INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2024年4月1日ダイヤ改正(1)

2024年04月01日 |    ┣ ダイヤ改正2024

1月20日に引き続き、来る4月1日にもバス停名称の変更が。
他者、自社を問わず、鉄道には厳しい印象があった西鉄バスのバス停名だが、このところ風向きが変わってきた感がある。

ららぽーと福岡から竹下駅行きのバスが出ます!と言いながら、駅前のバス停名はずっと「竹下」だったものが、ここにきてようやく改称。
「竹下駅西口」を経由するバスも増え対比をくっきりさせる意味でも「竹下駅前」への改称は妥当かと。

普段その路線を利用している人は、バス停名に「駅」が入っていなくてもそこが駅だとわかるわけだが、初めて訪れる観光客にそんなことはわからない訳で、「西鉄柳川駅」のように観光地の駅の前のバス停に「駅」を入れることは大事と思われる。
羽犬塚駅大野島農協前を結ぶ「8番」も、恋木神社経由ができたことで観光客利用も想定されることから、「八丁牟田駅」への改称は親切に映る。
でも、だったら「太宰府」は変えなくてもいいのでしょうか。

駅のすぐ横にあるのにずっと駅名には知らんぷりだった「唐の原」は、駅ができて35年が経ちようやく「九産大前駅」に改称。
一方で、ひとつ隣りの「大名」は「西鉄唐の原」に。
大名」と西鉄貝塚線の唐の原駅はやや離れているし、ここでの乗り継ぎもさほど一般的ではないので、ここは「駅」を入れなかった・・という感じでしょうか。

もともと「和白営業所」だった「和白五丁目」は「和白駅北口」に。

駅とは関係ないですが、かつて「61番」の“狭義の終点”だった「西公園下」が長い年月を経て復活。
明治通りの「西公園」が「大濠公園」に改称されて既に14年以上が経っており、バス停名に「西公園」を入れても混乱は起きないという判断でしょうか。

(ここまで、記事の日付にご注意ください。)

以下は本当の話。

2020年10月以降“休止”という扱いとなっていた「大橋駅~福岡空港線」が4月1日をもってついに“廃止”に。
2002年頃から妄想していた路線で、2017年に現実となったときには素直に嬉しかったのだが、いい夢を見させていただきました。
(つづく)

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さくら色の西鉄香椎2024

2024年03月31日 |    ┣ ○○の西鉄香椎

西鉄香椎駅前の桜、2024年バージョン。


桜のそばのバス停は、「西鉄香椎駅前」ではなく「西鉄香椎」。 


もっとたくさんのバスに来てほしそうな待機場。


「西鉄香椎駅前」のバス停は、どちらかといえばJR香椎駅に近い場所に。

 

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2024年3月16日ダイヤ改正(3)

2024年03月15日 |    ┣ ダイヤ改正2024

(つづき)
現在、「21A」には雁の巣レクリエーションセンター行きと志賀島小学校前行きがあって、前者はマリンワールド海の中道や志賀島には行かないことから、このような注意喚起が行われている。

今回のダイヤ改正で、志賀島小学校前行きは「21A」から「25A」に番号が変更となることから、今後は“be careful in 21A”の必要はなくなる。
また、「21B」のルート変更により、アイランドシティランプ経由の「25I」も新たに運行され、“マリンワールドや志賀島に行きたいときは25”という整理ができるようになり、観光客などへの説明はしやすくなる。

ただ、「25I」は「251」に見えてしまう懸念はあり。


これだとまず伝わりそうにないので、


こんな感じとか??
でも、バスの行先表示で工夫できたとしても、各種パンフレット等でどんなフォントで表示されるかまで目は行き届かないので、見間違い等が起きる可能性は孕んでいるのかも。

なお、西戸崎駅~志賀島~勝馬を運行する路線は「25番」や「5番」などにはならずに「1番」のまま。

福岡地区の「25番」は、もともとは西鉄市内線(路面電車)の代替バスの番号として長らく用いられていたが、2015年春に西新経由から今川西町公園経由に変更になるのを機に「20番」に改番して以降は欠番となっていた。
ルートが多岐にわたる「22番シリーズ」を整理する際の数字として「25」を使用してみては?と考えていたのだが、観光客優先の番号使用となりました。

 


“牛頸二丁目も免許維持になるようです”
というコメントをいただきました。
ありがとうございます。
そして、いただいたコメントにここ1年くらい返信していなくてすみません。

複数の経由地、行先があり、現状「YKF」の見本となっていた「42番」は、今回の改正で平野ハイツ行きがなくなるため、平野ハイツ行きのみが走っていた大野城市の牛頸二丁目(牛頸交差点~牛頸四丁目交差点)は、土曜日の早朝に平野ハイツ発大橋駅行きのみが走る区間となる。
なお、この便は、牛頸二丁目に加え、“松ヶ丘団地を通らない”(塚原台交差点~松ヶ丘入口交差点間)という、2つの免許維持の任務を負うもよう。


「42番」のバリエーションも大きく減り、大土居交差点から南側は「大橋駅とのつながり」という観点では見捨てられてしまった感じ。
春日原駅には新たに特急も停まるからそっちにいってください、という感じでしょうか。
「YKF」が低下したとはいうものの、わかりやすさ向上と利便性低下を比較したときに、圧倒的に後者のほうが大きい改正であることが非常に残念。
(つづく)

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2024年3月16日ダイヤ改正(2)

2024年03月14日 |    ┣ ダイヤ改正2024

(つづき)
冒頭の画像は、西鉄大橋駅~パナソニック前間の運行パターン変更についての「お知らせ」。
ただ、正直なところ、わかりにくいです。


西鉄のサイトで公開されている図も同様。

西鉄大橋駅~パナソニック前間のルートは、


2012年7月まではこのように至ってシンプルなものでした。
なお、「63番」が大橋駅発着になったのは2007年春から「48-1番」運行開始は2010年春から


また、再開発による橋の架け替えが行われる前は、2つのルートの南側の合流(分離)地点は清水四丁目ではなく塩原でした。


2012年7月のダイヤ改正で、竹下駅西口への乗り入れが開始され、「48-1番」が竹下駅西口経由となり、ルートが3パターンとなった。
なお、「48-1番」の「48番」との違いは、当初は、レークヒルズ野多目発着か(48番)、老司団地発着か(48-1番)という点だったが、このときから新たに、清水四丁目経由か(48番)、竹下駅西口経由か(48-1番)という要素も加わった。


そして、それから約1年後、2013年11月に「W」が登場する際に、既存路線の多くが大橋駅で分断されることで、みやけ通り沿線から区役所、市民センター等への利便性が低下することに配慮して、「47番」が塩原経由から南警察署前経由に変更となり、現在まで、このパターンで運行されてきた。

そして、今回の改正で、非常に大雑把に言うと、


このように2パターンに集約されることになる。
「48-1番」も「48番」も竹下駅西口経由となるため、両者の違いは、レークヒルズ野多目発着か(48番)、老司団地発着か(48-1番)という1要素のみに戻ることになる(なので、都心行きは「48番」として運行に)。

ただこれは、あくまで「非常に大雑把に言うと」であり、実際は、少しだけバスが残る区間があるため、


このようになる(赤の点線は1日数本のみ運行される「47-1番」、青の点線は土曜日に1本だけ「63番」大橋駅行きが運行される区間)。

小さなことに目をつぶるわけにはいかないことが、「お知らせ」がわかりにくくなってしまった要因といえそう。
例えば、「47番」については南警察署経由を「47番」のままにして、新たに(実際は“復活”ですが)塩原経由で運行されるほうを「47-1番」とし、「48番」については、土曜日に1本だけ残るものを「48番」として、竹下駅西口経由のほうを「48-1番」のままとしておけば、「お知らせ」は、ここまでわかりにくい説明にはならなかったと思われる。
ただ、点線の部分はいずれ廃止することも視野に入れているのだろうから、上記“例えば…”は、全く現実的な策ではありません。
また、ここまで「48-2番」には全く触れていませんが、「48番」に含まれると考えていただければ。

あと、今回の改正で「塩原」を「塩原一丁目」などに改称してもよかったのではないかと思う。
「塩原小学校前」「塩原四丁目」「塩原橋」などのバス停と、下に何も付かない「塩原」が混在していて、
“塩原経由に変わります、って言うけど、もともと全部塩原経由じゃないか!”
という気もするので(笑)。


今回の改正で、竹下駅西口を通るバスが大きく増えることになる。
過去の記事で、
“でも、大橋~竹下って、イメージ以上に実は近いので(←当然、「イメージ」は人によって違いますけど)、竹下へのシフトの加速はある程度覚悟しなければいけないのかもしれない。
そして、それを指をくわえて見ているだけでなく、新たな竹下駅までのバス需要を掘り起こすという発想も必要になってくるのではないだろうか。”
と書いていました。
バスの本数が減便傾向にある中で利便性を維持していくためには、他社の交通機関との連携が大事ということでしょう。
思わず当たり前すぎて恥ずかしいことを書いてしまいました・・でも、それが当たり前ではない時代が長かったことも事実。


「62番」の一部を、こんな感じで延ばしてみては?とずっと思っているのですがいかがでしょうか。
(つづく)

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2024年3月16日ダイヤ改正(1)

2024年03月03日 |    ┣ ダイヤ改正2024

3月16日にダイヤ改正です。

公式発表によると、
“今回のダイヤ改正は、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」の改正への対応を主な目的として実施するものです。 
改正内容としては、最終便の時刻繰り上げやコロナ禍以降、需要が戻らない路線・時間帯の需給調整を実施し、福岡地区では全体の約4.1%(平日)を減便いたします。”
とのことで、減便がメインの非常に寂しい内容。

減便以外にもいろいろと変更がありますので、ピックアップしていきます。

・「46番」の井尻一丁目、井尻駅入口、折立経由廃止

そして、現在「46-1番」として運行されている宮竹小学校前、井尻駅経由は存続し、こちらが新たに「46番」となる。
8年前にこうなる予感はしていましたが、ついに、という感じ。
井尻一丁目~折立間の一方通行区間を走るバスも廃止となる。
一方通行区間とともに「46番」のハイライトだった、鹿児島本線等をくぐるガード経由も既に廃止となっており、私が好きだった「46番」も遠い彼方に行ってしまう感じ(竹下~五十川間など、味のある区間はまだありますが)。

「県道とバス路線」というテーマでいつか記事を書きたいと思っていたのですが、「46番」はもともと、県道山田中原福岡線をできるだけ忠実にたどろうとする意図が感じられる路線でした。
県道町川原福岡線の旧「70番」と旧「22番」、県道桧原比恵線の旧「54番」、県道後野福岡線の現「61番」など、バス路線が先なのか県道の指定が先なのかはわからないのですが、路線を最初に敷いていくときの考え方みたいなものが垣間見える気がしています。

 

・「25I」の新設など

現在、土日祝日に「天神~(呉服町ランプ)都市高速(香椎浜ランプ)~照葉小中学校~雁の巣レク~マリンワールド~西戸崎駅~大岳」を運行している「21B」が、香椎浜ランプ経由からアイランドシティランプ経由に変更となり、行先番号が「25I」となる。
また、現在の「21A」のうち、志賀島小学校前行きが「25A」に変更となる。
現在の「21A」の雁の巣レクリエーションセンター行きの車内では「このバスはマリンワールド海の中道、志賀島には行きません」というアナウンスが流れているし、天神や蔵本の乗り場でも、外国人向けに “マリンワールドに行きたい人は「21A」の雁の巣行きに乗ったらダメだ”という主旨の〇と×を用いた注意書きが掲示されていたりするので(〇と×が外国の人に伝わるか、という問題はありますが)、「25」という番号で区別できるよう、マリンワールドに行きたい人向けの配慮といったところでしょうか。


「25I」は、4年前に考えた「222番」とほぼ同ルート。
この時の記事では
“番号は、末尾に“I”だと「22I」のように視認性に問題ありそうだし・・”
と書いていました。
また、アイランドシティランプ経由の「230番」が新設された際の記事では、
“順当にいけば「22I」とかが妥当なのでしょうが、やはりアルファベットの「I」は「1」と見分けがつきにくく使いづらかったでしょうか。”
とも書いていました。
アルファベットの「I」は視認性の観点から使わないと踏んでいたのですが、あっさりと使用を開始。
でも、「25I」という番号をぱっと見て、「にじゅうご・あい」だとはなかなか認識されないのでは?という気もするので、短期間で「250番」などに変更される可能性もありそう。
「25i」みたいに、バスの行先表示では工夫されるのでしょうか??
マリノアシティの「333番」ららぽーとの「444番」と同様、マリンワールド向けに「222番」というのは良い番号では?と個人的には思っているのですが(笑)。

 

・「赤間急行」の末端部の効率化など

青葉台入口行きのルートが、自由ヶ丘南二・三丁目、公園前を経由しなくなり、自由ヶ丘南一丁目から青葉台に直通するようになる。
これに伴い「公園前」は免許維持化(日祝日に一日一本だけ、青葉台入口発の急行が停車)。

また、広陵台児童公園前行きが、広陵台中央公園前までの運行に短縮。
広陵台児童公園前、広陵台三・四・五丁目には、日赤看護大学発天神行きが平日一本だけ停車するようになる。

運行時間や運行区間を短縮したり(ヒルトン福岡構内乗り入れ縮小、長丘~高宮循環バスに半周ルート新設)、難しい車線変更を回避したり(「流通センター東」の都心方面乗り場廃止)、過度な右左折を軽減したり(西片江地区のルート変更)など、今回の改正では、他にも効率化、運転手さんの負担軽減の意図が感じられる変更が行われます。

 

・「桜並木駅」開業関連

現在の「雑餉隈車庫」バス停は「桜並木駅」に改称
また、「11番」と「43番」が、「雑餉隈駅入口・しののめ町・山田経由」から「桜並木駅経由」に変更となる。
これに伴い、「西鉄雑餉隈駅入口」「しののめ町」は免許維持化(「43番」の南福岡駅行きが土曜日に一本だけ停車)。

なお「11番」は障子岳発の便が廃止となり、新たにJR宇美駅を発着するものが新設。
上宇美行きとJR宇美駅行きが並存するという、アイランドシティ照葉行きと香椎照葉センターマークス前行きみたいな感じに。
それにしても「11番」はここ数年で大きく減りました・・。

 

・西鉄大橋駅~パナソニック前間の運行パターン変更

整理すると以下の通り。
 「47番」が南警察署前経由から塩原経由に戻る(10年半ぶり
 南警察署前経由もわずかに残り、「47-1番」として運行
 「48番」「48-2番」「63番」は清水四丁目経由から竹下駅西口経由に変更
 現在、竹下駅西口を経由している「48-1番」は「48番」に番号変更(博多駅方面のみ)
 塩原橋と清水四丁目をつなぐ区間は免許維持化(「63番」の大橋駅行きが土曜日に一本だけ運行)

・・整理してもわかりにくいですね。
「63番」は、過去にも免許維持の役割を複数担っていたことがあり、運命?を感じます。

それにしても、今回、免許維持路線、免許維持区間が大幅に増え、時代が逆戻りしている感じです(ここまで挙げた以外にも、「八田小学校」「原田郵便局前」などが新たに“一週間に一本だけ”バス停の仲間入り)。
これに伴い、「YKF」の流れも加速しており、わかりにくさが生まれて、さらにバスを選択することが敬遠される・・という悪循環にも陥りそう。

昨年春のダイヤ改正についての記事で、以下のように書いていました。
---
「天神~キャナル~博多駅」や「六本松~薬院駅~博多駅」など、もっと大胆に減便されるかと思っていましたが、そうでもなかった、というのが率直な感想。
まあ、1年後、2年後は予断を許しませんが。
公式発表の少し前にNHK福岡が「独自」として、ダイヤ改正の概要を先出ししたのですが、その中に、
“保有台数で全国最大規模の西鉄のバスは、乗用車とともに中心部の渋滞の要因の1つともされていて、今回の減便が渋滞緩和につながるかも注目されそうです”
という一文がありました。
「独自」と引き換えに、この一文を最後に入れさせた意義は非常に大きいと思いました(記事の内容自体は「独自」と呼べるほどではなかったのですが)。
「都心部でバスが列をなしている」「台風でも最後までとまらない」「路線バスが都市高速に乗る」…といった、西鉄バス“らしさ”的なものが「良いこと」として語られることがこれまで多かったわけですが、今後、できるだけ永くバス事業を存続させていくためには、「西鉄バスはこうでなきゃいけない」という呪縛から少しずつ解放させてあげる必要もあると思われ、そのためには、マスコミをうまく使うことも必要ということでしょう。
---

西鉄は、電車やバスという公共性の高い部門を保有していて他のデベロッパーとは違う、という点が大型プロジェクトに参画するときの強みになっていました。
なので、労働時間の基準が変わったから、とか、渋滞の原因と言われるから、といった、仕方なくバス事業を縮小せざるを得ないんだよ!という「理由探し」が今後も続いていくのかもしれません(意地悪な書き方ですみません)。
(つづく)

コメント (3)
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