つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

石蕗の花(つわのはな)

2012-12-01 00:15:35 | ジャズ

 キク科の常緑多年草。暖地の海辺、崖などに自生する。九州から中国地方にかけて多い。
 葉は蕗(ふき)よりも緑が濃く、常緑で質が厚くつやがある。

 十月から十二月にかけて、菊に似た鮮黄色の美しい花を開く。舌状花が車輪のように並ぶ。
 観賞用として庭に植えられ、また切り花としても好まれる。

 『毛吹草(けふきぐさ)』(1645年)、『増山の井(ぞうやまのい)』(1663年)に、十月の季語として所出。
 『通俗誌』(1716年)には、「犬茎の花(つはのはな)」、「滑稽雑談(こっけいぞうだん」(1713年)には「つは花(ぶき)」と
  表記してある。日本の冬の花として古くから親しまれてきた。

 石や崖のほとりに咲いて、葉も厚くつややかな風姿には石蕗という名がふさわしい。
 九州地方では柔らかい葉柄を食用にする。苦味が強いので辛く煮付けたものが多いが、独特の香気と味が好まれている。

 もともと自生力の強い冬の花として親しまれてきた。


 ”石蕗咲いていよいよ海の紺たしか”(鈴木 真砂女)・・・


 今日聴いたジャズ・・・

 LARS JANSSON・・・「BALLADS」


 本作は、北欧を代表するジャズ・ピアニスト、ラーシュ・ヤンソンのリーダー・アルバム。

 全曲、ヤンソンの書き下ろし曲。ヤンソンが2001年までに発表した5枚のリーダー作から、スローテンポの曲ばかり18曲を選んで
 編集したベスト盤。穏やかで深い精神性に満ち、彼ならではの緻密な美旋律がつづく。上質なバラードの数々・・・
 個人的にも、ヤンソンのアルバムの中でこの一枚だけあれば十分だと思う作品。

 ただただ、深遠の世界に身をゆだねて聴き入りたい・・そんな一枚。。


 JARS JANSSON(p synth)
 LARS DANIELSSON(b)
 ANDERS KJELLBERG(ds)
 BRYNJAR HOFF(oboe on17、18)
 PAUL McCANDLESS(english horn on8、11、15、16)
 PAOLO FRESU(tp)
 JOHAN BORGSTROM(sax fl)
 CHRISTIAN SPERING(b)
 MORTEN LUND(ds on11、16)


 寒さが増してきた静かな宵に・・・耳を傾けよう・・・

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