Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

シモーネ・ロシャ×H&M

2021-01-16 00:00:00 | ファッション
シモーネ・ロシャは、アイルランド、ダブリン出身のファッションデザイナーです。たまにしか見なくなった雑誌で好きだな〜、その名前、ずいぶん前から知ってる気がするな〜と思ったら、彼女のお父さんジョン・ロシャのせいでした(同じくデザイナー)。シモーネは1986年生まれなので私がアパレルにいた20年近く前に活躍していたはずはないのでした!

そのシモーネ・ロシャとH&Mのコラボが3/11に発売されると昨日アナウンスがありました。わ〜〜〜欲しい!買えるかなあ?!早い者勝ち勝負にはめっきり自信がない。



パール使いのヘアアクセサリーもたくさん発売されるみたいで、全部欲しい、欲望の権化と化しました。

下のコートもっめっちゃかわいい!と思ったらよく見たら着てるのは男子・・・こういうジェンダー超えも好きなんですよ。



今回このコラボの話でプロフィールを見て知ったのですが、ロシャ家は香港出身のアイルランド人だったんですね。それでシモーネのデザインがどこかコムデギャルソンのような東洋的な装飾性があるのかと大納得。でも日本人デザイナーにはない服の重みというのか深さ暗さがあって、そこが魅力なんです。

クッキータイム

2021-01-15 18:41:00 | ニュージーランド
TOKYOは緊急事態宣言されてるし、お天気もグレーだしで、明るい写真をお届けします。

ニュージーランドのビスケット、「クッキータイム」です。



日本のアニメキャラは原色で美的センスなってないと思ってましたが、なかなかどうしてニュージーランドも手強い色使いです。

しかも、アメリカの子供番組の人形キャラに見かけも名前も酷似・・・と思うのは私だけではありますまい。

とは言え、人間が羊より少ないと言われるニュージーランドは、国内マーケットの小ささから国産品がとても少ない中で、ウィタードのチョコレートと並んで国を象徴するお菓子なのがこのクッキータイムのようなのです。

某アメリカのキャラとの違いは、レインボー部分がおへそやまぶたなどに見られるのですが、このキャラは・・・ゲイなのか。

原宿に実店舗があり、アマゾンにも公式ショップを構えています。



かわいいオリジナルの箱に入って届き、気持ちがupしますよ。



1枚でも食べ応えあるボリューム。(と言いつつ1枚で終わりませんけど)
アイスで有名なホーキーポーキー味もあります。



日本でニュージーランド関係のイベントに行くと、よくこのビスケットがもらえたり売ってたりしましたが、私が今回購入したセットはミニパッケージが3個付いてくるお試しセットで、日本だけのきめ細やかな企画と思われます。


NTライブアンコール「みんな我が子」

2021-01-14 01:46:00 | コリン・モーガン


「みんな我が子」がアンコール上映に入っていたので、見納めに池袋シネリーブルに行ってきました。ありがたい企画の席は一つでも埋めねばという謎の使命感がむくり。

日中は上映があるとはいえ、緊急事態のせいなのか、それともNTライブがサービスデーでも3000yenから割引のない特別上映だからなのか、180人収容の広めの劇場に観客は15人くらいでソーシャルディスタンスもとれていました。ほっ。

コリンはピュアで隠しごとのできない理想主義的な工場オーナーの息子クリス役。

町の人は誰でも知っている家族の秘密を、町でただ一人知らない鈍感なお坊ちゃんでもある。

ロンドンの舞台とNTライブとで何回も見ているので筋はよ〜くわかったつもりだけれど、今回は、見た人によって票が分かれる「クリスとアンは結婚するのか」に着目して見ました。

問題は、クリスの父ジョーがアンの父に冤罪をきせ、アンの一家を追放した罪悪感と、

弟は父の罪を背負って死んだのに自分が生き残った罪悪感の二重苦にどう対処できるか ー かと。

劇中、父の罪を知ったクリスはアンと結婚はできない、と言い、一人でよその町へ行こうとします。ここで「自分も町のみんなと同じご都合主義の生き物だ」と認めて。理想主義からの変わり身が早い。

その後、アンが出した弟ラリーの遺書により、弟が死んだのは父のせいだと家族全員が知ってしまい、また一気に事情が変わる。ジョーは自殺してしまう。

ここでクリス母が「子供が父のせいで死ぬなんてこの世にありえない」自説を捨て生き残った息子のために我に返って超現実的になって「Live!」とクリスに言って終わるのだから・・・

クリスの泣き声で幕はおります。

・・・この後、すぐには結婚っておめでたい話にはならないけど、アンは全てを知っててクリスを好きなわけなので、NYという都会に居ても文通してたクリスが好きなのでここで見捨てられないでしょう。

一方クリスは父の死でアンの父への罪悪感は薄らいだ代わりに弟をひとり死なせた罪悪感に今度は悩むでしょう。そこから解放できるのはすでにそこを許しているアンだけです。

結局コリンとジェナが好きな私は、やっぱり二人は結ばれてほしいという願望から解放されません・・・!

ここで唯一の光は、クリスが男らしさから解放されず自殺した父ではなく、自説を譲らないくせに変わり身も早い母の血を受け継いでいそうなこと。

アンに許され彼女との人生を選んでくれないと、自分を許せず一生闇を抱えて生きるしかないので、すさんだ老人クリスを想像してしまうのは耐え難い。。。

バンクシーの壁画めぐりin ブリストル

2021-01-13 23:17:00 | イギリス


旅行に行けない時のせめてもの愉しみ、オンラインツアーにまたちょっと久しぶりに参加しました。

タイトルどおりの、主にブリストルの街にあるバンクシーの壁画を巡るという企画です。

ブリストルへは去年行ったけど、バンクシーの出身地ということでグッズ(無許可のようです)をあちこちで見ましたが、本物の壁画は街中を歩いてもぜんぜん見つけられなかったのでどこにあったのか見てみたい!

それと実は世界で唯一の美術館と本人のコラボ企画展に2009年に私は訪れているので、懐かしいよ〜な参加でもありました。

第1の目的が「旅の中でバンクシーを発見する」という旅行会社ならではへの期待が高かったのですが、それはちょっとマップ上で位置を確認したくらいで、作品の周りの写真と動画のみで、「街」まではあまり見れなかったのが不満でした。

その代わり、バンクシーに関してはまず基礎知識のような講座が最初の30分かけてあり、かなり勉強に。

そして良かったのは、私が見た2009年の企画展の紹介と、2015年にブリストルから近い海岸の田舎町で39日間のみ、1日4000枚しかチケットが発売されなかった「デズマランド」の紹介もあったことです。



美術館の方は無料、デズマランドは入場料3ポンドで、大企業や権威を嫌うバンクシーの姿勢が公開の仕方にも表れてました。

彼の異名「ロビン・フッド」というのも、今や有名になった彼の作品は高額で売れるので、ブリストルのユース・クラブが資金難で潰れそうになるとクラブのドアに絵を描いてくれて、それを売ったお金でクラブが維持されたり、公立小学校のハウス(班)名にバンクシーという名のハウス(通常、偉人の名前)ができたと小学生がインスタで報告したら、ある日突然小学校の壁に絵が描かれていて手紙が添えてあった、という庶民の味方なせいで、ブラックユーモアが効いた作風だけでなく人柄まで好きになってしまいました。

ブリストル市のサイトにコラボ展のアーカイブ写真や動画がたくさん載っているので是非ごらんください!





Chronicles of The Glens:Autumn

2021-01-12 17:38:00 | コリン・モーガン
先週からロックダウンで1週間延期されていたBBCドキュメンタリーが無事に放送されました。

コリンのナレーション以外にも、地元の人も出てきて喋ります。なるべくなら寡黙な自然だけでもいいよ、その分コリンの出番を増やして・・・とも思いますが、自然の中に人が暮らすのがアイルランドですので致し方ありません。

第1回目は「秋」。

「仔牛を市場で売る季節」というと日本とは違うなあと感じ、「鱒や鮭が川を上ってくる季節」と聞くと日本にもありそう、と身近に感じます。



シリーズ第1回目でグレンという地域のあちこちをざっと冒頭で見せてくれている(コリン・モーガンの声が)のを見たら、お城や町もあって山ばかりではありません。が川と岩に仕切られた土地に木が生えて、自然こそが主役という顔をしていて、自然と共に生きるケルトの血は濃い。

海の向こうにはスコットランドが見える所です。



ちょっとここで・・・

イングランド視点で見るとアイルランドって地の果てのような気がしたんですが、緯度から言いますと、本物の地の果てのスコットランドには全くかなわないのですね。

ですので、私もこの北アイルランドの北の果てに行った時には「すごい所に来たぞ」感を感じたけれど、いやいやスコットランドに比べたらまだまだ南の温暖な場所ではないか。。。



このアイルランドの北海岸、バリーキャッスルに私が行った時、8月に18度で夏服で寒い思いをしましたが、私8月のスコットランドも実は行ったことがあって、その時は暖房をつけたのでした!つまり家の中でも寒い8月がスコットランド。

・・・それに比べたらアイルランドはそこまで厳しくないのに、なぜ文明から切り離された感があるのか。おそらく土着のドルイド教が日本の神道のように国民から切り離せない文化としてあったので、神秘的な ← (非キリスト教ということで)野蛮に思われたのでしょうか。

来週は、「冬」。