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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

毒食品流通本舗=農水省

2008年09月10日 | Weblog
事故米「農水省が購入打診」 複数の業者明かす(朝日新聞) - goo ニュース

 農林水産省ってとても変なお役所です。

 この記事自体が俗に『売国新聞本舗』などと揶揄される某紙が発信もとであるから、兎に角『国権は敵』なのである。この種の話題と売国社是とはとてもよく馴染むのであって、ある意味では傑作記事であることに間違いは無い。

 農林水産省は普通なら金を出して処分すべき『事故米』(こんな銘柄の米がいつ開発されたのか私は知りませんが、メタミドホス汚染米もこれに含まれるらしい)を傘下の企業に金を出させて買い取らせていたという。
 ・・・・だから、農水省は国権を傘に着た『犯罪誘発機構』でもあったのだ。率直な話が、ゴミを傘下の業者に買わせて「何とか致せ!」と号令すれば、「どのように悪知恵を働かせて消費者を騙して捌くか」ということに心血を注ぐのがゴミを買わせて頂いた民間企業の甲斐性である。

 この場面において、知恵無き被害者は「誠意を持ってゴミを捨てた」のであり、「優等生たる件の三笠フーズなどは、正規の食材として事故米(=汚染米)を清々売り捌いた」彼らにさしたる罪の意識は無かったであろう。なんたって、お上のお墨付き(=何とか致せ!)という命令が犯罪の動機であったのだから。

 だから、100回近くに及ぶ査察を農林水産省が実施したとしても、犯罪が摘発されることは決してなかった(結果として官民が一体となって犯罪を幇助し合ったのだから)、たまたま今回は内部告発により不正が露呈したようであるが、それが無かったら、善意の日本国民は延々と「隠し味メタミドホス汚染米」を死ぬまで堪能させられたに違いない。

 恐ろしいことです。何故って、国家が食品テロの首謀者であるという事実が今回の事件で白日の下に晒されたのだから・・・・。