つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

kenny dorham/ una mas

2016-12-04 14:15:21 | ジャズ



          今日聴いたジャズ・・・



        KENNY DORHAM・・・「UNA MAS」

 

      テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、ケニー・ドーハムの1963年作品。


      本作が録音された1963年はボサノヴァが評判になり始めたころで、ケニーもこの年にブラジルを訪れ、すっかりブラジル音楽に


      魅せられた。その結果サンバ調のタイトル曲を初め、ブラジル色豊かな演奏を繰り広げている。


      本作の聴きどころは多く、当時全くの新人だったジョー・ヘンダーソンがパワフルなプレイを聴かせていると同時に、ジョー・ヘンに


      とって初レコーディングの作品になっていることも特筆に値する。


      また、マイルス・バンドに参加する一か月前の、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムスのプレイも聴きどころ。。。


      本作では、何といってもタイトル曲の「ウナ・マス」に惹かれる。ファンキーで15:17という長尺のトラック。


      「サン・パウロ」でのケニーらしい佳曲も素晴らしい。


1・UNA MAS(ONE MORE TIME)

2・STRAIGHT AHEAD

3・SAO PAULO

4・IF EVER I WOULD LEAVE YOU




       ケニー・ドーハム(p)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ハービー・ハンコック(p)

       ブッチ・ウォーレン(b)、トニー・ウィリアムス(ds)


         1963年4月1日録音



      黄色のアザレア(ツツジ科)