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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

キーワードは序列、怒れ保護者!

2008年09月06日 | Weblog
 文部科学省が二年連続で全国学力テストを60億円づつ出費して実施したことについて、サヨク売国メディアなどは税金の無駄使いなどと大騒ぎしていたが、意外と有意義な動きが出てきたようである。

 以下産経新聞記事より

 学力テスト成績公表は「序列化招く」 戸惑う大阪府の市町村教委

 「公表しない市町村は逃げている」。全国学力テストの市町村別成績公表を迫る大阪府の橋下徹知事。テストの分析を示すなどして平均正答率の公表を避けてきた各市町村教委の担当者らは、「国や府教委は『序列化を招かないように』と求めてきたではないか」と戸惑いを見せている。

 府内には学力テストの平均正答率を公表している市町村教委は無いものの、半数弱がホームページ上に分析結果を公開している。

 摂津市教委は「正答率の分布は全国に比べ分散傾向」「確立の意味の理解に課題がある」などの分析内容を掲載。これをもとに今年2月には大学教授らを招き教員対象の「授業力向上フォーラム」を開いた。

 多くの市町村教委のこうしたやり方に対し、橋下知事は5日の定例記者会見で「府民感覚から見てどうなのか。数字の方が分かりやすい」と疑問を投げかけ、あくまでも「数値」にこだわる姿勢を強調した。

 同市教委の幹部は「点数まで公表しろと言うのか・・。『結果公表は序列化につながらないように』といわれてきたのだから、納得いく説明がほしい」。茨木市教委も「序列化につながる点数公表は難しい」と及び腰だ。

 大阪狭山市教委はHPでの分析結果公表に加え、各小・中学校に課題と対策を検討するよう指示。保護者に説明させているが、平均正答率は出さない方針。同市の教育関係者は「市町村で公表し始めると、テストに参加しない学校や自治体も出てくる。それでは全国一斉のテストを復活させた意味がないのではないか」と知事の主張を批判した。

 泉佐野市教委の担当者も「数値は公表できない。数字が一人歩きして競争が煽られる」と困惑している。(以上引用、2008.9.6)


 頓珍漢の極みであるが、大阪は言うに及ばず、日本の公教育界”総白痴化”のキーワードは『テスト=序列化』ということらしい。

 善意の保護者は子供が少なくとも日本国憲法の保障する高品位の教育を受けていると信じて疑わないはずであるが、「本当にそうなの?」と疑問を持ったとしても何ら不思議なことではない。親権者の当然の権利の主張である。

 要は全国統一のテストをやろうがやるまいが、児童・生徒が受けている授業の質に厳然として格差・序列は存在している現実がある。そういう状況下で全国学力テストを実施するのだから、テストをパラメータとして『学力の差』は白日の下に晒される。当然のことです。(この程度のことを認識するのも臆病な教育関係者というのも理解に苦しむ)

 しかし、教育委員会の弁明を聞くと「全国学力テストが実施されるから序列が発生する」らしい。
 ・・・・これはもうハチャメチャな理屈だと思います。「教育委員会はこんなに頭が悪くていいんかい!」。テスト以前に既に序列は存在し、ほって置けばその序列の幅はますます開く。テストを行えば、現時点での『序列の程度』が判明する。・・・・だから、学童の保護者にとって、全国学力テストの結果を精査すれば、わが子が被っている格差・序列が如何に是正されるべきか知ることができる。

 日本第二の都市を抱える大阪の学力が44位に橋下知事が危機感を覚えるのもご尤もである。大阪の子供たちが事の外ボンクラということではなく、教委・教組の癒着と現場の教員の資質に帰すべき問題でしょう。

 保護者は「点数を開示させて我が子の教育に燃えるべきです」。