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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

せめて普通の国になろうよ!

2006年01月22日 | Weblog
 今日は、読売新聞新聞社説を咀嚼しよう。その記事の題名は:

 「宇宙平和利用 国会決議の政府決議を見直せ」これがそのお題目である。
 平和利用に限るということは非軍事という意味で、純粋に防衛目的の偵察衛星でさえ、開発することならずというのが、政府解釈であるという。

 このようなアホな『お題目』を唱えて、生きてこられたのも、偶然が成し得た不可思議であるが、これくらいのトンチンカン国家は、それこそ「世界にたった一つだけの珍国」即ち日本国だけだという。

 読売新聞の教えるところ、宇宙の平和利用というのは1967年の宇宙条約に盛り込まれた原則で、核兵器などの大量破壊兵器を運ぶ物体を地球の軌道上に打ち上げることを禁じているだけで、純粋に防衛目的の偵察衛星に関しては対象外になっている。日本は当然この条約を批准し「平和の目的」に限るとする国会決議を採択した。

 未だに日本政府は馬鹿を絵に描いたようなものである。『平和の目的=非軍事』の意味で、防衛目的の利用も制限されるという解釈を採り続けているのである。今時、偵察衛星の精度が国運を左右するといわれている時代にあって尚、防衛戦略上利用できる情報は、通信衛星など民生分野で一般化した技術しか利用できない。・・・これが政府見解では、どんなに金を注ぎ込んでミサイル防衛システムを構築したところで、迎撃する前にこちらが「お陀仏」となってしまうだろう。さも有能な宗教家政党など、それぐらいの徳があれば、来世には「安寧」が訪れること必定というかもしれないが、そんなことは大石寺にでも篭ってやってくれればよい。日本侵略の野望を抱いた外国に対し、「足元を見てくれ、我々は靴下どころかズボンも穿いていないのだ」と大見得を切れば、それはそれで、外国はおしなべて、害国に変身するのである。それでも、親切な外国人は、「ところでお前等、パンツぐらいは穿いているだろうな」と心配してくれるかも知れない。

 こういいう馬鹿馬鹿しい絵が出来上がる原因とは、底抜けに間抜けな野党(当時は社会党と呼ばれたそうである)がいて、何が何でも「非軍事」を政府に強要したからだと言う。そのふざけた圧力に屈した自民党も自民党で、日本人の意地というものがなかった。

 こういうドタバタを見透かしている中国や韓国などは、日本を舐め切って、無遠慮に内政干渉を企てること頻りである。

 今回、民主党の前原代表もこの件に対しては、良識を弁えておられるご様子、政府見解の正常化に大きな一石を投じてもらいたいものだ。一般国民は必ずそれなりの評価をするであろう。