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東証大引け 続伸 米景気不安和らぐ、商い連日で2兆円割れ 国内株概況 2023年4月10日 15:19

2023-04-10 21:31:51 | 日記
東証大引け 続伸 米景気不安和らぐ、商い連日で2兆円割れ
国内株概況
2023年4月10日 15:19

10日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比115円35銭(0.42%)高の2万7633円66銭で終えた。米国の景気不安が和らぎ、景気敏感株など幅広い銘柄に買いが入った。上げ幅は一時200円を超えたが、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、上値は重かった。前週末の米株式市場が休場とあって手掛かりに乏しく、東証プライム市場の売買代金は連日で節目の2兆円を下回った。

米労働省が前週末の7日に発表した3月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想並みだった。同雇用者数は前月比23万6000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(23万8000人増)とほぼ同水準で、足元で広がっていた米景気不安がやや後退した。東京市場では海運や鉄鋼、非鉄金属などに買いが入った。

円安・ドル高も日本株の支えとなった。円相場は一時1ドル=132円台後半まで下落した。インバウンド(訪日外国人)消費の回復期待は引き続き根強く、陸運や百貨店などの関連株も上昇が目立った。

買い一巡後の上値は重かった。10日の中国・上海株式相場が朝高後に下げに転じ、投資家心理の重荷となった。日経平均は日足チャート上の25日移動平均(前週末時点で2万7740円)に近づくと売りに押された。

東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前週末比11.09ポイント(0.56%)高の1976.53だった。

東証プライムの売買代金は概算で1兆9114億円。売買高は8億2018万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1332。値下がりは415、変わらずは88銘柄だった。

郵船や商船三井、川崎汽が上昇した。JフロントやJR西日本が高い。任天堂が買われた。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やダイキンが下落した。安川電やファナックが安い。アドテストやスクリンも下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕