Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

パレーズ・エンド テレビ放送

2013-04-28 00:00:00 | パレーズ・エンド


この日のためにWOWOW入会して見ましたよ!
ベネディクト・カンバーバッチ主演「パレーズ・エンド」←これ全部がタイトル!

HBO北米版ポスター

今でこそ日本の雑誌がCumberbatchedなんて海外でも話題になっておりますが、
去年の8月下旬にイギリス放送された時、その直前の週にはクリストファーの顔が雑誌の表紙という表紙に並んだ写真を見たのを覚えております!!想像してください、あなたがキヨスクをふと見ると、各雑誌にクリストファーの顔がズラリと!イギリスのファン・ガールズはそんないい想いもしてたんだわ!

それから8か月、ついに日本のお茶の間に(WOWOWに加入していれば)。
しかもGW初日、土曜の午後に一挙放送です。これはいったい優遇されているのかいないのか。
今月見逃した方、来月再放送がありますので、今から加入しても遅くはありません。
再放送は、5/22(水)~24(金)16:00~ 全3話です。

さて今回、リアタイ鑑賞の皆さんのつぶやきでクリストファーへの愛の他に多かったのが①役者の声を聞いて意味もわかりたいから(吹替えじゃなく)ぜひ字幕放送を②ノーカット版お願いします、の2点でした。

①はただそのとおりなのですが、②はいったいどこでカットされたのでしょうね。日本放送されたのは、一挙放送とは言え、一応全体が3話に分割されたもので、北米版をもとにしています。しかし北米で放送されたものもカットシーン
があったかどうかは私もわかりません。

上のポスターや写真に書いてあるHBOとは、このドラマをBBCと共同制作した北米の会社です。パレーズ・エンドのHPもあり、とてもきれいなのでぜひ一見を!

会議室机にあわない!

しかし、BBC版の1時間×5話に慣れていると、なぜHBOは変な所で切って繋いで3話にしたの?!という思いを抱いたのは私だけじゃないと思います。理由はわからないけど、それでも、このHBOがなければこの高品質のテレビドラマは現実化しなかったと、脚本のトム・ストッパードも何かで(ううう、思い出せないけど)言ってました。製作を進めるにあたり、まだ無名だったベネディクトをアメリカの業界人は「ベネディクトって誰?」と言ったとは有名な話。そして日本版もHBO経由で作られたということは、文句は言えないのです。



あと吹替えで見て思ったのは、カットは残念だけど、うまくわかりやすく作ったのね、ということ。ホントは100年前の英語ってこんな言い回ししたの?って台詞も、すんなり話がわかるように平坦になってた。これはもう、文化やレトリックの違いというハードルがすでにある世界を見ている人が楽しめるよう理解しやすくなってる。それ以上の脚本のニュアンスを知りたい人はもう英語をちまちま解明するしかないのですね。その作業を去年の秋頃やってブログ書いてましたので、ご興味のある方は、カテゴリーParade's Endからどうぞご覧下さい。

クリストファーが笑顔だとほっとするね byばあや


4/29追記
hedgehogさんにご指摘いただきハッと思い出しました。
北米版は、英国版の1&2、3&4をくっつけて、1回目と2回目は2時間ずつ
そして最後は1時間、という全3回の放送だったんでした。
日本も全3話と知った時に北米版をそのままやると思い込んでしまって。
ですので変な切り方したのは日本版です。なんてこった・・・

最新の画像もっと見る

23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (木蓮)
2013-04-28 23:10:04
こんばんは!
Twitterでフォローさせていただいている木蓮です<(_ _)>
CPの訳を読ませていただこうと思ってやってきて、こっちで止まっちゃいました(^^ゞ
一通り読ませていただいて勉強になりました!
しかし、偉いな~!頭が下がります<(_ _)>
今度またCPの記事で寄らせていただきますね。
勝手にトラバっていきます。
返信する
Unknown (しましま(=sofiaandfreya))
2013-04-28 23:48:36
木蓮さま 

コメントありがとうございます!!
そうなんですよね、パレーズエンドで皆様気持ちがいっぱいの日に
なんだってCPの訳をあげるのか?!www すみませんです。
それでパレーズエンドもほおっておけないし、
でも以前に細かいことはゴチャゴチャと書いたので、
すでに知ってる人にしか通じないような不親切な記事になってしまったと
木蓮さんのブログ読ませていただき気づきました!!
あれだとまだ見てない方も「見てみたい」という気になりますね!
すごい数の映画をご覧になっててびっくりしました。
私はひとつ気に入るとチマチマ色々やってしまってww

・・・ツイッターのフォロバをここ数ヶ月してないんです。
でもリストに入れさせていただき、そちらも拝見してます。
TLは情報ハードみたいに利用するのが主で、アカ作った初期には
フォロバをしてしまい情報探すのに私の能力がついていかなくなりまして・・・
これからもよろしくお願いいたします!
返信する
Unknown (しましま(=sofiaandfreya))
2013-04-28 23:56:55
紅薔薇さん

グロービーの木のシーンは、子供と一緒になると無敵ですよね~!
ああいうシーンを何度も見てクリストファーの家を愛する気持ちに
共感するから、木を切られた時には彼の気持ちになってグっとくるのに、
カットされたシーンはホントに残念ですよね・・・
はい、テレビの高画質で見られて、クリストファーがあんなに涙を流していたことに初めて気がつきました。放送ありがたいです!
テレビの契約(WOWOWと版権会社)の世界にどういうことがあったか
いち視聴者には知る由もありませんが、
見られたことだけでも嬉しいのに色々言いたいことも出て来てしまいますね!
あ、過去に書いた記事、細々としつこいですが、おヒマな時にでもwww
返信する
Unknown (hedgehog)
2013-04-29 12:07:07
しましまさん

『パレーズ・エンド』の日本語吹き替え版を観て、「ううむ、ここではこういうことを言ってたのか」という新たな発見(?)が結構あり、ありがたいやら情けないやらでございましたw

でも、あの三部構成は、どうしてああなっちゃったんでしょうね? アメリカでの「Parade's End」の放送を観た方のツイートによると、確かにアメリカは三部構成だったけど、イギリスでの計5話分を、2話×2と1話×1、という形で放送したので、WOWOWで放送された時のように、ヘンな区切りを新たに作ったりはしていなかったようです。

>このHBOがなければこの高品質のテレビドラマは現実化しなかったと、脚本のトム・ストッパードも何かで(ううう、思い出せないけど)言ってました。

「Parade's End」の脚本の序文でも、そのようなことを言ってましたね。HBOには、私も足を向けて寝られません。が、ナイチンゲールの件はカットしないで欲しかったのと、あと、カットの順番が編集されていたような気がするのですが、これは単なる私の記憶違いかもしれず、多少もやもやしています。でも、そのためだけにイギリス版DVDを今さら買うのもなんだしなあ……。

あ、あと、日本語訳に関してもっとも気になっていたのが、例の"pulling the strings of the shower bath"でした。「シャワーの水をかける」で、うまく訳されていたと思います。
返信する
Unknown (sofiaandfreya)
2013-04-29 17:23:19
hedgehogさん

私もです!吹替えはそれはそれでありがたい!
物語がとてもわかりやすいいい訳でしたね~。
最初のシルヴィアの名前を聞いて「知ってるよ」にはなぜか笑ったけどw
軍の場面の英語は辛かったですから~~~
将来、本来の声で違う言語に変換するソフト、誰かに開発してもらいたい!

そうでした!北米での時間配分は私も聞いていたのに忘れてました。
そして先ほどWOWOWのオンデマンドで確認したのですが、
日本版は90分の3話になっていました~~~(涙)
どうしてそんなことができたのか?!
(と文句言えないと書いた舌の根も乾かぬうちに出る文句)
切り方もあんまりだけれど、
60×5=300
90×3=270
と言うことで30分がカットされていることになりますね(涙)
統計局ふうに言えば1割減・・・・ぐううう
あのナイチンゲールの会話があったからこそ、後に
ヴァレンタインがお母さんに言った台詞、
「彼との会話そのものが愛だった」が効いてくるというものですのに(涙)

カットの順番が違うのかどうか、私自信ないです。
英語でもまた見たくなったのでDVD見たら発見できるか・・すら自信ない・・
返信する
Unknown (白猫)
2013-04-29 18:03:47
初めてお邪魔します。
「パレーズ・エンド」見ました。
クリストファーが可哀そうすぎて・・・。
たまたま、ジョン・ル・カレのTTSS読んでたので
五月のバラのように美しくて賢くて育ちのよい不貞な妻
というのが英国ではお決まりなのか?と思ってしまいました。
クリストファーもジョージも風采はパッとしないけれど、仕事は
抜きんでて出来るという共通点もあるから余計に勘違いしそうです。
しかし、30分のカットですか。
日本語版のDVDとか原作の日本語訳、でませんかね・・・。
原作者の唯一日本語訳されている作品「かくも悲しき」読んでみましたが
なぜかしら、近松秋江の「黒髪」を思い出しました。
まったく似てませんのに。
これからもお邪魔させていただきます。
返信する
Unknown (sofiaandfreya)
2013-04-29 21:07:29
白猫さん

初めまして!ようこそいらっしゃいませ。
雑多なブログを読んでくださりホントにありがとうございます。
「パレーズエンド」テレビ放送よかったですね~!
可哀想だけど、ハッピーエンドで終わってくれましたし。
<<五月のバラのように美しくて賢くて育ちのよい不貞な妻
ああ!スマイリーの奥さん!うーむ、シルヴィアといい勝負だったかも知れません。w
ま~こんな女がお決まりだったら、男が男に走るのも納得・・・いえ、ゴホン、ゴホン!
「かくも悲しき」読まれたんですか!!原題Good Soldier ですよね?
すみません「黒髪」はわからなくてコメントできないのですが、
マックス・フォードの一番有名な作品で、過去に映像化もされていると
最近知りました。そちらを見ようと思っていたところです。
パレーズエンドと同じ時代のお話だそうで、興味があります!
ぜひこれからもよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (紅薔薇)
2013-04-30 10:00:19
しましまさん、おはようございます。

ベネさんの涙に弱い紅薔薇でございます~(胸キュン)。
この前、拍手欄からPARADE'S END関連の記事も読ませていただきます、
というような事を書いた気がしますが、実は、それに至る前に
他のカテゴリ記事を次々読ませていただいてて(まだ途中ですが)、
今、突然、「そうだ!PARADE'S ENDの記事を読みに来たんだった」と
我に返り、読み始めて気がつきました。それは、
私はこの記事たちを以前に読んでいる、ということでした。
私のPCのお気に入りに登録してあるのはキャビンプレッシャー記事の部分。
なので、いつもそこから最新記事に移動する、という。
つまり、前にPARADE'S ENDの記事を読んだ時は、どなたのブログか
ちゃんと分かってなかったという申し訳ない話でして(スミマセン!!!)

「ヴァレンタインのお風呂」が目に入った途端、
「あ、これってしましまさんのところだったんだ」と。(ホントにすみません)
そんなこんなで、WOWOW放送時、あのシーン(どのシーン?)で
記事の文章まで思い出しながらの視聴でした。

『妻の入浴姿も直視できずに彼女をまた怒らせた男が、
戦時中に押しかけて来た妻のホテルの部屋で、
彼女が椅子にかけておいたガウンの匂いを嗅ぐシーンがやけにセクシーでした。。。』

↑これです。直視できずに彼女をまた怒らせた男…まったくもう!私だって怒るわ。
ガウンの匂いを嗅ぐシーンがやけにセクシーでした…まさにこの一文が頭に浮かんだのでした。

いろいろ書きたいこといっぱいありますが、あり過ぎて
全部書いていたら迷惑かけそうなので、これにて失礼します。
ブログは隅から隅まで読ませていただくつもりなんです(^^ゞ
ありがとうございます。
返信する
Unknown (しましま(=sofiaandfreya))
2013-04-30 16:34:04
紅薔薇さん、こんにちは。

ベネさんの涙はなぜか「男のくせに女々しいぞ」とちっとも思わないですね。
「か、悲しまないで・・・!!」とこちらも胸が痛くなる・・・
↑やはり、ばあやwww

なんと!前から私のグダグダをお読みいただいていたと・・・?!
そ、それはありがとうございます!
キャビン・プレッシャーの和訳は知りたい方がいらっしゃると思って
ツイッターにお知らせしていたのですが、トップ・ページへのリンクを
貼っていたのでそういう現象になってしまったのですね。
TLはすぐ流れるからリンクからご覧になるのはせいぜい1~2日かと
思っていた私が考えが足りなかったです。
これから記事単体にリンクを貼ることにします。勉強になりました。

パレーズエンドの話題、私の場合はなぜかお風呂にこだわって?!
だってあの小さい風呂桶は衝撃でしたよね?!
ヴァレンタインの期待に胸膨らむ気持ちがあのシーンで伝わってきたし♫
・・で、すみません!
あの色っぽいガウンのシーンで私の文章など思い出させてしまって?!

私のブログには役に立つ情報などあまり載ってなくて
どうでもいい情報と感想ばかりですけど、
お楽しみただけたら嬉しいです。
それで言いたいことはコメントでいくらでも発散してください。
まあ、お気軽に。
これからもよろしくお願いいたしますね。

返信する
Unknown (hedgehog)
2013-05-01 22:18:16
しましまさん

>統計局ふうに言えば1割減・・・・ぐううう

1割減、ぐうう……(でも「統計局ふう」は上手い!)

それから、横レスですが、
白猫さん、

>原作者の唯一日本語訳されている作品「かくも悲しき」読んでみましたが

フォード・マドックス・フォードの日本語訳なら、「五番目の王妃-いかにして宮廷に来りしか-」とその続編「王璽尚書最後の賭け-五番目の王妃 第2巻-」なんてのもあります。ヘンリー8世時代の歴史小説で全3巻なんだけど、現時点では2巻までしか翻訳されてません。あと、短編の童話「空飛ぶお姫さま」が、『黄金の川の王さま』というアンソロジーの中に収録されているみたいですね。

とは言え、私も「かくも悲しい話を」しか読んでませんw だって、ヘンリー8世の話とか子供向けの童話なら、「パレーズ・エンド」とは何の関係もなさそうなんだもの。「空飛ぶお姫さま」という、何故かリヒテンシュタインを彷彿とさせるタイトルには全然違う意味で興味をひかれますが、それはまた別の話。
返信する

コメントを投稿