富山きのこクラブ

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日本菌学会54th大会

2010年05月29日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

東京への出張を1日伸ばして、玉川大学で行われている日本菌学会第54回大会を見物してきました。
ポスター発表と同じブースに各地のきのこ会のパネル展示が展示されていました。

左側は富山県中央植物園のきのこ部会の活動内容です。
Dscn0451 となりのショボイのは石川きのこ会のスペース。

こちらは本格的…展示のレベルが高いですね。来年は富山もこのくらいにしましょう!
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この日は市民講座が企画されており、私の第1目標です。

市民講座 きのこ(菌類)の美しくも不思議な世界
Ⅰ光るきのこ
 村上康明 大分県農林水産研究センター
①シイノトモシビタケ
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②エナシラッシタケ
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③シロヒカリタケ
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④アミヒカリタケ
柄だけが発光するので、傘がシルエットになっています。
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⑤スズメタケ
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⑥ヤコウタケ
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⑦ツキヨタケ
(あまりにも観るに耐えない写真しか有りませんでしたので、割愛)

⑧(仮)ホシヒカリタケ
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⑨(仮)ヒメヒカリタケ
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⑩ギンガタケ
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⑪(仮)アリノトモシビタケ
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新聞記事で見かけた内容ですが…オワンクラゲでノーベル賞を受賞した某博士は、きのこの発光について研究範囲を広げたかったが、受賞で暇がなくなってしまった由。全く、惜しいことをしましたが、菌学会で委託研究をしては如何でしょう…研究費用は高くつくかもしてませんが。

Ⅱきのこの下には死体が眠る~アンモニア菌の世界
 吹春俊光 千葉県立博物館
「アンモニア菌からきのこの暮らしぶりを考える」との題目で講演がありました。Dscn0479
何か行き違いが有ったのか、さかんに客席のハイアマチュア(という言葉は一般的?)に向かって言い訳がましい発言をしておられました。講演の内容は非常に興味ある内容でしたが、氏の講演態度は褒められるべき内容ではなかったでした。

Ⅲきのこの意外な力~地面から、きのこの目線で森を見る
 伊沢正名 糞土研究会
 講演予定の井沢正名氏が腰痛のためドタキャン。玉川大学周辺の採取記録の紹介に急遽変更になりました。非常に楽しみにしていたのでガッカリ。

Ⅳ身の回りのカビの世界~カビと上手に付き合うには!?
 川上裕治 (株)エフシージー総合研究所
Dscn0480 Dscn0483 Dscn0484 私の本業に繋がる公演内容でした。名刺交換をしたところ、既に同じ研究会で当社をご存知との事でした。

PM6:00 後に続く懇親会に後ろ髪を引かれつつ、退散しました。菌学会の印象は…とてもコンパクト…講演の司会の方がしきりに学会への入会を勧めていて、最初は冗談かと思ったのですが、悩みの深さを垣間見ました。

富山きのこクラブの皆さん、菌学会は面白い!
機会が有れば是非、大会参加をお薦めします。ちなみに来年は札幌で開催されるそうです。

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