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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

売国列伝

2006年06月19日 | Weblog
ポスト小泉 霞が関に「谷垣待望論」 根強い東大志向
(産経新聞) - goo ニュース


 まあ国民に対しては出身校の開示さえプライバシー保護を楯に拒む連中が、こんな機会には『東大にあらずば人にあらず』などと覆面パトのネズミ捕り根性丸出しの構えである。
 宮沢氏など既に隠居生活を楽しみ将来の行き先が天国か地獄かお考えになるのが筋であろうに、水戸のご隠居の印籠を翳してテレビ出演し、ことさら『日本ハンデキャップ論』を吹聴することしきりである。この方の功績により、外国から埒もなくなんぼの善良な日本国民、日本企業の血税をせびり取られたことであろう。被害の額は天文学的数字となろう。

 最近では、民主党に渡部恒三なる愉快なパーソナリティーも登場し、水戸の隠居の印籠と称する代物を盛んに翳して『元祖世直し』を叫んでおられる。真贋の軍配はいずれに挙がることやら。

 私とて、政治に興味をもって日が浅いので、所詮「新聞知識」の域を出ない薄識度であるが、東大出の系譜の代表人物の一人である元大蔵省次官の「ミスター円」と称される方の罪状はさる大学教授の売国奴列伝に堂々と名を連ねている。彼は原価4万円相当の十万円金貨を鋳造し発行したのである。最初限定だといって発行したのであるが、結構売れ行きが良かったので、大量に追加発行の愚に出たという。この話を聞いた元極道、現在は善良なる執筆家のさるお方は、「私がもし現役なら複製金貨を鋳造しただろう」とコメントしていた。ひょっとしたら、本物を凌ぐ偽物が出回っているのかもしれない。たいへんな東大出身者の知恵である。

 また、偽メール事件の仕掛け人も東大出の官僚出身の民主党衆議院議員であった。その顛末でつまびらかになった見苦しさは喩えようもなかったのは記憶に新しい。

 また、最近の証券市場を賑わしたホリエモンは東大中退、そのホリエモンを踊らせた村上ファンドの村上世彰氏も東大卒の官僚あがりの所謂超エリートであった。更に、この村上氏を日銀総裁という立場で支援していた疑いが持たれているのが、今や「時の人」に出世した現日本銀行総裁の福井氏である。彼も東大出身者に違いない。この方も、永田元民主党議員のようにその地位に恥ずかしげもなく留まろうと生き恥を晒すことであろう。何故なら何といっても東大出なんだから。
 これから、政界にも容疑をもたれる人も、ゴロゴロ出てくるであろう。

 冗談はさておき、次期自民党総裁兼日本国首相候補として谷垣氏に求められるのは、優等生的物分りの良さというより、むしろ理屈を超越した「野性味」なのだ。

 明治のロマン派詩人、与謝野晶子の縁の方は、おそらくその心も一点の曇りもなく純であろう。まさに「君死に給ふことなかれ!」とお祈り致すと共に健闘に期待したい。