我家にはよく外国からのお泊まりのお客さんが滞在します。
友人達が来てくれるのは、私にとってもまた楽しい時が過ごせるのですが、
よくブログにも愚痴をこぼすのは、夫の友人の友人というポジションの人達です。
思い出深いのはオーストリアからの夫婦で、2、3日くらいと思っていたら
日本に1ヶ月半くらい滞在する間、地方から東京に戻ったらまた泊まりたいと
いう話にいいよと返事したら2~3週間くらい結局はいた、という件。
ドイツ語圏の人達は、こちらの消極的なYESを100%に受け取るので、
気がついたらこういうことになってしまうのです。
あれ以来私の脳内には「ドイツ語民族注意報」が点滅。
彼らは遠慮というものを知らない!
ま、向こうにしてみれば「いいって言ったのになぜ不機嫌?」なんでしょうけど。
私がこうして時々辛い目にあいながらも友人の友人まで受け入れるのは、
自分も過去に友人の友人にお世話になったことが多々あるからです。
このことを、いつもお邪魔しているYOKOさんのブログを読んで思い出しました w
YOKOさんのは、飛行機で隣に座っただけの人に泊めてもらった経験でしたが、
私のお泊まりで一番強烈な思い出があるのは、友人の元カレの家に泊めてもらったこと。
友人のSちゃんと出会った時、私は約1年のロンドン語学留学(という名の放浪)から
東京に帰っていて、やはりロンドンに数年住んでいたというSちゃんと意気投合。
Sちゃんは在英数年の間クラブ活動の女王だったらしいと紹介してくれた友人が
言ってましたが、そのクラブが「ポジティブ・パンク」「ゴス」と呼ばれる
ハードコアな分野だときいて私はそんなに詳しくなかったので
詳しく突っ込んで聞いていませんでした。が一緒にいると楽しいので
「ロンドンにまた遊びに行こう」となったのでした。
で、めでたく一緒に飛行機に乗ったSちゃんが言うには、
元カレの家に泊まれるかもしれないとのこと。私も一緒でもたぶん大丈夫とも。
元がついても彼氏だった人に会うのに私お邪魔じゃないのかなあと
思いながらも、ありがたい話だ。
この時、1990年、インターネットと携帯電話が存在しない世の中でした。
ヒースローに着いてから元カレに電話したSちゃんはOKとの返事をもらいました。
安心した私達はそのカレのフラットへとスーツケースをゴロゴロ。。。。
そしてフラットについて、まず私達を出迎えたのは、リビングに鎮座していた
「マーク・ボランの巨大書き割り」(上の写真のような顔のアップが私の背丈以上)
むむむ。。。イベントかなにかのPOPか?さすがロンドンだとなぜか感動。
ガウン姿で出てきた元カレのアンディさんに会い、
「この部屋なんだけどいいかな~」と見せられた部屋は、なんと!
2、3畳くらいの物置のようなミニミニサイズ!?
同じ島国でもイギリスの家は総じて日本よりは大きいんだけれど、
なぜか間取りにそういう極端に小さい部屋はよくあるのです!!
そこにシングルサイズのマットレスがあるだけ・・・・・
そこにいくらヤマト民族の小柄な女子とは言え、ふたり寝かせる発想は、
日本にいたらないに違いありません。
でもそこは、パンクの国、トレインスポッティングの国、なんでもあり!
屋根があって荷物を盗まれる心配もないし、
私にいたっては見ず知らずの人に泊めてもらうんだよ!文句言えた義理かい?
「Yes! We are fine!」と返事しましたとも!
で、ちらりと見えるメインベッドルームのでかいダブルベットをチラ見しつつ
ちょっとアンディさんとご挨拶と自己紹介などして、
同居してるらしい今のフランス人の彼女も紹介してもらって、
ふむ、今も外国人の彼女で昔は日本人女子とつきあってたってことは
エキセントリックな女の子が好きなんだな、とSちゃんに後でカレのこときいたら
びっくりしたことには、そのアンディさんは
SAX GANG CHILDRENというバンドのリーダーAndy Sex Gungだったのです。
これが一番有名なヴィジュアルだったと思います
たぶん1番右の人がアンディさん
私はゴス系の音楽はほとんど知らなかったけど、バンド名くらいは知っていた。
メジャー大ヒットしたカルチャークラブのボーイ・ジョージや
ソフト・セルというバンドが大ヒットしたマーク・アーモンドや
マルコム・マクラーレンとも音楽の繋がりがあったミュージシャンです。
どわあ!そりゃ、自宅だからガウンなんて着ちゃってぼーっとしてるけど、
なんか、ちっさい部屋でも泊まらせてくださり、光栄でございますー!
80年代前半の音楽誌、表紙はスージー・スーで、セックス・ギャング・チルドレンの名前も
表紙に見えます。それくらいにはメジャー誌にも出ていた。
で、アンディさんのキッチンで、Sちゃんと私は朝ごはんに、
プリプリしてないので有名なフニャフニャのイギリス・ソーセージや、
ビーンズの缶詰をあっためて食べました。
その時に使ったのが今ではだいぶ少なくなった旧式のクッカーで、
ガス台の上の方にグリル、下には小さいオーブンが2個ついているもの。
これがBBCシャーロックのキッチンにもついているのです。
ベイカー・ストリート221Bのキッチンが映るだび、このクッカーを
見てはアンディさんちを思い出す(他の家にもまだあるけど、初めて
上のグリルでトースト焼いたのがそこだったので印象が深い)のでした。
シングルマットレスに大人ふたりで寝たのはキュウキュウでしたが、
特大マークボランもかわいかったし、レストランに行かなくても
テイク・アウェイ・フード買ってティーを入れてゆっくり食べる家庭が
あるのは幸せなこと。
夫に「~~が◯日に来るんだけどいい?」と言われるたびに
私を泊めてくれたアンディさんを初めとする多くの人の顔を思い出して
「いいよ」と返事するのです。
友人達が来てくれるのは、私にとってもまた楽しい時が過ごせるのですが、
よくブログにも愚痴をこぼすのは、夫の友人の友人というポジションの人達です。
思い出深いのはオーストリアからの夫婦で、2、3日くらいと思っていたら
日本に1ヶ月半くらい滞在する間、地方から東京に戻ったらまた泊まりたいと
いう話にいいよと返事したら2~3週間くらい結局はいた、という件。
ドイツ語圏の人達は、こちらの消極的なYESを100%に受け取るので、
気がついたらこういうことになってしまうのです。
あれ以来私の脳内には「ドイツ語民族注意報」が点滅。
彼らは遠慮というものを知らない!
ま、向こうにしてみれば「いいって言ったのになぜ不機嫌?」なんでしょうけど。
私がこうして時々辛い目にあいながらも友人の友人まで受け入れるのは、
自分も過去に友人の友人にお世話になったことが多々あるからです。
このことを、いつもお邪魔しているYOKOさんのブログを読んで思い出しました w
YOKOさんのは、飛行機で隣に座っただけの人に泊めてもらった経験でしたが、
私のお泊まりで一番強烈な思い出があるのは、友人の元カレの家に泊めてもらったこと。
友人のSちゃんと出会った時、私は約1年のロンドン語学留学(という名の放浪)から
東京に帰っていて、やはりロンドンに数年住んでいたというSちゃんと意気投合。
Sちゃんは在英数年の間クラブ活動の女王だったらしいと紹介してくれた友人が
言ってましたが、そのクラブが「ポジティブ・パンク」「ゴス」と呼ばれる
ハードコアな分野だときいて私はそんなに詳しくなかったので
詳しく突っ込んで聞いていませんでした。が一緒にいると楽しいので
「ロンドンにまた遊びに行こう」となったのでした。
で、めでたく一緒に飛行機に乗ったSちゃんが言うには、
元カレの家に泊まれるかもしれないとのこと。私も一緒でもたぶん大丈夫とも。
元がついても彼氏だった人に会うのに私お邪魔じゃないのかなあと
思いながらも、ありがたい話だ。
この時、1990年、インターネットと携帯電話が存在しない世の中でした。
ヒースローに着いてから元カレに電話したSちゃんはOKとの返事をもらいました。
安心した私達はそのカレのフラットへとスーツケースをゴロゴロ。。。。
そしてフラットについて、まず私達を出迎えたのは、リビングに鎮座していた
「マーク・ボランの巨大書き割り」(上の写真のような顔のアップが私の背丈以上)
むむむ。。。イベントかなにかのPOPか?さすがロンドンだとなぜか感動。
ガウン姿で出てきた元カレのアンディさんに会い、
「この部屋なんだけどいいかな~」と見せられた部屋は、なんと!
2、3畳くらいの物置のようなミニミニサイズ!?
同じ島国でもイギリスの家は総じて日本よりは大きいんだけれど、
なぜか間取りにそういう極端に小さい部屋はよくあるのです!!
そこにシングルサイズのマットレスがあるだけ・・・・・
そこにいくらヤマト民族の小柄な女子とは言え、ふたり寝かせる発想は、
日本にいたらないに違いありません。
でもそこは、パンクの国、トレインスポッティングの国、なんでもあり!
屋根があって荷物を盗まれる心配もないし、
私にいたっては見ず知らずの人に泊めてもらうんだよ!文句言えた義理かい?
「Yes! We are fine!」と返事しましたとも!
で、ちらりと見えるメインベッドルームのでかいダブルベットをチラ見しつつ
ちょっとアンディさんとご挨拶と自己紹介などして、
同居してるらしい今のフランス人の彼女も紹介してもらって、
ふむ、今も外国人の彼女で昔は日本人女子とつきあってたってことは
エキセントリックな女の子が好きなんだな、とSちゃんに後でカレのこときいたら
びっくりしたことには、そのアンディさんは
SAX GANG CHILDRENというバンドのリーダーAndy Sex Gungだったのです。
これが一番有名なヴィジュアルだったと思います
たぶん1番右の人がアンディさん
私はゴス系の音楽はほとんど知らなかったけど、バンド名くらいは知っていた。
メジャー大ヒットしたカルチャークラブのボーイ・ジョージや
ソフト・セルというバンドが大ヒットしたマーク・アーモンドや
マルコム・マクラーレンとも音楽の繋がりがあったミュージシャンです。
どわあ!そりゃ、自宅だからガウンなんて着ちゃってぼーっとしてるけど、
なんか、ちっさい部屋でも泊まらせてくださり、光栄でございますー!
80年代前半の音楽誌、表紙はスージー・スーで、セックス・ギャング・チルドレンの名前も
表紙に見えます。それくらいにはメジャー誌にも出ていた。
で、アンディさんのキッチンで、Sちゃんと私は朝ごはんに、
プリプリしてないので有名なフニャフニャのイギリス・ソーセージや、
ビーンズの缶詰をあっためて食べました。
その時に使ったのが今ではだいぶ少なくなった旧式のクッカーで、
ガス台の上の方にグリル、下には小さいオーブンが2個ついているもの。
これがBBCシャーロックのキッチンにもついているのです。
ベイカー・ストリート221Bのキッチンが映るだび、このクッカーを
見てはアンディさんちを思い出す(他の家にもまだあるけど、初めて
上のグリルでトースト焼いたのがそこだったので印象が深い)のでした。
シングルマットレスに大人ふたりで寝たのはキュウキュウでしたが、
特大マークボランもかわいかったし、レストランに行かなくても
テイク・アウェイ・フード買ってティーを入れてゆっくり食べる家庭が
あるのは幸せなこと。
夫に「~~が◯日に来るんだけどいい?」と言われるたびに
私を泊めてくれたアンディさんを初めとする多くの人の顔を思い出して
「いいよ」と返事するのです。
せまーいお部屋には1週間くらいいたかな。。。
そこだけでなく、ロンドンではゲストルームがないフラットでも皆、例の「ライロ」(!)でキッチンとか玄関ホールに寝かせてくれたんですよね。
そうそう、若さの特権かと思ってたら、私がロンドンに住んでた時うちの夫の両親は、狭いフラットのリビングに泊まって大変でした。私が。
恩を受けても広い心で同じように人にしてあげるのは難しいもんです。
少しずつ過去記事も読ませていただいています。
しましまさんってお洋服作られる方なのですね!尊敬します。
あこがれます。わたしは不器用で、お裁縫や編み物などぜんぜんダメで・・・
さてさて、お泊り!
面白い体験されたんですね~。
その狭いところに何日くらい滞在されたのでしょうか?
まさしく異文化体験ですよね!
有名な方で、また二度びっくりでしたね!!
そういう体験は、年齢を重ねるとなかなかできないものですね。
若さの特権みたいな。
私もしましまさんを見習って、自分が受けた恩を忘れず、広い心でゲストを迎えようと思いました~~。