モクレン科の常緑蔓性植物。関東以西の山野に自生するが、庭園などにも鑑賞用として植えられる。
昔、この茎から粘液をとって頭髪を整えたのでこの名がある。
光沢のある葉雌株につく赤い実が美しい。夏、葉腋に淡黄白色の五弁花を下向きにつける。直径五ミリほどの小さい実が
集まって、十、十一月ごろに紅色に熟す。葉も色づくと美しい。
漢方ではこの成熟した果実を採集し、乾燥させたものを南五味子といって、滋養強壮や鎮咳(ちんがい)薬にする。
五味子という名は酸味、塩辛味、甘味、苦味などの味があるからだという。
また、五味子には黒い実を結ぶものと赤い実を結ぶものとあって、前者を北五味子、後者を南五子と呼ぶ。
夏の間、青い実を蓄えていた美男葛や梅擬、蔓梅擬などが秋になり実を赤くするのは美しい。秋は実ものの季節。
”会ひにけり美男葛を見るために ”(高橋 悦男)・・・
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今日聴いたジャズ・・・
MATTHIAS VOST TRIO・・・「COMING UP FOR AIR」
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本作は、数々のヒット・アルバムを生み出したリ・ジャズの中心人物であり、モーターシティソウル名義ではディープ・ティク・ハウス
も制作するドイツの才人マティアス・フォーク率いるピアノ・トリオ作品。
06年のデビュー作『CHANGING COLOURS』以来3年ぶりとなるセカンド・アルバム。
一曲(#6)を除いて、11曲中10曲は、マティアス・フォークのオリジナル。
美しいメロディと透明感溢れるピアノの音色が作りだすリリシズムに満ちた世界、豊かな情感と洗練された知性が融合した一枚。
アンドレアス・マンズ(b)、フォルカー・シュミット(ds)という編成。
1・INHALE・・2・MEU AMOR・・3・SHELTER・・4・STOP&GO・・5・APPROXIMATION・・6・SUCH A SHAME・・7・THE RAINY
SEASON・・8・COMING UP FOR AIR・・9・THE FIFTH DAY・・10・VOYAGER・・11・THERE SHE GOES・・
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#2はリザ・ダ・コスタというラテン系の女性シンガーが歌うボッサ・ジャズで全体に漂う優しくて穏やかな空気が心地よく、
#7では同じく女性シンガー、ユタ・ガッケルの歌がこの曲をメランコリックな情感のあるものにしている。
ラストの#11では、マティアス自身がヴォーカルを披露し、淡々と、また切々とした心情を運んでくれる。
オリジナル曲は決して難解なものではなく、美旋律にただただ身をゆだねて聴くと心地よい。
ベースもドラムも存在感はあっても、決して自己主張せず、アルバム全体をより良いものにしている。
MATTIAS VOGT(p)
ANDREAS MANNS(b)
VOLKER SCHMIDT(ds)
LIZA DA COSTA(vo on2)
JUTTA GUCKEL(vo on7)
2008年2月21、23日録音・・・
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