(つづき)
西鉄バスのサイトの過去の「ダイヤ改正情報」を保存したものを紹介しているこのシリーズ。
10回目は、これまで大規模改正を中心に紹介してきたので、小規模改正の情報をいくつかまとめて。
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1998.10.1(木)改正
志賀島線
航空管制部~マリンワールド海の中道間に『カモ池』バス停を新設
甘木幹線
急行系統の停車停留所を変更し、甘木~杷木間は全てのバス停に停車
JR二日市、朝倉街道方面からの甘木バスセンター行きを甘木営業所まで路線延長
行先番号41番の原鶴温泉経由の普通系統を新設
甘木~日田
運行時刻の一部変更
南部循環
運行時刻の一部変更
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1998.10.3(土)改正
春日~那珂川ハイツ、那珂川、弥永~天神
JR西日本ダイヤ改正(博多南駅)に伴う、運行時刻の一部変更
南福岡
運行時刻の変更
白木原
運行時刻の変更
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1998.10.10(土)改正
秋月~田主丸
甘木鉄道ダイヤ改正に伴う、運行時刻の一部変更
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1998.10.19(月)改正
那珂川 (62)
博多南駅発11時10分那珂川営業所行を新設(月~金のみ)
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1998.11.24(火)改正
【福岡地区】
1.南ケ丘
大野城市役所循環系統、21番大野城市役所系統の起終点を「大野城市役所」から「大野城サティ」に変更し、大野城サティに乗り入れを開始。
2.白木原
運行時刻の一部変更。(月~金のみ)
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1998.12.7(月)改正
【福岡地区】
1.金武
深夜バスの運行経路の変更
(新)天神BC前1A~明治通~西新~藤崎~次郎丸~四箇田団地
(旧) 〃 ~昭和通~ 〃
2.上西山(二日市交通)
運行時刻の変更
【久留米地区】
1.佐賀~福岡
運行時刻の一部変更
2.荒尾~福岡空港
運行時刻の一部変更
3.久留米~吉井
運行時刻の一部変更
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「甘木鉄道ダイヤ改正に伴う…」ということで、当時は甘木市内線も西鉄が運行していたが、この3年後に甘木観光バスに移管されている。
同時期に行われている甘木幹線の急行の縮小、原鶴温泉経由の「41番」の新設…という、「本線上でちゃんと客を拾う」という方針への転換は、その後の「支線を廃止する」ことへの布石だったとみることができるのかもしれない(あくまで「後から振り返ると」という意味で)。
「二日市・朝倉街道~甘木・杷木」に限らず、「久留米~吉井~浮羽」や「久留米~八女~山鹿」なども、本線上の速達系統の廃止(縮小)と、支線の廃止(縮小)は、どこか呼応している面がある。
博多南駅→那珂川営業所に1便追加が行われているが、博多南駅、那珂川営業所、いずれも那珂川町の交通の拠点であるにもかかわらず、その両者を結ぶ路線の本数は、以前からあまり多くなく、現在はその両者を結ぶ西鉄バス路線は存在しない。
「7番」の廃止、「4番」の道善四角~博多南駅間の廃止、「8番」の廃止…と、町の東西軸を走る路線は、衰退傾向にあるが(もっと遡れば、春日ローカル「2番」の那珂川営業所行き廃止や「46番」の井尻~那珂川の廃止なども、東西軸路線衰退に当てはまるが、これらはさらに一時代前の話である)、コミュニティバスへの転換を促進したいから衰退させているかのような印象もあり、便数やルートを少し工夫すれば、西鉄の路線としても十分成り立つようにも見える。
「大野城サティ」への「21番」乗り入れも最近のことのような印象もあったが、もう12年が経過しようとしている。
なお、98年11月24日の改正で、「大野城市役所循環系統のサティ乗り入れ」「白木原線の運行時刻変更」が行われると書いてある。
「大野城市役所循環系統」というのは、以前の記事で書いた「10番」「15番」、そして「白木原線」というのは同じく「12番」ではないかと思われる。
以前の記事では、「12番」の廃止を受けて「10番」と「15番」ができたと書いていたのだが、この当時「10番」「12番」「15番」が同時期に存在していたとすれば、私の記事の記述は誤まりということになります…。
なお、「まどか号」の登場は、ここから約4年半後である。
(つづく)
西鉄バスのサイトの過去の「ダイヤ改正情報」を保存したものを紹介しているこのシリーズ。
10回目は、これまで大規模改正を中心に紹介してきたので、小規模改正の情報をいくつかまとめて。
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1998.10.1(木)改正
志賀島線
航空管制部~マリンワールド海の中道間に『カモ池』バス停を新設
甘木幹線
急行系統の停車停留所を変更し、甘木~杷木間は全てのバス停に停車
JR二日市、朝倉街道方面からの甘木バスセンター行きを甘木営業所まで路線延長
行先番号41番の原鶴温泉経由の普通系統を新設
甘木~日田
運行時刻の一部変更
南部循環
運行時刻の一部変更
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1998.10.3(土)改正
春日~那珂川ハイツ、那珂川、弥永~天神
JR西日本ダイヤ改正(博多南駅)に伴う、運行時刻の一部変更
南福岡
運行時刻の変更
白木原
運行時刻の変更
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1998.10.10(土)改正
秋月~田主丸
甘木鉄道ダイヤ改正に伴う、運行時刻の一部変更
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1998.10.19(月)改正
那珂川 (62)
博多南駅発11時10分那珂川営業所行を新設(月~金のみ)
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1998.11.24(火)改正
【福岡地区】
1.南ケ丘
大野城市役所循環系統、21番大野城市役所系統の起終点を「大野城市役所」から「大野城サティ」に変更し、大野城サティに乗り入れを開始。
2.白木原
運行時刻の一部変更。(月~金のみ)
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1998.12.7(月)改正
【福岡地区】
1.金武
深夜バスの運行経路の変更
(新)天神BC前1A~明治通~西新~藤崎~次郎丸~四箇田団地
(旧) 〃 ~昭和通~ 〃
2.上西山(二日市交通)
運行時刻の変更
【久留米地区】
1.佐賀~福岡
運行時刻の一部変更
2.荒尾~福岡空港
運行時刻の一部変更
3.久留米~吉井
運行時刻の一部変更
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「甘木鉄道ダイヤ改正に伴う…」ということで、当時は甘木市内線も西鉄が運行していたが、この3年後に甘木観光バスに移管されている。
同時期に行われている甘木幹線の急行の縮小、原鶴温泉経由の「41番」の新設…という、「本線上でちゃんと客を拾う」という方針への転換は、その後の「支線を廃止する」ことへの布石だったとみることができるのかもしれない(あくまで「後から振り返ると」という意味で)。
「二日市・朝倉街道~甘木・杷木」に限らず、「久留米~吉井~浮羽」や「久留米~八女~山鹿」なども、本線上の速達系統の廃止(縮小)と、支線の廃止(縮小)は、どこか呼応している面がある。
博多南駅→那珂川営業所に1便追加が行われているが、博多南駅、那珂川営業所、いずれも那珂川町の交通の拠点であるにもかかわらず、その両者を結ぶ路線の本数は、以前からあまり多くなく、現在はその両者を結ぶ西鉄バス路線は存在しない。
「7番」の廃止、「4番」の道善四角~博多南駅間の廃止、「8番」の廃止…と、町の東西軸を走る路線は、衰退傾向にあるが(もっと遡れば、春日ローカル「2番」の那珂川営業所行き廃止や「46番」の井尻~那珂川の廃止なども、東西軸路線衰退に当てはまるが、これらはさらに一時代前の話である)、コミュニティバスへの転換を促進したいから衰退させているかのような印象もあり、便数やルートを少し工夫すれば、西鉄の路線としても十分成り立つようにも見える。
「大野城サティ」への「21番」乗り入れも最近のことのような印象もあったが、もう12年が経過しようとしている。
なお、98年11月24日の改正で、「大野城市役所循環系統のサティ乗り入れ」「白木原線の運行時刻変更」が行われると書いてある。
「大野城市役所循環系統」というのは、以前の記事で書いた「10番」「15番」、そして「白木原線」というのは同じく「12番」ではないかと思われる。
以前の記事では、「12番」の廃止を受けて「10番」と「15番」ができたと書いていたのだが、この当時「10番」「12番」「15番」が同時期に存在していたとすれば、私の記事の記述は誤まりということになります…。
なお、「まどか号」の登場は、ここから約4年半後である。
(つづく)
soramameさんの当初のキオク通り、(12)系統の廃止後に(10)(15)系統が生まれていますから、これらの系統は同時には存在しないはずです。
1998年11月時点での「大野城市役所循環線」とは、その(10)(15)系統の前身である無番系統のことです。ルートは同一なんですが、乙金止メ系統が無番時代にはありませんでした。当方ブログ内「方向幕コレクション」月の浦営業所(旧幕)で遊んでいただければお分かりかもしれません。最後の方に無番の4コマ(大野城市役所まどかぴあ終点×2系統/大野城サティ終点×2系統)がありますが、前者が今回の記事にあるダイヤの改正前、後者が改正後の分です。
総合すると、(12)→(10)(15)というよりは、(12)+無番=(10)(15)ということがいえるかもしれませんね。
情報ありがとうございます。
10番と15番の間に「無番」の時代があったのですね!
時系列的なキロクを残している訳でもなく、大雑把なキオクだけで書いているので、事実を教えていただけるとたいへん助かります。
方向幕コレクションは過去に拝見させていただいていたのですが、そこまで深く考えておりませんでした…(笑)。
天神の54番や151番などほとんど各停と変わりませんし、この先も特快3番も地行か大手門など追加されるかもしれませんし、逆に本数自体を減らすということもありえそうです。。事実北九州では1番特快が日曜日の運行を取りやめましたが私が思うに平日のほうが速達便は不要と考えます。
市内を走る速達便は、はじめは停車停留所がかなり少なくても、少しずつ増えて各停とたいして変わらなくなり、最終的にその速達便は廃止…という流れは繰り返されていますから、現行の速達便も、おっしゃるように衰退していく可能性はあるんでしょうね。
ただ、54番や151番については、(快速や急行という種別が適当かは別として)通過停留所の設定はなかなか合理的なようにも思えますし、特快3番も過去いろんな変更を経て、ようやく落ち着いたようにも見えます。
北九の1番特快の平日も、結構利用されているような気がしますが(個人的にはよく利用しています)、状況は厳しいのでしょうか?