富山きのこクラブの皆様
富山は16日に入梅し、18日に神通川の鮎漁が解禁になりました。いよいよ「節電の夏」の訪れですね。
中央植物園/友の会/きのこ部会の顕微鏡講座(中級編)が行われ、8名の会員が参加されました。講師は栗林さんです。
先ずは「Ⅰ胞子紋の確認」という事で、胞子紋の採り方と胞子の色による属の区分について説明がありました。
A・B・C,3種類の胞子が用意されておりました。
私が観察したのは左端の胞子で、アセタケの仲間でした。胞子紋は褐色。
胞子はこんな感じ。瘤状の突起に覆われていて、星の形をしています。
Ⅱシスチジアの観察
縁シスチジアは紡錘形で頭頂部に結晶が見えます。
側シスチジアも同じ形をしていました。
…で、こいつは何者?
池田図鑑を見ると「クロニセトマヤタケ亜属」で、絵合わせをするとカブラアセタケ風。
「オオワライタケ風」のきのこを同定します(^^;
池田図鑑P132:肉に苦味は無く、柄にツバがありませんので⇒チャツムタケ節
胞子はこんな感じ…紡錘形でトゲトゲ。写真は有りませんが、頭部が膨れたシスチジアが観察されました。
…で、こいつは何者?
池田図鑑P132「ヒロハチャツムタケ(仮)」と思われます。富山でも頻繁に採取されているそうですので、オオワライタケを発見したらツバの有無と苦味があるかどうか確かめてくださいね。
…で、結局よく判らん!でしたが、顕微鏡下でのきのこの姿は面白いですね。そんなこんなで、25日には浅井さんが富山にこられて講演されます。
題目は「初心者がつまづくきのこの話」という事で、きっと私のような浅学の輩にとっては面白いお話が聞けると思います。楽しみですね。
午後1時30分の開演です。先に午後1時からと連絡を差し上げましたが、訂正させてください。
では。
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