今日は都立高校一般入試が行われました。昨日、万が一トラブルがあって、中学校もそれから受験する高校も連絡が取れないときには私に電話するように生徒には伝えていました。ですから、朝から電話が鳴ったらすぐに出られるように、とずっと意識をしていました。幸い電話が鳴ることは無かったので、うちの塾の受験生たちにはトラブルが無かったのだと安心していました。
ところが、お昼前になって地域の中学校からの情報で私鉄に大幅な遅れが出ている線があり、そのため受験も1時間ずつ繰り下げると知りました。今度は緊張したまま一時間待つのではないか、寒いところで待たされたりはしていないだろうかと、様々なことが心配になってしまいました。どうか無事に力を発揮し、そして合格しますように…。毎年毎年のことですが、心配になってしまいます。
過去には色々なことがありました。午前中は順調だったのに、お昼ご飯を食べたら調子が悪くなり、午後の入試で力を出すことができなかった生徒がいました。前日、ご家族が作ってくれた料理にあたってしまい、当日は志望校まで何とかたどり着き、何とか受験したものの本来の力とは程遠い力しか発揮できなかった生徒もいました。さらに、何回も過去問を解いているにもかかわらず、問題の最終ページを見逃してしまい、そのページの問題を解く時間がほとんどなかった生徒もいました。彼らは受験に向けて一生懸命努力を重ね、準備をしてきました。それでも何が起こるか分からないのが入試です。
ここまで書いていたら受験生から入試が終わったと連絡がありました。「入試が遅れたんだって?大変だったね。寒かったでしょ?」と聞くと、「はい、めっちゃ寒かったです。」との返事でした。が、入試そのものは予定通りの点数が取れていそうとのことでほっとしました。間もなく入試問題が発表されると思います。どのような問題だったのか気になりますし、何より生徒たちがきちんとできたのか、とっても気になります。
自分が入試に行けたらどんなに気が楽だろう、といつも思います。きっとオリンピックに出場する選手のコーチや監督も同じ気持ちなのでしょうね。ただし、ロシアのフィギュアスケートのコーチのような発言は私はしたことがありませんが…。