Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

お馬さんとクリスマス

2016-12-24 17:56:00 | 近況
きょうはクリスマスイブであと数十分でクリスマスですね。

わが家はココ数年クリスマスを下田で過ごしています。
東京では街が華やかなことになっているのでしょうが、とっても地味に友人達と海辺の家にこもっています。



でも今年は近くの乗馬クラブに行けて大満足です。
写真は向かって左が私で右は娘。私とお馬さんはloveloveそうに見えますが、実は私がお馬を横からナデナデしたら鼻面をジャケットにこすり付けて来て鼻水まみれになっているところ。

明日は東京に帰って午後から仕事だけれど、お馬さんのおかげでもう楽しい思いをしたので大丈夫。

皆さま、幸せな気持ちでクリスマスをお過ごしになれますように!(サンタさんへのお願い)



ハンドメイドロココ

2016-12-20 23:10:00 | ファッション
先日のマリー・アントワネット展のミュージアム・グッズ(の値段)にストレスを感じたせいなのか、その翌日生地屋さんに行ったら普段なら買わないような装飾的なプリント地を購入してしまいました。



リンク先の記事にも書きましたが、ベルサイユ宮殿グッズとして販売されていたロココ調をモダンに処理したクッションによほど未練があったと見え、それを20倍くらい薄めたような生地を買ってしまった可哀想な私・・・

この記事のフクロウと目があった時、オーナメントが頭に浮かんだので、それを形にしました。

とりあえず3個。



少しストレスの発散になりました。

生地は日暮里のトマトだったので380yen/1m。

まだ大きいクッションも作れるくらい余ってるし、

実はこのほかにパグ型クッションを作ろうとしてパグ柄と、
ついでにその隣にあった鹿プリントも買ってあるので、
ストレスを創作活動に昇華しなくては・・・・!!!


HUMANS 0208

2016-12-19 22:49:00 | コリン・モーガン


シリーズ2最終エピ、大団円でもないし、レオ(コリン・モーガン)たちにアメリカから来た科学者がどうからむのかという期待も空振りな感じだったのですが、なかなか良かったです。

というのも、シリーズ2で凶暴さ全開だったヘスターに、バラバラだったレオ、ミア、マックス、ニスカ兄弟が集結して勝ったから。もう本当にこのヘスターが、意味不明の殺人鬼のくせにレオとセックスしちゃうんで私はイライラしてたんです!

レオとマックスが離れてしまっていたのが、マッティのおかげで更に強い絆で結ばれたし、ニスカもシリーズ1では恐ろしいこと思ってたらヘスターに比べたら全然かわいい子だったし、そして戻ってきて嬉しい。

そして不安定なレオを守るべく誕生したミアの安定の心強さがカッコよかったです。真剣な事態で作戦にブチブチ言うレオに「靴紐を結んであげたんだから(育てたのは私なのよ)口ごたえないこと!」とキッパリ、そしてソフトに言うミアかっこいいなあ~

ヘスターに人質に捕られたローラを救うために答えた、ヘスターの「Do you love me?」の問いへの「Yes, I do.」が1秒遅れたレオと、それを嘘だと見破ったヘスターは辛かった。機械でも意識に目覚めたSynthの最大の行動の動機はやはり愛への飢えだったのかと・・・

しかしレオたちの生みの親、人間レオの実の父エルスター博士の研究秘密を探りに来たアメリカの頭のいい博士はレオに接触しないでアメリカに帰ってしまうし、

シリーズ1でミアを買った家の長女、ITギークの高校生マッティがSynth全員を目覚めさせるコードを発見したってなんだか安直すぎるような。

しかもシリーズ2の終わりはそのコードをONにしたところで、そしてレオは命に別条はないものの瀕死(なんか矛盾してますね。首にすごい穴を開けれれてしまったのだけど損傷はSynth部分なので再生できるとのこと)

・・・ってことはシリーズ3に続く気まんまん。

途中で「辛い~救いが欲しい~」と思った2でしたが、不思議と最終エピでは心の平安を取り戻せたので、ここはチャンネル4さんに頑張って続きを作ってもらえるのを待たなくては。



ずっと逃亡生活でボロボロだったレオも最終ではちょっと小綺麗になっててよかった、ほっ。


マリメッコ展

2016-12-17 21:01:00 | ファッション


チケットにもなっている最も有名なピンクのケシの花プリントのポスターと、この緑ぽいポスターの2種が会場周りに貼られていました。

マリメッコ展は全国を巡回していて、この東京/渋谷の前には西宮、そのあとは新潟だそうです。詳しくはこちらの公式に。

フィンランドのファブリックメーカーから始まった「マリメッコ」はブランド60周年だそうです。モダンなデザインは男性ファンも少なくなく、うちにも夫が買ったピローケースがあります(笑)。という私もバッグを2個持っていて、娘には小さい時に帽子を買ってあげたけど粗末にされた思い出が(涙)。

この展示には、初期から現在までのファブリック、洋服をメインに、パネルで会社の歴史、創始者とデザイナー達の解説、デザイナーのインタビュー映像、ファブリック以外の製品(食器、コラボのスニーカーなど)が出品されていました。

私が特に興味深く見たものは、50~70年代のスクラップブックのデジタル版として、当時の雑誌の切り抜きやデザイン画が動画で見られたものでした。

50~60年代というと、思い浮かぶファッションはメイクの濃いセクシーなものだったりしますが、それはモード誌やハリウッド映画の世界で、マリメッコのポリシーは「解放された女性」なのでコットンでシンプルで直線的なカットが斬新だったようです。最もさすがに50年代にはウエストを絞ってスカートにボリュームを持たせたドレスもありました。

そして60年代にはアメリカの、そして世界のファッションリーダーだったジャクリーン・ケネディが着たマリメッコドレスも展示されていました。

その時は彼女は妊娠していたとも解説にあり、お腹をしめつけないデザインは実用的だったのでしょうね。ケネディ夫人が着たという情報のおかげでアメリカで一躍有名になったそうです。

マリメッコでは日本人デザイナーも70年代から活躍していて、有名なキッズ向けの車のプリントもそのうちの一人によるもの。そしてプリントには全て名前が付いているのですが、その車プリントは「ブ ブー」というんですね。それって、日本の幼児語「ぶーぶ」?どこかにそう書いてないかなと探したのですが見つけられませんでした(笑)。

そのデザイナーさんの写真もパネルになっていましたが、イケメンでしたよ!

創始者が亡くなってから、会社経営は指針を失っていたかのような時期もあったと見受けられましたが、2000年代に入ってからアーカイブの人気が盛り上がり復活したようでした。

私ごとですが、ちょうどその頃、私は仕事でパリのサロンを回っていて、マリメッコを知ったのでした。逆に言うとマリメッコ60年の歴史のうち6分の1は自分で見てるのか?!という年月の驚きと、日本のファッション業界にマリメッコが90年代までは姿を現さなかったのはそういうことか、という驚きも。


そして、ちょっぴり残念なこと・・・・

ミュージアム・グッズ大好きな私としては、この展示会の限定グッズもそれは楽しみに行ったのですね。その気合の入れようは、初日に行ったことで証明されるでありましょう。だって人気グッズが売り切れたらガッカリすると思って・・・!

そしたら、図録とポストカードのみでした。

展示会場を出てすぐのショップには通常、その展示限定グッズを販売しているものですが、今回はマリメッコ社以外のフィンランド製品も並んでいました。もちろんマリメッコもありましたが通常のショップの製品です。でも点数がとっても控えめな感じで。

なんらかの規定でマリメッコ限定グッズが作れないのならば、通常製品でもいいのでもっと種類豊富に展開してくれたらよかったのになあ、と思いました。

どうりで協賛会社の名前に日本ディストリビューターの名がないはず・・・

マリメッコの製品は多岐にわたるのでなぜ一丸となって展示と販売ができないのか、買う気満々のファンにとっては残念なことです。







ベルサイユ 0108~10

2016-12-15 19:57:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
シリーズ1をあっという間に見ました!好きな俳優目当てではないのにこんなに夢中になれるとは想定外、なぜだろう?と考えてみましたが、ルイと弟フィリップの人物と関係が面白かったのと、タイトル通り宮殿と庭そのものが主役でもあるからかなぁ。

それに肖像画ではクリクリヘアのルイ14世、ドラマではそのセット具合が大変にオシャレなんですよ。他の貴族達がクリクリなのに比べ、王と弟だけはカーラーで巻いた美しいウェーブなのが差をつけていてステキなんです。

その髪のフサフサがかんばせの両脇で揺れる間に、私が虜になってるおリボンがキュッと結ばれていて、ルイ役の俳優さん(ジョージ・ブラグデン)は水色のお目目ぱっちりなのはキュートで眼光鋭いのですが、私がどうも冷たくて怪しい印象を受けてしまう薄い唇の寂しさに華を添えているのです。


おリボンのスクショコレクションをどうぞ

ゴールドやゴブラン織のバロックなおリボンもよく出てくるのですが、私が好きなのは真っ赤なやつ



こちらは黒と白のリバーシブルのおリボンと思われます



赤と青の重ね付けの下に白いレースというのもステキ




それと、

六本木ヒルズで開催中の「アントワネット展」では、浴室のレプリカがあったのですが、その浴槽には内側にガーゼのような布がはわせてありました。(写真は公式ツイッターより)それは紙製のレプリカだったから、雰囲気を出すための演出なのかな、と思ったんです。



そしたら、なんとドラマでフィリップ(王の弟)の入浴シーンがあって、浴槽の中には布が敷いてあるのが見えて感激でした!

ワインとお菓子でお風呂に入るとはさすがフランス王家の人・・・



そしてそして、

お菓子といえば、映画「マリー・アントワネット」ではパリの「ラデュレ」がお菓子を監修していたことが有名ですが、ラデュレといえばマカロン、それも出てきたんですよ!



時は1660年代、17世紀にはもう現在のマカロンが完成されていたのか・・・!


などなど、
魅力的なものたちに囲まれながらも、ストーリーは権力争いが絶えないため血腥いのですが、興味深かったのは、ルイと弟フィリップと弟妃アンリエットの三角関係です。これが単純なトライアングルではないんです。兄弟が一人の女性を共有しつつ愛していたという、聞くと異常だけど、見ると納得してしまうという・・・しかも兄弟はライバルで、弟の方には男の愛人もいる、というそれってなんでもありですか?な関係に見えるのですけど、私はスーーッとこの3人の感情を受け止めてしまいました。

この昔の伝統があり、フランスの今の家族制度(結婚外でも法的にパートナーと認められる)があるのか、などど納得してしまいました。とは言ってもドラマのは王族、貴族の話なので今の一般人とは違うでしょうか。日本もやんごとなき貴族の世界は愛が溢れていたようですが、それと今の庶民は無関係ですしね。

それと、ルイはそれまでの「すぐに殺されてしまった王」とは別の世界を目指したためか、既成概念にとらわれない部分があり、その一つが当時違法だった女医を実力で認め男装させて王医としておいたことも私のお気に入りです。

まあとにかく側近もスキあらば王を殺して権力を狙っていた時代に、反対を押し切って「ベルサイユ宮殿」を作らせたルイの今後が楽しみですので、早くシーズン2が始まらないかしら!!