先日、生徒の保護者から相談を受けました。塾生の兄弟が通う学校の同じクラスでコロナの陽性者が出てしまい、濃厚接触者に指定はされていないものの感染が心配、と言うものでした。塾生が受験生であること、塾には他の受験生もいるため塾に行かせるのも心配だが、受験勉強を考えると塾に行かないのも心配であるとのことでした。塾に行かせるにあたり、PCR検査等で陰性が確認されたうえで行かせたいとのご希望でした。
保健所に連絡しても発熱が無ければPCR検査を受けられないとのこと。東京都で行っている無料のPCR検査は、濃厚接触者等の疑いがある場合には受けることができないと断られたそうです。近隣の医療施設でも検査を受け入れてもらえず、薬局で抗原検査キットを購入しようとしても品物が無い状態だったそうです。
創研塾では昨年秋に生徒全員にPCR検査を行いました。その時使用した検査キットは使い切りました。その後、知人からPCR検査を行っている会社を紹介され、PCR検査キットをまとめ買いしてありました。今回はそのPCR検査キットをお譲りし、ご家族でPCR検査を受検していただくことができました。必要な時に検査を受けられず困っていたところに助かった、と喜んでいただけました。
今回の件でテレビなどで報道されている受けたくてもPCR検査を受けられない状況が身近であることを実感しました。
しかし、紹介された会社も今はかなりのPCR検査を行っているのか、これまでよりも結果が出るまでに時間がかかりました。保護者の方からすればすぐにでも結果を知りたいでしょうから、私も数十回にわたり結果データの更新を確認するためにその会社のWEBサイトをチェックしていました。ようやく夜中の12時30分過ぎになって結果が届きました。恐る恐る結果を見ると、ご家族全員が陰性だったと書かれており、安心することができました。深夜でしたが保護者の方にメールを入れるとすぐにお返事をいただくことができました。ずいぶん心配されていたことが推察されます。
PCR検査を受けていなければ、今も感染しているのではないかと心配されている状況が続いていることと思います。
私も定期的に検査を実施するため、PCR検査キットを追加発注しました。毎日東京だけでも2万人前後の新規感染者が出るような状況ですから、生徒たちを預かる身として、緊張した毎日が続いています。
今日も受験生だけでなく、すでに合格を決めた生徒も勉強しに来ています。彼らの安全を守るのも私の重要な仕事であることを再認識しました。