今日聴いたジャズ・・・
KENNY DORHAM・・・「UNA MAS」
テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、ケニー・ドーハムの1963年作品。
本作が録音された1963年はボサノヴァが評判になり始めたころで、ケニーもこの年にブラジルを訪れ、すっかりブラジル音楽に
魅せられた。その結果サンバ調のタイトル曲を初め、ブラジル色豊かな演奏を繰り広げている。
本作の聴きどころは多く、当時全くの新人だったジョー・ヘンダーソンがパワフルなプレイを聴かせていると同時に、ジョー・ヘンに
とって初レコーディングの作品になっていることも特筆に値する。
また、マイルス・バンドに参加する一か月前の、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムスのプレイも聴きどころ。。。
本作では、何といってもタイトル曲の「ウナ・マス」に惹かれる。ファンキーで15:17という長尺のトラック。
「サン・パウロ」でのケニーらしい佳曲も素晴らしい。
1・UNA MAS(ONE MORE TIME)
2・STRAIGHT AHEAD
3・SAO PAULO
4・IF EVER I WOULD LEAVE YOU
ケニー・ドーハム(p)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ハービー・ハンコック(p)
ブッチ・ウォーレン(b)、トニー・ウィリアムス(ds)
1963年4月1日録音
黄色のアザレア(ツツジ科)