コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

東証大引け 反発、半導体に政策期待の買い 利益確定売りで上値重く 国内株概況 2023年4月20日 15:38

2023-04-20 21:11:58 | 日記
東証大引け 反発、半導体に政策期待の買い 利益確定売りで上値重く
国内株概況
2023年4月20日 15:38

20日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日に比べ50円81銭(0.18%)高の2万8657円57銭で終えた。朝方は欧米の金融引き締め長期化観測を背景に売りが先行した。売り一巡後は政府の政策期待に伴う買いが半導体株などに入り、日経平均は上げに転じた。

20日午前に岸田文雄首相が海外からの投資促進策の一環として、半導体などの分野でサプライチェーン確立の数値目標を盛り込んだ「アクションプラン」を月内にも示すと伝わった。朝方に一時、3カ月ぶりの安値を付けた東エレクなど半導体関連に買いが入り、日経平均を押し上げた。「数値目標を盛り込むなら具体的な政策が出てくる、との期待が市場で高まった」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネージャー)との声があった。

日経平均は朝方は下げて始まり、164円安となる場面もあった。19日発表の3月の英消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回った。米国でも物価高止まりが続くとの見方があり、欧米の金融引き締め長期化観測を背景に売りが出た。日経平均が18日に付けた年初来高値(2万8658円)を上回る場面では高値警戒感から個人投資家による利益確定の売りも相場の上値を抑えた。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落し、前日比0.65ポイント(0.03%)安の2039.73で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆2428億円、売買高は9億2255万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1027、値下がりは702、変わらずは106だった。

ファストリが上昇し、1銘柄で日経平均を40円強押し上げた。ソニーGは年初来高値を更新した。京セラやTDK、キーエンスも高い。半面、ソフトバンクグループ(SBG)は下げた。信越化とエムスリーが安く、中外薬と第一三共も下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ続落 中銀の引き締め継続観測が重荷 米国・欧州株概況 2023年4月20日 5:03 (2023年4月20日 5:09更新)

2023-04-20 05:27:48 | 日記
米国株、ダウ続落 中銀の引き締め継続観測が重荷
米国・欧州株概況
2023年4月20日 5:03 (2023年4月20日 5:09更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比79ドル29セント安の3万3897ドル34セント(速報値)で終えた。米主要企業の決算発表が本格化するなか、来週にかけて相次ぐ大手企業の発表内容を見極めたい雰囲気が強く、積極的な売買が手控えられた。英国のインフレ指標が市場予想を上回り、欧米の中央銀行の金融引き締めが続くとの観測も株式相場の重荷となった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、18日夕に発表した四半期決算で売上高の実績と見通しが市場予想に届かなかった動画配信のネットフリックスが売られた。19日夕に発表を控えるIT(情報技術)のIBMや電気自動車のテスラも下げ、投資家心理の重荷となった。市場では「輸送や製造業、ハイテク大手などの決算をみて、米景気の動向を確認したい」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネジメントのポール・ノルティ氏)との声も聞かれた。

19日発表の3月の英国の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比10.1%と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(9.8%)を上回った。英国債利回りが上昇し、米国債にも売りが波及した。米長期金利は前日終値(3.57%)を上回って推移し、株式の相対的な割高感が意識されやすかった。

ディフェンシブ株や消費関連株の一角が売られ、ダウ平均の重荷となった。半面、19日朝に市場予想を上回る決算を発表した保険のトラベラーズが大幅高となった。スマートフォンのアップルや金融のゴールドマン・サックスも高い。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反発し、前日比3.814ポイント安の1万2157.226(速報値)で終えた。