京大入試偽計業務妨害とは

　犯人のyahoo知恵袋の方法が、あまりにレトロで単独で、手慣れたものだから、なんか事件の着地点が変わってしまったよ。もっと組織的な犯罪だったら面白かったとか、京大入試ごときに組織で犯罪してどうする？　いや、試験監督が居眠りしていなければ、携帯カンニング注意で済んだはずの事件だったのにとか。でもねえ、公務員の頭が融けるほどの怠慢は、大いに問題になっているわけだ。
　とりあえず、股間に携帯挟んで問題入力なんて、これを試験監督が見逃すとは、ほとんど業務放棄である。
　いや、河合塾の仙台校が、ここまで彼の入試に関心もっていたのに、卒業したＳＫ高校は、事件などどこ吹く風で、個人情報は何も答えられないよ。最近の世間すべては個人情報という情報断裂が始まっていて、それで「あいさつ通り」で、不審な防御に、声かけ運動とは、右左の両極端で、やろうとしていることに無理がある。
　世間は母親と子供の間でも、個人情報を持ち出すようになって、ここに情報の価値観が違えば、それは母娘の言い争いで殺人事件になる。公務員はすべての外敵に「個人情報」を理由に会話を拒否しているのだが、だったらそれを親子でやってみてくれ。どうせ自宅ではその正反対の親子関係を築いている。
　公務員ではもう学校教育はできないのである。「やればいいんだろう」という不貞腐れた態度で、子供の指導ができるわけがない。仕事にやりがいを求めていないわけで、時間つぶしの時給食いだけである。
　河合塾の仙台予備校は少なくとも、彼の親よりも、卒業したＳＫ高校よりも、彼に熱心だった。携帯カンニングで、涙流して残念だと言ったのは予備校教師だけで、他は「本人のせいだろ」程度の、自己保身。
　さてつまりは、自分の周囲の人間関係がわくわく、楽しくて仕方がないという人は、最近ものすごく少なくなってきた。国立大学なんていう、カビ臭くて、ピテカントロプスのようなものも、ほとんどダメになってきていると思うのだ。

　政治家の公務員の議会の陸軍のすべてが個人情報で組織情報というなら、それは昭和の初期と同じことになる。結局官僚とは、いずれこれがやりたかったのかと、今でも呆れるほどだ。
　だいたい個人の何が情報なのかと思う。学校組織に卒業アルバムも作らずに、住所録もないし、写真載せてもそこに名前を掲載しないとは、生まれながらに人間関係を断裂させたいだけなのかと思うが。
　世間に公務員とはほとんど要らないのだが。警察も消防も自衛隊も民間じゃダメか？　国家官僚はすべて民間にせよとは、９割の首切りから始まるのだが。