別名サンシキスミレ。フランスではパンセと呼びますが、その意味は「思索」。花の形が物思いにふける人の顔に似ている
ことから名づけられました。世界じゅうで親しまれているだけあって、英名だけでもなんと200以上も。
なかでもいちばん長い呼び名は「彼女に入り口で会って部屋の中でキスをしなさい」というものだとか・・・
スミレ科
原産地: ヨーロッパ、西アジア
花言葉: 愛の使者
今日聴いたジャズ・・・
JOHANNES ENDERS QUARTET・・・「SANDSEE」
本作は、ドイツ生まれのサックス奏者、ヨハネス・エンデルスのリーダー・アルバム。
アントニオ・ファラオのピアノトリオ、アントニオ・ファラオ(p)、エド・ハワード(b)、ビリー・ハート(ds)をバックに
した、ワン・ホーン・カルテット作品。
全9曲中、エンデルスのオリジナル7曲(1、2、3、4、6、7、9)、それに、バスター・ウィリアムスの5「DUAL FORCE」、
ボビー・ハッチャーソンの8「HERZOG」で構成されている。
アップテンポで展開されるのは、1、8くらいで、ほかはミディアムテンポで浮遊感漂う曲が多い。
中には穏やかな曲2、4で聴ける、各々のプレイも聴きどころ。
アルバム全体の印象としては、エンデルスがテナー、ソプラノと持ち替えて、味のあるプレイを聴かしつつも、前面に出すぎる
ことなくピアノ、ベース、ドラムスと巧く絡み合い、それぞれが名手としての技量を存分に発揮していることにあると思う。
エンデレスが”DEDICATED TO MY MOTHER”と書いているように、「MOTHER SONG」は曲名によく合った穏やかな曲に仕上がっている。
スタンダードを採りあげずに、オリジナル中心に固めたカルテット作品も楽しめる。
1・KIND OF NOW・・・2・SONG FOR BEN・・・3・TAURUS・・・4・MOTHER SONG・・・5・DUAL FORCE・・・6・UNDERGROUND
DREAMS・・・7・PLEASE STOP ME NOW・・・8・HERZOG・・・9・SANDSEE・・・
JOHANNES ENDERS(ts、ss)
ANTONIO FARAO(p)
ED HOWARD(b)
BILLY HART(ds)
2000年11月6日録音・・・
※ ヨハネス・エンデルス
ファラオ同様、ドイツ・エンヤ・レーベルに作品を残している。
ミュンヘン生まれのエンデルスにとって、デイブ・リーブマン、レジー・バーゴンジーとの出会いが決定的に
ジャズにのめり込む入り口になったようだが、レジー・バーゴンジーの推薦によって、いまやジャズのメインストリーム
の新興勢力から、主力へとのし上がりつつあるニューヨークの「ニュースクール」へ入学、ここで、ブランフォード・マルサリス、
ジム・ホール、ケニー・ワーナーに師事している・・・