富山きのこクラブ

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きのこ染め講習会

2011年02月26日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様 
ご無沙汰いたしております ^^;

中央植物園/友の会/きのこ部会のきのこ染め講習会が催されました。
午前10時から植物園の研修室でスタート、参加は10名+1名、本年度最後の行事となりました。
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今年の材料は「カイメンタケ」で、橋屋さんが乗鞍と有峰で採取され、各々、凍結乾燥と温風乾燥させたものです。
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①カイメンタケを細かく砕き、鍋に入れて煮出します。
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②充分に煮て色が出たものを濾して(橋屋さんはパンストを使います)、一度冷ましてから染め液に使います。
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③染め液に適量の水を加えて、絹布(糸)を浸し、加熱しながら攪拌します。
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④今回は、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使って濾残から色素を抽出しました。抽出液は酢酸を使って中和します。
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あっちとこっちで、染め液が違います…どうよ?
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こちらはNAOHで抽出した方で、やはり濃く染められています
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⑤ 80℃~90℃で30分程度染色した後、加熱を止め、放冷しながら攪拌します。

こちらはお湯で色素を抽出した方。
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こちらは水酸化ナトリウムで色素を抽出した方。
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⑥冷める合間に「媒染」の原理についての座学です。
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⑦2~3回水洗いをします。今日は「媒染」をせずに、このままの色で染め上げました。Dscn1136

⑧どちらも美しく染まりました。(ホントに良かった^^;)
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⑨乾燥させると絹の光沢が出てきて、微妙に色合いが変化してゆきます。
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こちらは、ツキヨタケの表皮を使って染めたものです。本当は美しいピンク色に染ますのだそうですが、如何せん材料が少なすぎました。
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午後3時、無事講習会は終了しました。
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来年は何にしましょうか?
キクラゲやロクショウグサレキンの名前が挙がっておりました。
お楽しみに!

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