Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ひつじのショーン

2015-07-05 21:22:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


映画「ひつじのショーン」を見て来ました。いやああ!おもしろかったです!

Eテレでも放送されていますが、実はそれほどファンというわけではありませんでした。ショーンたち羊はかわいいけど、牧場主と牧羊犬が変な顔だし、それにちょっと見、ショーン達がいかに牧場主と犬を出し抜くかという話です。

飼い主とその犬 対 家畜

それは「パッと見の構図」だったんです。

映画の最初のシーンは回想で、まだショーンが子羊だったころ、牧場主も今は赤毛のてっぺんはもうないんですが、まだフサフサしていた頃、彼がショーンに哺乳瓶でミルクをあげてかわいがっていたんです。その頃の写真がフレームに入れてある(埃をかぶっているけど)。赤ちゃんショーン、若牧場主、若牧羊犬がかわいいのも胸キュンでしたが、そのシーンで、ああ、牧場主と動物達には歴史があって、一人暮らしの彼には家族みたいなものだったんですね。

家族というと、お互い近いので利益や都合でぶつかり合うもの。それに頭のいいショーンはいたずら好きなので、ヒマな牧場暮らしで牧場主や牧羊犬をからかったりするのが楽しみなんです。それが一見対立のヒエラルキーで、愛があるからこそ、やりあって楽しんでいる・・・キャビンプレッシャーみたいなものか(半分冗談)。

85分の劇場版も台詞が一切ないです。それでもしっかりストーリーがわかって、さらに映画などのパロディも盛り込んであるし、音楽がまたスタッフが好きなんだろうな~という懐かしのポップスがいっぱい出て来ます。捕獲された動物達は刑務所の囚人のように柄が悪いのに、飼い主候補の人間が訪れた時は選ばれるのを待って愛想を振りまくのがなぜだかリアルだし、そうだ、映画につきものの悪役もちゃんと出て来る。牧場から大都会に舞台が移るので、SNSもしっかりストーリーに組み込んであって大人も楽しめるんですよ!

音楽リストと動画リンクのページがこちら → 

TVではいつも田舎ですけど、映画にはロンドンとは限らないけど大都会も出て来るので、クレイアニメなのにまぎれもなくイギリスの風景がいっぱいなのも私にとっては懐かしさに胸キュンでした。ダブルデッカー(緑なんですよね。ダブリンは緑だったな)、道路標識、店の看板、チャリティショップ・・・

見終わった後には、すっかりファンになっちゃって、パンフやグッズも買ってしまいました。アニメを作ってくれた人達に還元されますように~

スマホポーチです