ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

紫のゆかり

2004-11-08 00:45:37 | 大学
先日、跡見女子大学の「紫祭(ゆかりさい)」の説明をしたときに、紫を「ゆかり」と読むのは源氏物語の「紫のゆかりの人(紫上)」による、と書いたのだが、これは必ずしも十分な説明ではなかった。源氏物語より前、古今集に、「紫のひともとゆえに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」という歌がある。今ではなじみのない古語が並んでいるが、「みながら」は「おしなべて、すべて」の意、「あはれ」は「好ましい」とか「感興を誘 . . . 本文を読む
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