Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

主任モースが見られた

2014-11-15 14:06:00 | モース&ショーン・エヴァンズ


主任モースのドラマと本は、どちらも4作くらい見て読んだ後、机に本を積んだままになっていました。
ふと調べたいことがあり、Wikiのモースのページを見ていたら、「Granada International’s Official Inspector Morse website」というリンクがありました。飛んでみたところイギリスのモース放送局であるitvのplayerに直結してまして、現在22エピソードも見られることがわかって興奮しております。

本来はイギリス国内オンリーのplayerですので、VPNサービスの利用者の方に限ってしまいますが、どうやらitvはちょうど再放送が終わったところで、今現在はシリーズ3のエピ2からシリーズ12(最終エピ)までを見られます。

古い順から見られなくなってしまうので、昨日からさっそく見始めました。

主任モースは英語のみのDVDでしたら完全版の廉価判も出ており、お値段はなんと英密林ならば25ポンドと本当に廉価なのですが、円盤が18枚もあるので物理的に受け取り保存するのに躊躇しておりましたので、このチャンスにシリーズ3から最後まで見たいものです。ナントカ出版社の英語の教材に「英語マラソン」というのがありましたが、家でPCの前にジーーーっと座りながら完走を目指す、期限があるからこそ仕方なく挑むようなマラソンです。

でも画質がなかなかきれいで、以前見た時よりも、モースもルイスも魅力的だし、シャーロック以来ポロポロと拾ってきた英語表現が役に立ってます。(hear from the horse’s mouth=信頼できる筋から聞く、とかHarrovian=ハーロウ校卒業生とかでてきますよ)とかルイスのおかげで階級や出身の話題も理解しやすいです。中上流階級、そしてオックスフォード大学内の閉鎖的な世界の愛憎が原因で起こる事件は、現実の私たちには見ることのない学内やお屋敷の中を見たような気になれます。

大学に入学すれば別ですけれども、私たちの大部分がイギリスに行ってもそういうところには縁はありません。それをコレッジの入り口にある「visiterは入れません」というサインで思い出させられます。イギリスの人口の大部分を占めるのが労働者階級なのに、なぜこのドラマが高視聴率を出しているのか。それはダウントンアビーと同じように、みんな華麗なる伝統の世界に実は興味深々なのですね!

新米モースが仕事で大学時代の友人(先生になっていた)に会った時、「警察?」と蔑まれたような反応が返ってきたんです。その時はピンと来てなかったんですけれども、一流大学はその閉ざされた中上流の世界へのパスポートなのに、なんとなくヤクザな肉体労働っぽい警官になるなんてもの好きは滅多にいないんですね。俳優になる人はけっこう多いのにね。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しましまさん (riek)
2014-11-15 19:18:22
こんにちは。モースマラソン、なかなかやりがいがありますよね。AXNミステリーでもまた再放送をやるので、気に入ったエピはまた見返してみようと思います。終わってルイスも気に入ったらぜひ『ルイス警部』もよろしくお願いします♪

>なぜこのドラマが高視聴率を出しているのか。それはダウントンアビーと同じように、みんな華麗なる伝統の世界に実は興味深々なのですね!

ポン!(膝を打つ音)実は観てると結構辛いエピソードが多いしモースも好き嫌いが分かれそうなキャラなのに、なぜイギリスでこんなに人気があるんだろう?と思っていたんです。しましまさんの意見がとても腑に落ちました。労働者階級のルイスを配置して対比させているのも非常にうまいですよね。そうか、だからルイスも人気なのか!(笑)彼を通じて視聴者はモースの世界に入っていくのでしょう。

イギリスの刑事ドラマ観てると、上流の人間が「警官ふぜいが」みたいな態度をあからさまに出すときがあって、悲しくなるときがあります。みなさんのために働いているのにね。
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riekさん (sofiaandfreya)
2014-11-16 22:43:40
は~い、ルイスのかわいさもジワジワ来てます。
今まで動画サイトでしか見たことなかったので画質が悪かったのだと
itvplayerを見てわかりました。よく見えるとかわいさも、
舞台の華麗さも倍増で、こんなに面白かったのか?!と目から鱗でした。

そうそう、ルイスがあの世界にいると我々一般の民はほっとしますよね。
モースとルイスの掛け合いも笑えて楽しいし。
変わり者のホームズと読者の間にワトソンがいて読者へわかりやすく
事件を案内するのに似てますね。

マラソン頑張れたら、まだ見てないシリーズ1~2はDVDで買ってもいいかな
と思っています。その次にルイスに届くのはいつになるのか・・・
長生きしなくては!
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紅さん (sofiaandfreya)
2014-11-16 23:12:26
あ、そうなんです!新米と主任をタイムトラベルしてます(笑)

いやいや、お気持ち、すご~~~くわかるんですよ!
実は私も顔が・・・「なんでこのおじさんが主役なのだ」と思ってました。
それで1話分見た後ブランクがあり、でも新米モースの方がアクセルとなって
原作のあるドラマだからちょっと読んでみようと1冊読んだら、
これが面白くてですね、モースの思考(推理以外)に感情移入できてしまったのです!おかげで私の中身はやはり「おじさん」なのだと確信してしまいましたが・・・内面に共感できると顔は慣れました。

英語で見るのも音声だけだとモースは辛いです。
シャーロックや新米モースみたいにエピ数が少ないと、
まず音声だけで映像に集中して見るんですね。
貴重な第一印象って1回しか味わえないので字幕読みたくないので。
そして2回目に英語字幕を出してやっと細部がわかる感じです。
でもこのitvplayerで見るモースは、1日1エピずつ消えてしまうので
2回見る余裕がなく最初から字幕出してみています。
やっと最近になって初見で字幕見ながら(読みながら、じゃないところがポイントです!読みきれないので、見るだけ。知らない単語も調べない)
ストーリーを追うことに慣れてきました。

英語の勉強のためには、聞くだけでなく、もし入手できるなら
台本を読むと絶対に力がつくと思います。対訳があればベストです。
あ、そういう意味で英語字幕を何度も理解できるまで読むもの効果があるのか!好きな映画かドラマでやるといいですよ。

ドラマって「意味ありげな反応」というのが大事ですよね~
台詞もストレートな発言ってほとんどなくて
やはり演技で語るのをこちらが読み取って脚本や監督の意図を受け取るものなんだと、ドラマを見始めて2年以上かかってやっとわかりました!
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