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立花隆、雑誌記者として名声高いが、晩年はコッポラ同様な独りよがり

2021-06-25 22:23:16 | ブツブツ日記

 何かの時に、名前が出てくるのは、立花さんではあったが。しかしその前に、大宅壮一がいるし、児玉隆也もそこに出た。梶山季之だって私は好きだ。そういう名だたる一人が立花隆。角栄研究はもちろんだが、文明の逆説、農協が割とよかったが。後の猿学とか、宇宙船パイロット。ひどかったのはアメリカ性革命。知の巨人とはいっても、後半は独りよがりで、でも文春とか朝日やNHKまでも、その受け皿になったから続いた。
 フォーサイスの50年前の小説は、今読むと全くつまらん。携帯電話とか、パソコンとか、50年前に近未来を予測したものが、当時は面白かったが、今はすべて現実になって、もう下らない小説にしか過ぎない。立花ノンフィクションも、サル学を「現在」といっても、では30年後には、サル学の30年後になるのかな。本人の興味が、ノーベルの利根川さんにあったから、そのインタビューが記事になっても、それはノーベルを取れた理由であり、内容紹介にはなっているが、所詮それだけのことで、微細に入りすぎて、普遍性は少なく、だから独りよがりノンフィクションとは言われる。
 天皇と東大の頃は、現代史でもあるのだが、この辺りは、亡くなった同じ文春の半藤さんの方が、分かりやすいし、まあお互いリベラル作家であるから、反軍国では、同じような展開している。池袋のジュンク堂で講演聞いたけど、日本の軍国勘違いを「大きな太平洋の左肩に、トンボが止まっている程度の国が、思い違いしたんですよ、ハハハは」と。平気でこき下ろす精神も好きだ。
 大体角栄研究にしても、大新聞は「知っていた」と言ったのは有名な負け惜しみで、今でも安倍晋三を「知っている」というのなら、安倍有罪へのレポート新聞に載せろと思うが、それできないところ見ると、ああメディアは相当劣化しているし、立花の研究は大したものだったと思う。ただ、政治家のやっていることは、50年たっても利益誘導ばかりで、何ら進歩ないなあ。学生時代に、面白いと思ってどんどん読んだが、その記者のまま生涯終えた人だった。最後まで火事場の野次馬精神があったことが、頼もしかったね。
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