ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

芸術文化とNPO

2005-02-12 14:58:48 | 大学
秋学期「芸術文化とNPO」の採点を終了。履修登録者208名のうち、レポート提出者183名。成績の内訳は、A29名、B72名、C45名、D(不合格、成績再評価対象者)37名。最高得点は95点。最低点は0点。レポート提出者の平均は、44.3点。直感的に言うと、成績の分かれ目は、レポート課題の設定意図を理解して授業内容と結びつけて答えていれば、だいたいB評価以上になる感じである。そのうち、内容がまとまっ . . . 本文を読む
コメント (3)

口上

2005-02-11 02:16:55 | 大学
大学内で幹部スタッフの人と少し雑談をしていて、就職活動をしている学生が就職課(に限らないが)に相談に来ても満足に名前も用件も伝えることができない、という話になった。もちろん、中にはそういう学生もいる、という話であって全員がそうだというわけではないのだが、無視できるほど少数でもないらしい。 そう言えば、私の研究室に用があって訪ねてくる学生も、名前を名のらずに、「あの~」とだけやっとしゃべり、こちらが . . . 本文を読む
コメント

この惨状

2005-02-11 01:32:39 | 大学
跡見で秋学期(10月~2月)に開講していた「芸術文化とNPO」のレポートを現在採点中である。まだ途中経過だが、残念なことに、今回は目を覆いたくなるほど不出来なレポートが数多くある。この分だと、成績再評価対象者(いわゆる「不合格」)が20名を軽く超えそうである。私は今まで、講義科目でレポートをまがりなりにも提出した学生に対してはほぼ合格(C評価以上)をつけてきたのだが、今回は「さすがにこれでは合格は . . . 本文を読む
コメント (2)

岡田利規氏、岸田戯曲賞受賞

2005-02-07 23:10:18 | アーツマネジメント
岡田利規作『三月の5日間』(上演台本)が今年度の岸田國士戯曲賞に決まったという。宮藤官九郎作『鈍獣』(上演台本)との同時受賞とのこと。めでたい。一方は映画やテレビドラマの脚本で既に超売れっ子のクドカンなので、世間的な知名度からいうと現時点では大違いという印象を受ける人が多いと思うが、今回の選考は、力のある人に対して、あるいは、優れた成果に対しての非常にまともな評価だと感じる(審査員の選評は未読)。 . . . 本文を読む
コメント

にしすがも活動写真館

2005-02-07 00:02:04 | アーツマネジメント
5日(土)、東京・にしすがも創造舎で行われた「にしすがも活動写真館」という催しに参加してきた。 今、「にしすがも創造舎」として、演劇の稽古場等に使われている東京都豊島区の旧・朝日中学校は、戦前は、大都映画という撮影所のスタジオがあったところである。 この日は、その当時の無声映画のスター、ハヤフサヒデトの主演映画「争闘阿修羅街」と、地元の小学生らが「ハヤフサ調査団」としてハヤフサの足跡を調べる様子を . . . 本文を読む
コメント

ベルリン・フィルと子どもたち

2005-02-05 22:39:44 | アーツマネジメント
去る4日に、映画「ベルリン・フィルと子どもたち」を観に行った。(渋谷・ユーロスペース) 上映はこの日が最終日であった。観たいと思っている映画に実際に行けるのは、何故か、いつもいつも、最終日かその前日になってしまう。ラスト・ミニッツ・ゴアーとでも言おうか。 この映画もかなり話題になった映画だ。ロビーには、さまざまな新聞・雑誌に掲載された紹介記事が壁一面に貼りだしてあった。その中で、「フィガロ・ジャポ . . . 本文を読む
コメント (1)

いま、会いにゆきます

2005-02-05 09:13:12 | その他
いま、会いにゆきます スタンダード・エディション東宝このアイテムの詳細を見る 純愛ブームだそうである。で、話題の純愛映画である。 やはり昨年公開された同じ東宝映画の「スウィングガールズ」のことを、女子高生に対して何の幻想も持たないで撮った映画、と評した文章があったが、この映画は、ある意味で、青春時代(高校時代)の「純愛」に対する幻想でできている映画である。その幻想の持ち方は、私はきらいではない。 . . . 本文を読む
コメント

横浜トリエンナーレ最新情報

2005-02-03 23:01:52 | 横浜トリエンナーレ
明朝4日付の「ヨコハマ経済新聞」で、横浜トリエンナーレ2005の最新の動きが紹介されることになっている。新しくディレクターに就任した川俣正氏が先月28日の記者会見で語った「アートサーカス(日常からの跳躍)」というテーマについて、また、市民による広報チーム「はまことり」の活動、はたまた、「Yokohama City Art Network」構想など、興味深い内容が満載となっているので、横浜トリエンナ . . . 本文を読む
コメント

荒木経惟「石川の顔」展にて

2005-02-03 22:02:59 | その他
金沢シリーズの続き。金沢21世紀美術館の開館記念プログラムのひとつとして、荒木経惟「石川の顔」展が開催されている(1月29日から)。この写真展は、同美術館の無料ゾーンにある「市民ギャラリーA」で開催されていたもので、石川県の普通の人たち730人の顔を天才アラーキーが撮影し、大きな展示室の四方の壁面いっぱいに大勢の老若男女の顔のアップが並べられている。 その中にひとり、60年配(だと思う)の短髪の女 . . . 本文を読む
コメント

金沢21世紀美術館の快進撃

2005-02-03 21:33:17 | アーツマネジメント
昨年10月にオープンした金沢21世紀美術館へ初めて行ってきた。 「21世紀の出会い-共鳴、ここ・から」と題された開館記念企画展の内容も大変楽しめたが、やはり特筆すべきはアートの敷居を低くしようとする姿勢である。ただ黙って作品を鑑賞するというのではなく、さまざまな形で観客が参加して作品を楽しむしかけが随所に施されている。現代アートの遊園地、あるいはテーマパークという感じである。実際、日曜に訪れたこと . . . 本文を読む
コメント