Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

GLORIA脚本をめぐる話

2017-07-08 11:21:00 | コリン・モーガン


コリン・モーガンの出ているお芝居「GLORIA」の脚本が劇場サイトから買えるようになったので注文した話はツイッターでちょっとつぶやきました。

その後の話もしつこくつぶやいたのですが、ちょっといい発見もあったので、まとめてこちらに書きます。


まず、今年は諸事情により観劇の旅に出るのはムリそうなので、せめて脚本だけでも記念にと思ってポチったのですね。

そしたら、送料£3と書いてあるのが、注文を完了しても(よくあるのは最後の確認画面で国内送料が海外料金に切り替わる)同じ金額で、

「なんて良心的なの?!」と感動しました。

しかし翌日、メールが届き、

「海外送料分が加算されていなかったので、追加で£2を払って欲しい。
劇場サイトに登録してある私のクレカに請求して良いか。
それがダメなら電話してください。注文の取り消しも可能。」

とのこと。ここで「やはりあの送料はぬか喜びであったか!」と判明、

ハムステッド・シアターは、今まで海外発送したことがないのだろうか?との疑問すらわきましたが、郵便料金を客観的に考えれば合計£5でも納得がいくし、脚本は欲しいので、

「どうぞ私の登録クレカに請求してください」と返事しました。

そしたら、今度は、

「請求を完了するためにクレカのセキュリティ・コードが必要ですので
教えてください。」と再度メールが。

ここで私は不安になりました。
メールをハックするのはその手のプロにかかれば簡単なことだし、
このメールそのものが犯罪だったらどうしよう?と。

メールには下のような帯が付いてて、本物ぽいしコリンがついてて嬉しいものの、



そこで私はインターネットに残らない方法として、電話をかけると思い立ったのです。直接話せば劇場の人からのメールだと確認できますし。

しかし普通の電話でNTTとかKDDIでかけたら元も子もないので、格安海外電話サービスを見つけました。

そうです、それが今回の副産物で、国内料金+1分1円で通話ができるのです。

そのサービスはTELINK
日本またはアメリカから使えます。
スカイプではなく陸電にかけるときにとてもいいと思います!!

結局、そのサービスに登録してすぐに電話をし、
「セキュリティ・コードを教えて」と書いてきた本人のコリンくん(モーガンじゃないBox Officeアシスタントのコリンくんw)が出たので話がすぐ通じました。

しかしここでも笑えるのが

「実は£2でなく£3でした。国際料金がそうだったので。」

なにそれ?
それじゃ君たち国際発送料金も知らずにシステムで注文を受けていたと・・・

なんという行き当たりばったりのイギリスらしさよ。

私が納得できないならキャンセルも出来たけれど、ここまでして£1の差で脚本買わないのもがっかりなので払いました。

もしも最初から£5の商品の送料が£6だと知っていたら、買ったのかどうか自分でもわからないけど、

安い電話サービス見つけたし、まあいいか。



*1分1円とは知らないコリンくんは、「国際電話かけてもらって、うちのシステムすごく遅くてすみません etc.」と焦るあまり早口で気を使ってくれたのはいいけど、私たち非英語民にとってはゆっくり話してもらった方が嬉しいので「1分1円よ」と言っておけばよかったかな。


POLDARK 0304

2017-07-05 09:02:00 | POLDARK


ジョージ判事、やっぱりな!
農作物の不作に喘ぐ労働者階級を容赦なく裁く・・・期待を全く裏切りません。

海の向こうフランスではギロチンで金持ちの首がバッサバッサと切り離されてるの知ってか知らないのか、そこは島国根性、対岸の火事かもしれませぬね。

しかしねー、農業見捨て、儲けの少ないロスの銅鉱も閉鎖して70世帯の労働者を路頭に迷わせ・・・ってジョージのしていることは、その昔の一地方コーンウォールだけれども、今、英米日本の政府と変わらないのね、と珍しく真面目になことを思ってしまいました。

産業がガタガタでもジョージは金融を握り、今でいう商社として自らは何も生み出さず商品の移動で儲けてるから小金を持つ人がいる限りおいしい商売をしていられるわけですよね、なーんだ200年間、何の変化もないのか世の中は。

ポルダークは1970年代、イギリス病深刻なりし時に原作が書かれてるのでバブルもリーマンもまだなかった時でしたが、ドラマ化で現代の世相が反映されているのかしら?

とにかくフランスはイギリス兵捕虜をいびってる暇があったら、イギリスにギロチンを輸出してくれてたらよかったんですよ!!

(でもそんなことがあったら「007」とか「ヴィクトリア」とか「クラウン」とか素敵な俳優さんが出てる映画もドラマもなくなるから、ジョージの首だけにしておいてほしい)

ロスはこのエピちょっと存在感が薄く、朝出かけて夜帰って来たら子供が生まれてたなんて、デメルザも第3子なのでお産も楽だったのでしょうけど、主人公なのにドラマチックさが欠けてやしませんか?

でもポルダーク家の次女は、ジョージ&エリザベスの男の子と数ヶ月違い、シリーズ3にして「ポルダーク」は大河ドラマなのかと思えてきたので、15年後くらいにこの二人のベビちゃん達がいとこ同士で恋に落ちるなんて展開もあり得る・・・と深読みが楽しいのでした。

そんなことより、タイムラインの今はデメルザ弟ドレイクとジェフリー・チャールズ家庭教師モワナの純愛に心が浄化されます。正直言ってこのふたりを見てる時が至福です。

もちろんこれは許されない恋。

しかもジョージ&エリザベスのビジネスの駒とされたモワナの結婚相手が絵に描いた以上に嫌味な奴なのがイギリスドラマらしくて面白いです。

デブで派手好き、気障な寡夫・・・この人、外見が良ければ「眺めのいい部屋」のシシルなのになあ、惜しいキャラ、と思いつつも、それだとモワナだって逃げたくならないからストーリー展開上OUTですね~残念。

金の話には抜かりのないジョージ&エリザベスも、モワナが結婚したくない理由にはまだ気づいてません。知ってるのは彼らを大っ嫌いなジェフリー・チャールズとアガサおばちゃんだけですものね。

そのアガサおばちゃんは今エピでも名言を発してくれてました。クリスマスに家に独り取り残され暖房も入れてもらえないのを見かねたロスの「うちに来てください」コールにも、

「そんなことをしたらジョージを虐めてやれないじゃないの!」

同じ血の流れるロスも、「ドレイクとモワナはだめよ」と言うデメルザに対して、

「ジョージが怒り狂うというだけで俺にはいい話だ」と応酬、

これがポルダークの血なんですね~。

ジョージにハロウに追いやられるジェフリー・チャールズも負けるなー!