固定しています。



これで併結出来るようになりました。
実車の方は、キハ85系は度重なる編成変更やバリアフリー対応改造などを行っていて、その形を少しずつ変えているようです。キハ8500系は、もはや会津鉄道にもその存在はありません。
多客期には様々な編成で運転されていたキハ85系で、私もいろんなスタイルでこの模型を楽しんできましたが、キハ8500系を含めたことで、今後はさらに多くのバリエーションで末永く楽しみたいと思います。

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