富山きのこクラブの皆様
未明まで降り続いていた雨がやんで…良い天気!
11月の定点観察会は10名の参加が有りました。
ハナサナギタケ
(Paecilomyces tenuipes (Peck) Samson)
(Isaria japonica Ysuda)
ハナビラニカワタケ
(Tremella foliacea Pers.:Fr.)
ハイイロシメジ
(Clitocybe nebularis (Batsch:Fr.) Kummer)
( シロノハイイロシメジは、全く暗色を帯びず、胞子が細長い「北陸のきのこ図鑑」)
???ケブクロツチガキ???
(Geastrum velutinum (Morg.) Fisch.)
「毛むくじゃらのヒメツチグリ」は未だに正体不明。糟谷さんにお伺いするそうです。
アカツブフウセンタケ
(Cortinarius bolaris (Pers.:Fr.) Fr.)
本来は亜高山林帯にでるきのこで、此処のような低地に発生するのは珍しい…とのことです。
観察会後、永瀬さんと宮川村へ行ってきました。今年は、10日ほどきのこの発生が早いようで、ムキタケなどは既に終わっていました。
チャナメツムタケ
(Pholiota lubrica (Pers.:Fr.) Sing.)
クリタケ
(Hypholoma sublateritium (Fr.) Quel.)
(Naematoloma sublateritium (Fr.) Karst.)
ナラタケ(Armillariella sp.)
ナラタケについては勉強不足で良く判りません。
長沢先生が書かれた、オドタケの新種記載文「摘要:新種の食用きのこオドタケについて」コピーを橋屋さんから頂きましたので要約します。
・ヒメヒロヒダタケ属(Clitocybula )の新種 C. esculenta Nagasawa & Redhead として記載図示。
・モリノカレバタケ型のかなりしっかりした子実体
・秋に、ブナ、ミズナラ、ハルニレ、トチノキなどの広葉樹の腐朽材上に多数束生
・かさは径7~9cmで、釣り鐘形からやや中高な円山形に開く。はじめ粘土色のち茶白色~象牙色。中央部に褐色の細点を密布するか、またはほぼ平滑。粘性はない。
・ひだは柄に離生または陥入。密。ややくすんだ黄白色~茶白色。
・柄は長さ5-15cm、幅5-10cm(頂部)で、同幅または下部に向かってやや太まる。はじめはほぼ白色のち多少暗色となる。表面に縦すじ模様がある。
・胞子はアミロイドで、4-6×3-4μm、広楕円形まれに亜球形、平滑。
・菌子にはクランプがある。
・しばしば幹に形成された空洞に発生するところから青森県ではオドタケあるいはオドウタケと呼ばれている食用キノコ。
・標準和名としては、既に成田傳蔵氏の採用しているオドタケをここでも採用。
・分布地としては今のところ青森県と栃木県が知られている。
以上。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/
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