今日聴いたジャズ・・・
ART FARMER WITH JOE HENDERSON・・・「YAMA」
アメリカ合衆国、アイオワ州カウンジル・グラフ出身のジャズ・トランペット、フリューゲルホーン奏者、
アート・ファーマーのリーダー作。彼がCTIに残した全５枚の最終作にあたる作品。
ちなみに、CTI初吹き込みは「クロール・スペース」。アート・ファーマーはCTIの歴史の一翼を担ってきたと言われる。
本作のポイントとして、アレンジャーにマイク・マイニエリ（vibes＆syn）を起用し、ジョー・ヘンダーソンに白羽の矢を立てた
こと、また、フュージョン派では有名なウォーレン・バーンハート、フレッド・ハーシュというキーボード奏者によるカラフルな
スパイスが全体のサウンドを華やかなものにして、さらに、ヘンダーソンが要所を引き締めているという理想的な展開を見せている。
全４曲の中には、多くのミュージシャンが参加、収録時間は３３分ほどと短めながらも各々のプレイを堪能できるアルバムに仕上がって
いる。タイトルの”YAMA”（山）はファーマーが来日時、富士山に感動してアルバム名に考えたとか。
１・DULZURA・・・２・STOP・・・３・YOUNG AND FINE・・・４・BLUE MONTREUX
ART FARMER（flh）
JOE HENDERSON（ts）
DON GROLNICK（key）
WARREN BERNHARDT（key）
FRED HERSCH（key）
MIKE MAINIERI（vibes、syn）
WILL LEE（eb）
EDDIE GOMEZ（ab）
STEVE GADD（ds）
SAMMY FIGUEROA（perc）
DAVID SPINOZZA（g）
JOHN TROPEA（g）
SUZANNE CIANI（syn、programming）
１９７９年４月録音
アレンジ：マイク・マイニエリ
プロデュース：クリード・テイラー
ハクチョウソウ（白蝶草）
